WO2006070462A1 - タグ抽出装置、タグ抽出方法およびタグ抽出プログラム - Google Patents
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Abstract
各RFIDタグ(101~1010)に記憶された情報の読み取りを制御し、情報が読み取られたRFIDタグ(101~1010)に係る位置情報に基づいて、情報が読み取られたRFIDタグ(101~1010)が集まっている位置の判定をおこない、その位置に係る情報に基づいて、利用する情報を記憶したRFIDタグ(103~1010)を抽出することにより、通信電波の反射や回り込み現象により読み取られたRFIDタグ(101,102)の不要な情報を除外し、RFIDタグ(103~1010)から必要な情報を読み取る処理を効率的に実行する。
Description
明 細 書
タグ抽出装置、タグ抽出方法およびタグ抽出プログラム
技術分野
[0001] 本発明は、複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出装置、タグ 抽出方法およびタグ抽出プログラムに関し、特に、 RFIDタグ力も必要な情報を読み 取る処理を効率的に実行することができるタグ抽出装置、タグ抽出方法およびタグ抽 出プログラムに関する。 背景技術
[0002] 近年、 RFID (Radio Frequency Identification)タグの商品化が進み、物流の分野 などにぉ 、て、 RFIDタグが次第に普及し始めてきて 、る。
[0003] RFIDタグは、 ICタグとも呼ばれ、種々のデータを記憶するとともに、 RFIDタグに対 するデータの読み込みや書き込みをおこなうリーダ ·ライタとの間で電波通信をおこな
[0004] このような RFIDタグを利用した技術として、図 14に示されるように、荷物を入出庫 するラック 1に RFIDタグ 2— 2 を取り付け、リーダ ·ライタ 3がその RFIDタグ 2— 2 と
1 16 1 16 通信をおこなうことにより、所定の荷物が入出庫するラック 1の位置を検出する技術が ある (たとえば、特許文献 1を参照。 ) o
[0005] また、 RFIDタグを有する容器を収容する複数の収容部に、 RFIDタグに記憶され た情報を読み取るリーダ ·ライタを備え、容器が収容された場合に、 RFIDタグ力ゝら情 報を読み取る技術などがある (たとえば、特許文献 2を参照。 ) 0
[0006] 特許文献 1:特開 2001— 116583号公報
特許文献 2 :特開 2004-271299号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] し力しながら、上述した従来技術では、 RFIDタグ力も情報を読み取る場合に、必要 な情報を読み取る処理を効率的に実行することが難しいという問題があった。
[0008] すなわち、 RFIDタグ力も情報を読み取る場合には、通信電波の反射や回り込み現
象が発生することがあり、本来読み取りたい情報とは異なる情報を読み取って、その 情報を採用してしまうという危険性があった。
[0009] 特に、 2. 45GHz帯や UHF帯の通信電波を利用する RFIDタグの場合には、通信 距離が大き 、ことから、情報を読み取りた 、RFIDタグとは異なる RFIDタグ力 情報 を読み取ってしまう場合があった。
[0010] また、 RFIDタグに故障が発生すると、 RFIDタグ力も情報を読み取ることができなく なるが、リーダ'ライタ側では、それが RFIDタグの故障によるものなの力、それとも、 何らかの電波障害により読み取ることができないのかを判定することができず、必要 な情報を読み取ろうとして無駄に読み取り処理を繰り返す可能性があった。
[0011] そのため、リーダ'ライタが RFIDタグ力も必要な情報を読み取る処理をいかに効率 的に実行することができるかが重要な問題となってきている。
[0012] 本発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、上記課題を解決するために なされたものであって、 RFIDタグ力 必要な情報を読み取る処理を効率的に実行す ることができるタグ抽出装置、タグ抽出方法およびタグ抽出プログラムを提供すること を目的とする。
課題を解決するための手段
[0013] 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の RFIDタグのう ち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出装置であって、 RFIDタグに係る位置情報が 各 RFIDタグに記憶されて 、る場合に、 RFIDタグに記憶された位置情報の読み取り を制御する情報読取制御手段と、前記情報読取制御手段により読み取られた位置 情報に基づ 、て、位置情報が読み取られた RFIDタグが集まって 、る位置の判定を おこなう位置判定手段と、前記位置判定手段により判定された位置に係る情報に基 づいて、利用する情報を記憶した RFIDタグを抽出するタグ抽出手段と、を備えたこと を特徴とする。
[0014] また、本発明は、上記発明において、前記位置判定手段は、前記情報読取制御手 段により位置情報が読み取られた各 RFIDタグの重心位置を算出することにより、位 置情報が読み取られた RFIDタグが集まっている位置の判定をおこなうことを特徴と する。
[0015] また、本発明は、上記発明において、前記位置判定手段は、前記情報読取制御手 段により位置情報が読み取られた RFIDタグの隣接関係に基づ 、て、前記 RFIDタグ に係る位置情報に重み付けをおこな 、、重み付けがなされた位置情報に基づ 、て重 心位置を算出することを特徴とする。
[0016] また、本発明は、上記発明において、前記位置判定手段は、前記情報読取制御手 段により位置情報が読み取られた RFIDタグにおいて、所定の方向に沿って互いに 隣接する RFIDタグがある場合には、所定の初期値力も次第に増加する数値を各 RF IDタグに方向ごとに割り当て、所定の方向に沿って互いに隣接する RFIDタグがな ヽ 場合には、当該 RFIDタグに前記初期値を方向ごとに割り当て、各 RFIDタグに割り 当てられた各方向に対応する数値のうち、最小の数値を前記 RFIDタグに係る位置 情報の重みとして設定することにより重み付けをおこなうことを特徴とする。
[0017] また、本発明は、上記発明において、前記位置判定手段は、前記情報読取制御手 段により位置情報が読み取られた RFIDタグに係る位置情報の重みを当該 RFIDタ グに隣接する RFIDタグの数に基づいて決定することを特徴とする。
[0018] また、本発明は、複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出装置 であって、 RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されている場合に、複数 の RFIDタグに記憶された位置情報の読み取りを制御する情報読取制御手段と、前 記情報読取制御手段により読み取られた位置情報に基づいて、位置情報が読み取 られた RFIDタグに挟まれる位置にあり、かつ、位置情報を読み取ることができなかつ た RFIDタグを故障した RFIDタグとして抽出するタグ抽出手段と、を備えたことを特 徴とする。
[0019] また、本発明は、複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出装置 であって、異なるアンテナの位置にぉ 、てそれぞれおこなわれる複数の RFIDタグに 記憶された情報の読み取りを制御する情報読取制御手段と、前記情報読取制御手 段により各 RFIDタグに記憶された情報をアンテナの各位置において読み取ることが できたか否かの情報を記憶する読取成否記憶手段と、前記読取成否記憶手段に記 憶された情報に基づ 、て、利用する情報を記憶した RFIDタグを抽出するタグ抽出 手段と、を備えたことを特徴とする。
[0020] また、本発明は、上記発明において、前記タグ抽出手段は、異なるアンテナの位置 にお 、てそれぞれおこなわれた RFIDタグ力 の情報読み取りの成功度合 、が所定 のレベル以上であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて、当該 RFIDタグを利 用する情報を記憶した RFIDタグとして抽出することを特徴とする。
[0021] また、本発明は、複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出方法 であって、 RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されている場合に、各 RF IDタグに記憶された位置情報の読み取りを制御する情報読取制御工程と、前記情 報読取制御工程により読み取られた位置情報に基づいて、位置情報が読み取られ た RFIDタグが集まって 、る位置の判定をおこなう位置判定工程と、前記位置判定ェ 程により判定された位置に係る情報に基づ 、て、利用する情報を記憶した RFIDタグ を抽出するタグ抽出工程と、を含んだことを特徴とする。
[0022] また、本発明は、複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出プロ グラムであって、 RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されて 、る場合に、 各 RFIDタグに記憶された位置情報の読み取りを制御する情報読取制御手順と、前 記情報読取制御手順により読み取られた位置情報に基づ!、て、位置情報が読み取 られた RFIDタグが集まって 、る位置の判定をおこなう位置判定手順と、前記位置判 定手順により判定された位置に係る情報に基づ 、て、利用する情報を記憶した RFI Dタグを抽出するタグ抽出手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。 発明の効果
[0023] 本発明によれば、 RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されて 、る場合 に、 RFIDタグに記憶された位置情報の読み取りを制御し、読み取られた位置情報に 基づ 、て、位置情報が読み取られた RFIDタグが集まって 、る位置の判定をおこな い、判定された位置に係る情報に基づいて、利用する情報を記憶した RFIDタグを抽 出することとしたので、通信電波の反射や回り込み現象により読み取られた RFIDタ グの不要な情報を除外し、 RFIDタグ力 必要な情報を読み取る処理を効率的に実 行することができると 、う効果を奏する。
[0024] また、本発明によれば、位置情報が読み取られた各 RFIDタグの重心位置を算出 することにより、位置情報が読み取られた RFIDタグが集まって 、る位置の判定をお
こなうこととしたので、重心位置を求めることにより通信電波の反射や回り込み現象に より読み取られた RFIDタグの不要な情報を除外し、 RFIDタグ力 必要な情報を読 み取る処理を効率的に実行することができるという効果を奏する。
[0025] また、本発明によれば、位置情報が読み取られた RFIDタグの隣接関係に基づ ヽ て、 RFIDタグに係る位置情報に重み付けをおこない、重み付けがなされた位置情報 に基づ!/、て重心位置を算出することとしたので、位置情報が読み取られた RFIDタグ が集まっている位置をより的確に判定することができるという効果を奏する。
[0026] また、本発明によれば、位置情報が読み取られた RFIDタグにぉ 、て、所定の方向 に沿って互いに隣接する RFIDタグがある場合には、所定の初期値から次第に増加 する数値を各 RFIDタグに方向ごとに割り当て、所定の方向に沿って互いに隣接する RFIDタグがない場合には、当該 RFIDタグに初期値を方向ごとに割り当て、各 RFI Dタグに割り当てられた各方向に対応する数値のうち、最小の数値を RFIDタグに係 る位置情報の重みとして設定することにより重み付けをおこなうこととしたので、 RFID タグに係る位置情報の重みを適切に割り当てることができ、位置情報が読み取られた RFIDタグが集まっている位置をより的確に判定することができるという効果を奏する
[0027] また、本発明によれば、位置情報が読み取られた RFIDタグに係る位置情報の重 みを当該 RFIDタグに隣接する RFIDタグの数に基づ 、て決定することとしたので、 R FIDタグに係る位置情報の重みを適切に割り当てることができ、位置情報が読み取ら れた RFIDタグが集まっている位置をより的確に判定することができるという効果を奏 する。
[0028] また、本発明によれば、 RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されて ヽ る場合に、複数の RFIDタグに記憶された位置情報の読み取りを制御し、読み取られ た位置情報に基づ 、て、位置情報が読み取られた RFIDタグに挟まれる位置にあり、 かつ、位置情報を読み取ることができなかった RFIDタグを故障した RFIDタグとして 抽出することとしたので、故障した RFIDタグを検出することにより、必要な情報を読 み取ろうとして無駄に読み取り処理を繰り返すことを防止し、情報の読み取り処理の 効率ィ匕を図ることができるという効果を奏する。
[0029] また、本発明によれば、異なるアンテナの位置にぉ 、てそれぞれおこなわれる複数 の RFIDタグに記憶された情報の読み取りを制御し、各 RFIDタグに記憶された情報 をアンテナの各位置にぉ 、て読み取ることができたか否かの情報を記憶し、記憶した 情報に基づいて、利用する情報を記憶した RFIDタグを抽出することとしたので、通 信電波の反射により読み取られた RFIDタグの不要な情報を除外し、 RFIDタグから 必要な情報を読み取る処理を効率的に実行することができるという効果を奏する。
[0030] また、本発明によれば、異なるアンテナの位置にぉ 、てそれぞれおこなわれた RFI Dタグからの情報読み取りの成功度合いが所定のレベル以上である力否かを判定し 、その判定結果に基づいて、当該 RFIDタグを利用する情報を記憶した RFIDタグと して抽出することとしたので、電波通信の実際の環境に合わせて RFIDタグの抽出処 理の信頼度を調整することができ、 RFIDタグ力 必要な情報を読み取る処理を効率 的に実行することができるという効果を奏する。
図面の簡単な説明
[0031] [図 1]図 1は、実施例 1に係るタグ抽出処理について説明する説明図である。
[図 2]図 2は、実施例 1に係るタグ抽出装置 40の機能構成を示す図である。
[図 3]図 3は、実施例 1に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。
[図 4]図 4は、実施例 1の変形例における重心位置の算出につ 、て説明する図である
[図 5]図 5は、実施例 1の変形例に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチヤ一 トである。
[図 6]図 6は、実施例 2に係るタグ抽出処理について説明する説明図である。
[図 7]図 7は、実施例 2に係るタグ抽出装置 80の機能構成を示す図である。
[図 8]図 8は、実施例 2に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。
[図 9]図 9は、実施例 3に係るタグ抽出処理について説明する説明図である。
[図 10]図 10は、実施例 3に係るタグ抽出装置 140の機能構成を示す図である。
[図 11]図 11は、図 10に示した読取成否情報 144bの一例を示す図である。
[図 12]図 12は、実施例 3に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチャートである
[図 13]図 13は、図 2、図 7または図 10に示したタグ抽出装置 40, 80, 140となるコン ピュータのハードウェア構成を示す図である。
[図 14]図 14は、 RFIDタグ 2— 2 を用いて所定の荷物を入出庫するラック 1の位置を
1 16
検出する従来技術を説明する図である。
符号の説明
1 ラック
11, 12 重心位置
2— 2 , 10— 10, 20一 20 , 50, 60一 60 , 100a— 100c, 120一 120
1 16 1 10 1 n 1 n ' I n
RFIDタグ
21一 21 , 61一 61 , 121一 121 タグ位置情報
3, 30, 70, 130 リーダ'ライタ
40, 80, 140 タグ抽出装置
41, 81, 141 入力部
42, 82, 142 表示部
43, 83, 143 リーダ ·ライタ制御部
44, 85, 144 S己' 1
44a, 85a, 144a タグ位置情報
44b, 85c, 144c 荷物入出庫情報
45, 45' , 86, 146 重心判定部
46, 87, 147 タグ抽出部
47, 88, 148 入出庫管理部
48, 89, 149 制御部
84 故障タグ抽出部
85b 故障タグ情報
90 アンテナ
110 金属面
144b 読取成否情報
145 直接電波読取タグ抽出部
発明を実施するための最良の形態
[0033] 以下に、本発明に係るタグ抽出装置、タグ抽出方法およびタグ抽出プログラムの実 施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定さ れるものではない。
実施例 1
[0034] まず、実施例 1に係るタグ抽出処理について説明する。図 1は、実施例 1に係るタグ 抽出処理について説明する説明図である。このタグ抽出処理では、電波の反射や回 り込み現象により、リーダ'ライタが読み取り対象外の RFIDタグ力も情報を読み取つ た場合にその情報を除外し、読み取り対象である RFIDタグ力 読み取った情報を抽 出する。
[0035] 電波の反射や回り込み現象により情報を読み取った RFIDタグの位置は、リーダ'ラ イタの正面近くの RFIDタグの位置力 離れており、また、個数も少ないことが予測さ れる。
[0036] このタグ抽出処理では、この特徴を利用して、情報を読み取った RFIDタグが集ま つて 、る位置がどこであるかの判定をおこな 、、 RFIDタグが集まって!/、る位置力 外 れた位置にある RFIDタグを、電波の反射や回り込み現象により情報を読み取った R FIDタグとして除外するとともに、 RFIDタグが集まっている部分にある RFIDタグの中 カゝら情報を利用する RFIDタグを抽出する。
[0037] 具体的には、このタグ抽出処理では、 RFIDタグの重心の位置を RFIDタグが集ま つている部分の位置として算出し、重心の位置に最も近い RFIDタグを、情報を利用 する RFIDタグとして抽出する。
[0038] 図 1には、リーダ'ライタにより情報が読み取られた RFIDタグ 10— 10 の位置が示
1 10 されている。ここで、 RFIDタグ 10 , 10は、電波の反射や回り込み現象の発生により
1 2
情報が読み取られた RFIDタグである。
[0039] なお、 RFIDタグ 10— 10 の位置情報は、各 RFIDタグ 10— 10 にあらかじめ記
1 10 1 10
憶されている。そして、リーダ'ライタがその位置情報を読み取ることにより、各 RFID タグ 10— 10 の位置が判明する。
1 10
[0040] このタグ抽出処理では、以下の式に基づいて RFIDタグ 10— 10 の重心位置 11
を算出する。
X =∑WX/∑W . . . (式 1)
C i i i
Y =∑WY/∑W . . . (式 2)
C i i i
[0041] ここで、 Xおよび Yは、 RFIDタグの重心位置 11の X座標および Y座標である。 X
C C i および Yは、 i番目の RFIDタグの X座標および Y座標である。 Wは、 i番目の RFIDタ グに割り当てられた重みである。
[0042] この重み Wは、以下のようにして算出される。まず、 X軸順方向、 X軸逆方向、 Y軸 順方向、 Y軸逆方向ごとに、各 RFIDタグ 10— 10 に 4つの値 W、 W 、 W、 W
1 10 Xi X i Yi Y i をそれぞれ割り当てる。
[0043] たとえば、 X軸順方向について考えてみると、 X軸順方向に RFIDタグ 10— 10 が
1 10 他の RFIDタグ 10 10 と隣接している場合には、各 RFIDタグ 10 10 の W に
1 10 1 10 Xi 対して X軸順方向に初期値「1」から 1ずつ増加する値を設定する。
[0044] X軸順方向に RFIDタグ 10— 10 が他の RFIDタグ 10— 10 と隣接することなぐ
1 10 1 10
孤立して存在している場合には、 W に対して初期値「1」を設定する。
Xi
[0045] 図 1の場合には、たとえば、各 RFIDタグ 10, 10, 10, 10 の W は、それぞれ「1
3 5 9 10 Xi
」、 「2」、 「3」、 「4」となる。また、孤立している RFIDタグ 10, 10の W は、「1」となる
1 2 Xi
[0046] また、 X軸逆方向について考えてみると、 X軸逆方向に RFIDタグ 10 10 が他の
1 10
RFIDタグ 10 10 と隣接している場合には、各 RFIDタグ 10 10 の W に対し
1 10 1 10 XRi て X軸逆方向に初期値「1」から 1ずつ増加する値を設定する。
[0047] X軸逆方向に RFIDタグ 10— 10 が他の RFIDタグ 10— 10 と隣接することなぐ
1 10 1 10
孤立して存在している場合には、 W に対して初期値「1」を設定する。
XRi
[0048] 図 1の場合には、たとえば、各 RFIDタグ 10, 10, 10, 10 の W は、それぞれ「
3 5 9 10 XRi
4」、 「3」、 「2」、 「1」となる。また、孤立している RFIDタグ 10, 10の W は、「1」とな
1 2 XRi る。
[0049] 続いて、 Y軸順方向について考えてみると、 Y軸順方向に RFIDタグ 10— 10 力 S
1 10 他の RFIDタグ 10 10 と隣接している場合には、各 RFIDタグ 10 10 の W に
1 10 1 10 Yi 対して Y軸順方向に初期値「1」から 1ずつ増加する値を設定する。
[0050] Y軸順方向に RFIDタグ 10— 10 が他の RFIDタグ 10— 10 と隣接することなく、
1 10 1 10
孤立して存在している場合には、 W に対して初期値「1」を設定する。
Yi
[0051] 図 1の場合には、たとえば、各 RFIDタグ 10, 10, 10の Wは、それぞれ「1」、「2
4 5 6 Yi
」、「3」となる。また、孤立している RFIDタグ 10, 10の Wは、「1」となる。
1 2 Yi
[0052] また、 Y軸逆方向について考えてみると、 Y軸逆方向に RFIDタグ 10 10 が他の
1 10
RFIDタグ 10 10 と隣接している場合には、各 RFIDタグ 10 10 の W に対し
1 10 1 10 Y i て Y軸逆方向に初期値「 1」から 1ずつ増加する値を設定する。
[0053] Y軸逆方向に RFIDタグ 10— 10 が他の RFIDタグ 10— 10 と隣接することなく、
1 10 1 10
孤立して存在している場合には、 W に対して初期値「1」を設定する。
YRi
[0054] 図 1の場合には、たとえば、各 RFIDタグ 10, 10, 10の W は、それぞれ「3」、「2
4 5 6 YRi
」、「1」となる。また、孤立している RFIDタグ 10, 10の W は、「1」となる。
1 2 YRi
[0055] そして、各 RFIDタグ 10 10 の重み Wは、以下の式により算出される。
1 10 i
W =min(W , W , W , W ) … (式 3)
i Xi X i Yi YRi
[0056] ここで、 min(W , W , W , W )は、 W 、 W 、W 、W の値のうちの最小値を
Xi XRi Yi YRi Xi XRi Yi YRi
意味する。
[0057] これにより、各 RFIDタグ 10— 10 の重み Wは、図 1に示したように、それぞれ「1」
1 10 i
、「1」、「1」、「1」、「2」、「1」、「1」、「2」、「1」、「1」に設定される。
[0058] RFIDタグ 10— 10 の重心位置 11が算出されると、重心位置 11に最も近い RFID
1 10
タグ 10が利用する情報を記憶した RFIDタグとして抽出され、電波の反射や回り込
5
み現象により読み取られた RFIDタグ 10 , 10の情報は除外される。このようにして、
1 2
RFIDタグ 10— 10 力 必要な情報を読み取る処理を効率的に実行することができ
1 10
る。
[0059] なお、ここでは、 RFIDタグ 10— 10 が他の RFIDタグ 10— 10 と隣接している場
1 10 1 10
合に、各 RFIDタグ 10— 10 の W 、W 、W 、W に対して初期値「1」から 1ずつ
1 10 Xi XRi Yi YRi
増加する値を割り当てることとしたが、これに限定されず、「1」、「2」、「22」、「23」、… など非線形に増加する値を割り当てることとしてもよ 、。
[0060] これにより、 RFIDタグ 10— 10 が密集している部分の重みを増加させ、より密集
1 10
部分に近い RFIDタグ 10— 10 を抽出することができるようになる。
[0061] つぎに、本実施例 1に係るタグ抽出装置の機能構成について説明する。図 2は、実 施例 1に係るタグ抽出装置 40の機能構成を示す図である。図 2に示すように、このタ グ抽出装置 40は、リーダ'ライタ 30に接続されている。
[0062] リーダ'ライタ 30は、アンテナを内蔵しており、 RFIDタグ 20— 20との間で電波通
1 n
信をおこない、 RFIDタグ 20— 20に記憶された情報を読み取る装置である。
1 n
[0063] 具体的には、リーダ ·ライタ 30は、 RFIDタグ 20 20力 RFIDタグ 20 20に記
1 n 1 n 憶されたタグ位置情報 21— 21を読み取る。タグ位置情報 21— 21は、各 RFIDタ
1 n 1 n
グ 20— 20が取り付けられた位置 (たとえば、 2次元直交座標における座標位置)の
1 n
情報である。
[0064] タグ抽出装置 40は、リーダ ·ライタ 30が装備されたフォークリフトなどに設置される 装置であり、荷物の入出庫をおこなうラックに RFIDタグ 20— 20が取り付けられてい
1 n
るような場合に、 RFIDタグ 20— 20に記憶されたタグ位置情報 21— 21を読み取
1 n 1 n つて、荷物を入出庫するラックか否かを確認する処理などをおこなう。
[0065] また、このタグ抽出装置 40は、リーダ'ライタ 30の正面近くにある RFIDタグ 20— 2
1
0力も情報を読み取るだけでなぐ電波の反射や回り込み現象により、リーダ'ライタ 3 0から離れた位置にある読み取り対象外の RFIDタグ 20— 20から情報を読み取つ
1 n
た場合に、読み取り対象外の RFIDタグ 20— 20から読み取った情報を除外する。
1 n
[0066] このタグ抽出装置 40は、入力部 41、表示部 42、リーダ ·ライタ制御部 43、記憶部 4 4、重心判定部 45、タグ抽出部 46、入出庫管理部 47および制御部 48を有する。
[0067] 入力部 41は、キーボードやボタン、スィッチなどの入力デバイスである。表示部 42 は、ディスプレイ装置などの表示デバイスである。リーダ'ライタ制御部 43は、リーダ' ライタ 30が RFIDタグ 20— 20との間でおこなう電波通信を制御する。
1 n
[0068] 具体的には、リーダ ·ライタ制御部 43は、リーダ ·ライタ 30が RFIDタグ 20— 20に
1 n 対して通信電波を送信するよう要求したり、通信電波の強度を制御したりする。
[0069] 記憶部 44は、ハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部 44は、タ グ位置情報 44aおよび荷物入出庫情報 44bを記憶している。
[0070] タグ位置情報 44aは、 RFIDタグ 20— 20力も読み取ったタグ位置情報 21— 21
1 n 1 n を記憶したものである。荷物入出庫情報 44bは、荷物を入出庫するラックの情報や、
荷物を入出庫した場合の日時の情報など、荷物の入出庫に係る情報を記憶したもの である。
[0071] 重心判定部 45は、図 1を用いて説明したように、式 1、式 2および式 3を用いて、各 RFIDタグ 20— 20の重心位置を判定する処理をおこなう。
1 n
[0072] タグ抽出部 46は、重心判定部 45により判定された重心位置に最も近 ヽ RFIDタグ 20一 20を、情報を利用する RFIDタグとして抽出し、電波の反射や回り込み現象に
1 n
より読み取られた RFIDタグ 20— 20を除外する。
1 n
[0073] 入出庫管理部 47は、タグ抽出部 46により抽出された RFIDタグ 20— 20のタグ位
1 n
置情報 21— 21に基づいて、リーダ'ライタの正面近くにあるラックが荷物を入出庫
1 n
するラックであるか否かを判定する処理などをおこなう。また、入出庫管理部 47は、 荷物の入出庫作業に係る情報を荷物入出庫情報 44bとして記憶部 44に記憶する処 理をおこなう。
[0074] 制御部 48は、タグ抽出装置 40を全体制御する制御部であり、各機能部間のデータ の授受を司る。
[0075] つぎに、本実施例 1に係るタグ抽出処理の処理手順について説明する。図 3は、実 施例 1に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。
[0076] 図 3に示すように、まず、タグ抽出装置 40のリーダ'ライタ制御部 43は、リーダ'ライ タ 30を制御して、荷物を入出庫する各ラックに取り付けられた RFIDタグ 20— 20か
1 n らタグ位置情報 21— 21を読み取る(ステップ S101)。
1 n
[0077] そして、重心判定部 45は、図 1において説明したような方法で、 X軸順方向、 X軸逆 方向、 Y軸順方向、 Y軸逆方向の W、W 、W、W の値を各 RFIDタグ 20— 20
Xi X i Yi Y i I n に割り当てる (ステップ S 102)。
[0078] 続いて、重心判定部 45は、式 3に示されるように、各 RFIDタグ 20— 20における
1 n
W、W 、W、W の値の最小値を抽出し (ステップ S103)、その最小値を RFIDタ
Xi XRi Yi YRi
グ 20— 20の重み Wとして設定する(ステップ S104)。
[0079] その後、重心判定部 45は、式 1および式 2を用いて RFIDタグ 20— 20の重心位
1 n
置を算出する (ステップ S105)。そして、タグ抽出部 46は、重心位置に最も近い位置 にある RFIDタグ 20— 20を、情報を利用する RFIDタグとして抽出し (ステップ S10
1 n
6)、このタグ抽出処理を終了する。
[0080] 上述してきたように、本実施例 1では、リーダ.ライタ制御部 43が、 RFIDタグ 20— 2
1
0に係る位置情報が各 RFIDタグ 20— 20にタグ位置情報 21— 21として記憶され ている場合に、各 RFIDタグ 20— 20に記憶されたタグ位置情報 21— 21の読み取
1 n 1 n りを制御し、リーダ'ライタ制御部 43により読み取られたタグ位置情報 21— 21に基
1 n づいて、重心判定部 45が、情報が読み取られた RFIDタグ 20— 20が集まっている
1 n
位置の判定をおこない、その位置に係る情報に基づいて、タグ抽出部 46が、利用す る情報を記憶した RFIDタグ 20— 20を抽出することとしたので、通信電波の反射や
1 n
回り込み現象により読み取られた RFIDタグ 20— 20の不要な情報を除外し、 RFID
1 n
タグ 20— 20力も必要な情報を読み取る処理を効率的に実行することができる。
1 n
[0081] また、本実施例 1では、重心判定部 45が、タグ位置情報 21— 21が読み取られた
1 n
各 RFIDタグ 20— 20の重心位置を算出することにより、タグ位置情報 21— 21力 S
1 n 1 n 読み取られた RFIDタグ 20 20が集まっている位置の判定をおこなうこととしたの
1 n
で、重心位置を求めることにより通信電波の反射や回り込み現象により読み取られた RFIDタグ 20— 20の不要な情報を除外し、 RFIDタグ 20— 20から必要な情報を
1 n 1 n
読み取る処理を効率的に実行することができる。
[0082] また、本実施例 1では、重心判定部 45が、タグ位置情報 21— 21が読み取られた
1 n
RFIDタグ 20 20の隣接関係に基づいて、 RFIDタグ 20 20に係る位置情報に
1 n 1 n
重み付けをおこない、重み付けがなされた位置情報に基づいて重心位置を算出する こととしたので、タグ位置情報 21— 21が読み取られた RFIDタグ 20— 20が集まつ
1 n 1 n ている位置をより的確に判定することができる。
[0083] また、本実施例 1では、重心判定部 45が、タグ位置情報 21— 21が読み取られた
1 n
RFIDタグ 20 20において、 X軸順方向、 X軸逆方向、 Y軸順方向または Y軸逆方
1 n
向に沿って互いに隣接する RFIDタグ 20 20がある場合には、初期値「1」から次
1 n
第に増加する数値を各 RFIDタグ 20— 20に方向ごとに割り当て、 X軸順方向、 X軸
1 n
逆方向、 Y軸順方向または Y軸逆方向に沿って互いに隣接する RFIDタグ 20— 20
1 n がない場合には、当該 RFIDタグ 20— 20に上記初期値「1」を方向ごとに割り当て、
1 n
各 RFIDタグ 20— 20に割り当てられた各方向に対応する数値のうち、最小の数値
1 n
を RFIDタグ 20— 20に係る位置情報の重みとして設定することにより重み付けをお
1 n
こなうこととしたので、 RFIDタグ 20— 20に係る位置情報の重みを適切に割り当てる
1 n
ことができ、タグ位置情報 21 21が読み取られた RFIDタグ 20 20が集まってい
1 n 1 n
る位置をより的確に判定することができる。
[0084] なお、上記実施例 1では、 RFIDタグ 20— 20の重心位置を図 1で説明したような
1 n
方法で算出することとしている力 重心位置の算出を別の方法によりおこなうこととし てもよい。
[0085] 図 4は、実施例 1の変形例における重心位置の算出について説明する図である。
図 4には、図 1と同様に、リーダ'ライタにより情報が読み取られた RFIDタグ 10— 10
1 の位置が示されている。ここで、 RFIDタグ 10, 10は、電波の反射や回り込み現象
10 1 2
により情報を読み取った RFIDタグである。
[0086] そして、各 RFIDタグ 10— 10 の重み Wは、各 RFIDタグ 10— 10 に隣接する R
1 10 i 1 10
FIDタグ 10— 10 の個数により決定される。具体的には、各 RFIDタグ 10— 10 の
1 10 1 10 重み Wの初期値を「1」に設定し、 RFIDタグ 10— 10 に隣接する RFIDタグ 10— 1 i 1 10 1
0 の数だけ重み Wに「1」を加える処理をおこなう。
10 i
[0087] たとえば、図 4の RFIDタグ 10は、 4つの RFIDタグ 10, 10, 10, 10が隣接して
5 3 4 6 8 いるため、重み Wは「5」となる。他の RFIDタグ 10 10 についても同様に重み W i 1 10 i を算出する。
[0088] これにより、各 RFIDタグ 10— 10 の重み Wは、図 4に示したように、それぞれ「1」
1 10 i
、「1」、「2」、「3」、「5」、「3」、「3」、「5」、「3」、「2」に設定される。
[0089] そして、重み Wと式 1および式 2とを用いることにより、 RFIDタグ 10— 10 の重心 i 1 10 位置 12が算出される。
[0090] なお、ここでは、 RFIDタグ 10— 10 が他の RFIDタグ 10— 10 と隣接する数だけ
1 10 1 10
重み Wに「1」をカ卩えることとした力 これに限定されず、 RFIDタグ 10— 10 に隣接
1 10 する RFIDタグ 10 10 の数が、「1」、「2」、「3」および「4」個である場合に、それぞ
1 10
れ重み Wに「1」、「2」、「22」、「23」という非線形に増加する値を当該 RFIDタグ 10— i 1
10 に割り当てることとしてもよい。
10
[0091] これにより、 RFIDタグ 10 10 が密集している部分の重みを増加させ、より密集
部分に近い RFIDタグ 10— 10 を抽出することができるようになる。
1 10
[0092] 図 5は、実施例 1の変形例に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチャートで ある。なお、実施例 1の変形例におけるタグ抽出装置の機能構成は、図 2に示した機 能構成とほぼ同様である。ただし、重心判定部 45がおこなう重心位置の算出方法が 実施例 1の場合とは異なる。
[0093] そのため、ここでは、図 2に示した機能構成に基づいて、タグ抽出処理の処理手順 の説明をおこなうこととし、実施例 1の重心判定部 45に相当する機能部を、重心判定 部 45 'として表すこととする。
[0094] 図 5に示すように、まず、タグ抽出装置 40のリーダ'ライタ制御部 43は、リーダ'ライ タ 30を制御して、荷物を入出庫する各ラックに取り付けられた RFIDタグ 20— 20か
1 n らタグ位置情報 21— 21を読み取る(ステップ S201)。
1 n
[0095] そして、重心判定部 45'は、図 4において説明したような方法により、隣接する RFI Dタグ 20— 20の数を基にして、各 RFIDタグ 20— 20の重み Wを算出する(ステツ プ S202)。
[0096] その後、重心判定部 45 'は、式 1および式 2を用いて RFIDタグ 20— 20の重心位
1 n 置を算出する (ステップ S203)。そして、タグ抽出部 46は、重心位置に最も近い位置 にある RFIDタグ 20— 20を、情報を利用する RFIDタグとして抽出し (ステップ S20
1 n
4)、このタグ抽出処理を終了する。
[0097] 上述してきたように、実施例 1の変形例では、重心判定部 45'が、タグ位置情報 21
1 一 21が読み取られた RFIDタグ 20— 20に係る位置情報の重みを当該 RFIDタグ 2 0一 20に隣接する RFIDタグ 20— 20の数に基づいて決定することとしたので、 RF
1 n 1 n
IDタグ 20— 20に係る位置情報の重みを適切に割り当てることができ、タグ位置情
1 n
報 21 21が読み取られた RFIDタグ 20 20が集まっている位置をより的確に判
1 n 1 n
定することができる。
[0098] なお、上記実施例 1および実施例 1の変形例では、 RFIDタグ 10— 10 の位置座
1 10 標が X軸、 Y軸の 2つの軸カゝらなる 2次元座標系で表される場合について説明したが 、実際には、荷物を入出庫する各ラックは 3次元的に配置されているため、各ラックに 取り付けられた RFIDタグの位置座標は X軸、 Y軸、 Z軸の 3つの軸からなる 3次元座
標系で表される。そのため、 RFIDタグの重心位置も 3次元で計算する必要がある。
[0099] この場合も同様に、図 1または図 4で説明した方法を Z軸を含んだ 3次元座標系に 拡張して用いることにより、 RFIDタグの 3次元座標系における重心位置を算出し、 R
FIDタグ力も必要な情報を読み取る処理を効率的に実行することができる。
[0100] また、上記実施例 1および実施例 1の変形例では、重みが割り当てられた各 RFID タグ 10— 10 の重心位置を算出し、その重心位置に最も近い RFIDタグ 10— 10
1 10 1 10 を、情報を利用する RFIDタグ 10— 10 として抽出することとしている力 これに限定
1 10
されず、単に割り当てられた重み Wが最も大きい RFIDタグ 10— 10 を、情報を利
i 1 10
用する RFIDタグ 10— 10 として抽出することとしてもよい。
1 10
[0101] さらには、上記実施例 1および実施例 1の変形例では、 RFIDタグ 10— 10 に記憶
1 10 された位置情報に基づいて、 RFIDタグ 10— 10 の重心位置を算出することとして
1 10
いる力 RFIDタグ 10— 10 に各 RFIDタグ 10— 10 を識別する HD情報を記憶させ
1 10 1 10
ておき、その 情報を RFIDタグ 10— 10 から読み取った場合に、 Iひ f青報と RFID
1 10
タグ 10— 10 の位置情報とを対応付けてメモリなどに記憶したデータベースから RF
1 10
IDタグ 10— 10 の位置情報を読み出して、重心位置を算出することとしてもよい。
1 10
実施例 2
[0102] ところで、上記実施例 1では、通信電波の反射や回り込み現象の発生により RFID タグ力も読み取った不要な情報を除外する場合について説明した力 RFIDタグから 必要な情報を読み取る場合に、故障が発生したことにより情報の読み取りが不可能と なっている RFIDタグを抽出することとしてもよい。そこで、本実施例 2では、故障が発 生した RFIDタグを抽出する場合について説明する。
[0103] まず、本実施例 2に係るタグ抽出処理について説明する。図 6は、実施例 2に係るタ グ抽出処理について説明する説明図である。図 6の例では、 9行 9列の位置座標に 各 RFIDタグ 50が位置する場合が示されて 、る。
[0104] このタグ抽出処理では、リーダ ·ライタ力 複数の RFIDタグ 50との間で電波通信を 複数回おこなって、通信可能な RFIDタグ 50を検出する。
[0105] そして、検出された RFIDタグ 50に挟まれる位置にあり、かつ、情報を読み取ること ができなかった RFIDタグ 50を故障した RFIDタグとして抽出する処理をおこなう。図
6では、 4行 5列目にある RFIDタグ 50が故障した RFIDタグとして抽出される場合が 示されている。
[0106] このタグ抽出処理では、単に情報を読み取ることができな力つた RFIDタグ 50を故 障した RFIDタグとして抽出するのではなぐ検出された RFIDタグ 50に挟まれる位置 にあるカゝ否かを判定する。
[0107] もし、情報を読み取ることができな力つた RFIDタグ 50が、リーダ'ライタにより検出さ れた RFIDタグ 50に挟まれる位置にある場合には、近い位置にある RFIDタグ 50から は情報を読み取ることができているため、何らかの電波障害により情報を読み取るこ とができな力 たという可能性は低くなり、情報を読み取ることができな力つた RFIDタ グ 50が故障して 、る可能性が高くなる。
[0108] このようにして、このタグ抽出処理では、荷物を入出庫するラックを検出する過程に おいて、故障した RFIDタグ 50の検出を効率的におこない、交換を容易にするととも に、故障検出の信頼性を高めることができる。
[0109] つぎに、本実施例 2に係るタグ抽出装置の機能構成について説明する。図 7は、実 施例 2に係るタグ抽出装置 80の機能構成を示す図である。図 7に示すように、このタ グ抽出装置 80は、リーダ'ライタ 70に接続されている。
[0110] リーダ ·ライタ 70および RFIDタグ 60— 60は、図 2に示したリーダ ·ライタ 30および
1 n
RFIDタグ 20— 20と同様のものである。また、 RFIDタグ 60— 60に記憶されるタグ
1 n 1 n
位置情報 61— 61は、図 2に示したタグ位置情報 21— 21と同様のものである。
1 n 1 n
[0111] タグ抽出装置 80は、リーダ ·ライタ 70が装備されたフォークリフトなどに設置される 装置であり、荷物の入出庫をおこなうラックに RFIDタグ 60— 60が取り付けられてい
1 n
るような場合に、 RFIDタグ 60— 60に記憶されたタグ位置情報 61— 61を読み取
1 n 1 n つて、荷物を入出庫するラックか否かを確認する処理などをおこなう。
[0112] また、このタグ抽出装置 80は、実施例 1で説明したように、電波の反射や回り込み 現象により、リーダ'ライタ 70から離れた位置にある読み取り対象外の RFIDタグ 60
1 一 60カゝら情報を読み取った場合に、読み取り対象外の RFIDタグ 60— 60力ゝら読 み取った情報を除外する。
[0113] さらに、タグ抽出装置 80は、図 6で説明したような方法にしたがって、故障した RFI
Dタグ 60— 60を抽出する処理をおこなう。
1 n
[0114] このタグ抽出装置 80は、入力部 81、表示部 82、リーダ ·ライタ制御部 83、故障タグ 抽出部 84、記憶部 85、重心判定部 86、タグ抽出部 87、入出庫管理部 88および制 御部 89を有する。
[0115] 入力部 81、表示部 82、リーダ'ライタ制御部 83、重心判定部 86、タグ抽出部 87、 入出庫管理部 88および制御部 89は、図 2で説明した入力部 41、表示部 42、リーダ •ライタ制御部 43、重心判定部 45、タグ抽出部 46、入出庫管理部 47および制御部 4 8と同様のものである。
[0116] 故障タグ抽出部 84は、図 6で説明したような方法により、情報が読み取られた RFI Dタグ 60— 60に挟まれる位置にあり、かつ、情報を読み取ることができなかった RF
1 n
IDタグ 60— 60を故障した RFIDタグとして抽出する処理をおこなう。
1 n
[0117] 記憶部 85は、ハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部 85は、タ グ位置情報 85a、故障タグ情報 85bおよび荷物入出庫情報 85cを記憶して 、る。
[0118] タグ位置情報 85aおよび荷物入出庫情報 85cは、図 2で説明したタグ位置情報 44 aおよび荷物入出庫情報 44bと同様のものである。故障タグ情報 85bは、故障タグ抽 出部 84により抽出された故障 RFIDタグ 60— 60の位置の情報である。
1 n
[0119] つぎに、本実施例 2に係るタグ抽出処理の処理手順について説明する。図 8は、実 施例 2に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。
[0120] 図 8に示すように、まず、タグ抽出装置 80のリーダ'ライタ制御部 83は、リーダ'ライ タ 70を制御して、荷物を入出庫する各ラックに取り付けられた RFIDタグ 60— 60か
1 n らタグ位置情報 61— 61を複数回読み取る (ステップ S301)。
1 n
[0121] そして、故障タグ抽出部 84は、タグ位置情報 61— 61を読み取ることができた RFI
1 n
Dタグ 60— 60の分布に部分的な抜けが毎回発生した力否かを調べる (ステップ S3
1 n
02)。
[0122] 具体的には、故障タグ抽出部 84は、タグ位置情報 61— 61を読み取ることができ
1 n
なかった RFIDタグ 60 60力 タグ位置情報 61 61を読み取ることができた RFI
1 n 1 n
Dタグ 50に挟まれる位置にある場合に、 RFIDタグ 60— 60の分布に部分的な抜け
1 n
が発生したと判定する。
[0123] RFIDタグ 60— 60の分布に部分的な抜けが毎回必ず発生しな力つた場合には(
1 n
ステップ S302, No)、重心判定部 86は、実施例 1または実施例 1の変形例で述べた ような方法にしたがって、重心位置を算出する処理を実行する (ステップ S306)。
[0124] そして、タグ抽出部 87は、重心位置に最も近い位置にあり、故障していない正常な RFIDタグ 60— 60を、情報を利用する RFIDタグとして抽出し (ステップ S307)、こ
1 n
のタグ抽出処理を終了する。
[0125] ステップ S302において、 RFIDタグ 60— 60の分布に部分的な抜けが毎回発生し
1 n
た場合には(ステップ S302, Yes)、故障タグ抽出部 84は、 RFIDタグ 60— 60の分
1 n 布が抜けている位置に対応する RFIDタグ 60— 60を故障した RFIDタグ 60— 60
1 n 1 n として抽出する (ステップ S 303)。
[0126] そして、故障タグ抽出部 84は、故障した RFIDタグ 60— 60の位置情報を記憶部 8
1 n
5に故障タグ情報 85bとして記憶し (ステップ S304)、さらに、故障した RFIDタグ 60
1 一 60の位置情報を表示部 82に出力する (ステップ S305)。
[0127] その後、ステップ S306に移行して、重心判定部 86は、重心位置の算出処理を実 行し、さらにステップ S307において、タグ抽出部 87は、重心位置に最も近い位置に ある RFIDタグ 60— 60を、情報を利用する RFIDタグとして抽出して、このタグ抽出
1 n
処理を終了する。
[0128] 上述してきたように、本実施例 2では、リーダ ·ライタ制御部 83が、タグ位置情報 61
1 一 61が各 RFIDタグ 60 60に記憶されている場合に、複数の RFIDタグ 60 60 n 1 n 1 に記憶されたタグ位置情報 61— 61の読み取りを制御し、リーダ ·ライタ制御部 83 により読み取られたタグ位置情報 61— 61に基づいて、故障タグ抽出部 84が、タグ
1 n
位置情報 61 61が読み取られた RFIDタグ 60 60に挟まれる位置にあり、かつ
1 n 1 n
、タグ位置情報 61 61を読み取ることができなかった RFIDタグ 60 60を故障し
1 n 1 n た RFIDタグ 60 60として抽出することとしたので、故障した RFIDタグ 60 60を
1 n 1 n 検出することにより、必要な情報を読み取ろうとして無駄に読み取り処理を繰り返すこ とを防止し、情報の読み取り処理の効率ィ匕を図ることができる。
[0129] また、上記実施例 2では、 RFIDタグ 60— 60に記憶された位置情報に基づ 、て、
1 n
故障した RFIDタグ 60 60を抽出することとしている力 RFIDタグ 60 60に各 R
FIDタグ 60— 60を識別する Iひ f青報を記憶させておき、その 情報を RFIDタグ 60
1 n
一 60から読み取った場合に、 情報と RFIDタグ 60— 60の位置情報とを対応付
1 n 1 n
けてメモリなどに記憶したデータベースから RFIDタグ 60— 60の位置情報を読み出
1 n
して、故障した RFIDタグ 60 60の抽出に利用することとしてもよい。
1 n
実施例 3
[0130] ところで、実施例 1および実施例 1の変形例にぉ ヽては、 RFIDタグの重心位置を 算出することにより、通信電波の反射により RFIDタグ力 読み取った不要な情報を 除外する場合にっ 、て説明したが、アンテナの位置を変えながら RFIDタグとの間で 電波通信をおこなって、通信電波の反射により読み取った不要な RFIDタグを検出し 、その RFIDタグ力 読み取った情報を除外することとしてもょ 、。
[0131] これを具体的に説明すると、電波通信をおこなう場所の周辺に金属面がある場合 には、リーダ ·ライタに取り付けられたアンテナが送信した通信電波が金属面で反射 して、情報を読み取りたい RFIDタグとは異なる RFIDタグに到達し、その RFIDタグ により送信された応答電波が金属面で反射して、アンテナに受信されることがある。
[0132] この場合、アンテナの位置を少しでも変えると通信電波の反射方向が大きく変わる ため、金属面による通信電波の反射により情報を読み取つていた RFIDタグは検出さ れなくなる。
[0133] そこで、本実施例 3では、上記性質を利用して、アンテナの位置を変えながら RFID タグとの間で電波通信をおこなうことにより、通信電波の反射により情報を読み取った 不要な RFIDタグを除外し、直接電波により情報を読み取った RFIDタグを抽出する 場合について説明する。
[0134] まず、本実施例 3に係るタグ抽出処理について説明する。図 9は、実施例 3に係るタ グ抽出処理について説明する説明図である。
[0135] 図 9の例では、 3つの RFIDタグ「A」 100a、 RFIDタグ「B」 100b, RFIDタグ「C」 10 Ocが存在する場合が示されている。ここで、 RFIDタグ「A」 100aおよび RFIDタグ「B 」 100bは、情報の読み取り対象外の RFIDタグであり、 RFIDタグ「C」 100c力 情報 の読み取り対象として 、る RFIDタグである。
[0136] そして、地点 1にアンテナ 90がある場合には、リーダ'ライタと RFIDタグ「C」 100cと
の間で電波通信をおこなうことができるようアンテナ 90の指向性が調整されているが 、金属面 110の反射によりアンテナ 90から送信された通信電波が RFIDタグ「C」 100 cだけでなぐ RFIDタグ「B」 100b〖こも到達し、 RFIDタグ「B」 100bからの応答電波も 受信されてしまう。
[0137] また、地点 2にアンテナ 90がある場合には、金属面 110の反射によりアンテナ 90か ら送信された通信電波が RFIDタグ「C」 100cだけでなく、 RFIDタグ「A」 100aにも到 達し、 RFIDタグ「A」 100aからの応答電波も受信されてしまう。
[0138] し力し、地点 2においては、アンテナ 90の位置が変化したため、アンテナ 90と RFI Dタグ「B」 100bとの間の通信はできなくなる。また、アンテナ 90と RFIDタグ「C」 100 cとの間では、依然通信可能な状態にある。
[0139] さらに、地点 3にアンテナ 90がある場合には、アンテナ 90と RFIDタグ「A」 100aお よび RFIDタグ「B」 100bとの間の通信は不可能になり、アンテナ 90と RFIDタグ「C」 100cとの間でのみ通信可能な状態になっている。
[0140] このタグ抽出処理では、このようにしてアンテナの位置を変えながら、アンテナと各 RFIDタグとの間で通信をおこな 、、アンテナの位置の変更により通信ができなくなる RFIDタグを電波の反射により情報を読み取った RFIDタグとして除外し、読み取りの 成功率が高 ヽ RFIDタグを、情報を利用する RFIDタグとして抽出する処理をおこなう
[0141] これにより、 RFIDタグ力 必要な情報を読み取る処理を効率的に実行することがで きる。なお、実際の通信環境においては、直接電波であっても、情報読み取りの成功 率は 100%とは必ずしもならないため、情報を抽出する場合の成功率の閾値は、 80 %から 90%程度とし、現場の環境に合わせて調整する。
[0142] つぎに、本実施例 3に係るタグ抽出装置の機能構成について説明する。図 10は、 実施例 3に係るタグ抽出装置 140の機能構成を示す図である。図 10に示すように、こ のタグ抽出装置 140は、リーダ'ライタ 130に接続されている。
[0143] リーダ ·ライタ 130および RFIDタグ 120— 120は、図 2に示したリーダ ·ライタ 30お
1 n
よび RFIDタグ 20— 20と同様のものである。また、 RFIDタグ 120— 120に記憶さ
1 n 1 n れるタグ位置情報 121— 121は、図 2に示したタグ位置情報 21— 21と同様のもの
1 n 1 n
である。
[0144] タグ抽出装置 140は、リーダ'ライタ 130が装備されたフォークリフトなどに設置され る装置であり、荷物の入出庫をおこなうラックに RFIDタグ 120— 120が取り付けら
1 n
れている場合に、 RFIDタグ 120— 120に記憶されたタグ位置情報 121— 121を
1 n 1 n 読み取って、荷物を入出庫するラックか否かを確認する処理などをおこなう。
[0145] また、このタグ抽出装置 140は、単にラックの確認処理をおこなうだけでなぐ電波 の反射により、リーダ'ライタ 130が読み取り対象外の RFIDタグ 120— 120力も情
1 n 報を読み取った場合にそれを検出し、読み取り対象外の RFIDタグ 120— 120から
1 n 読み取った情報を除外する。
[0146] このタグ抽出装置 140は、入力部 141、表示部 142、リーダ ·ライタ制御部 143、記 憶部 144、直接電波読取タグ抽出部 145、重心判定部 146、タグ抽出部 147、入出 庫管理部 148および制御部 149を有する。
[0147] ここで、入力部 141、表示部 142、入出庫管理部 148および制御部 149は、図 2で 説明した入力部 41、表示部 42、入出庫管理部 47および制御部 48と同様のものであ る。
[0148] リーダ'ライタ制御部 143は、リーダ'ライタ 130が RFIDタグ 120— 120との間でお
1 n こなう電波通信を制御する。具体的には、リーダ ·ライタ制御部 143は、リーダ ·ライタ 130が RFIDタグ 120— 120に対して通信電波を送信するよう要求したり、通信電
1 n
波の強度を制御したりする。
[0149] また、このリーダ'ライタ制御部 143は、リーダ'ライタ 130およびタグ抽出装置 140 が搭載されたフォークリフトが移動している間に、異なる複数の地点で各 RFIDタグ 1 20— 120力もタグ位置情報 121— 121を読み取る処理をおこなう。
1 n 1 n
[0150] そして、リーダ'ライタ制御部 143は、各 RFIDタグ 120— 120力 タグ位置情報 12
1 n
1一 121を読み取ることができた力否かの情報を記憶部 144に読取成否情報 144b
1 n
として記憶する。
[0151] 記憶部 144は、ハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部 144は、 タグ位置情報 144a、読取成否情報 144bおよび荷物入出庫情報 144cを記憶して 、 る。
[0152] タグ位置情報 144aおよび荷物入出庫情報 144cは、図 2で説明したタグ位置情報 44aおよび荷物入出庫情報 44bと同様のものである。読取成否情報 144bは、アンテ ナの位置を変えながら RFIDタグ 120— 120力もタグ位置情報 121— 121を読み
1 n 1 n 取る場合に、タグ位置情報 121— 121の読み取りが成功した力否かの情報を記憶
1 n
したものである。
[0153] 図 11は、図 10に示した読取成否情報 144bの一例を示す図である。この読取成否 情報 144bは、アンテナ位置と RFIDタグ別読取成否情報とを記憶して 、る。
[0154] アンテナ位置は、 RFIDタグ 120— 120のタグ位置情報 121— 121の読み取り
1 n 1 n
処理をおこなう場合のアンテナ 90の位置の情報である。 RFIDタグ別読取成否情報 は、各アンテナ 90の位置において、各 RFIDタグ 120— 120のタグ位置情報 121
1 n 1 一 121の読み取りが成功したか否かの情報を記憶したものである。
[0155] たとえば、図 11の例では、図 9に示したように、地点 1にアンテナ 90がある場合には
、 RFIDタグ「A」 100a、 RFIDタグ「B」 100b, RFIDタグ「C」 100cの情報の読取の 成否は、それぞれ「失敗」、「成功」、「成功」となっている。
[0156] また、地点 2にアンテナ 90がある場合には、 RFIDタグ「A」 100a、 RFIDタグ「B」 1
00b、 RFIDタグ「C」 100cの情報の読取の成否は、それぞれ「成功」、「失敗」、「成 功」となっている。
[0157] さらに、地点 3にアンテナ 90がある場合には、 RFIDタグ「A」 100a、 RFIDタグ「B」 100b、 RFIDタグ「C」 100cの情報の読取の成否は、それぞれ「失敗」、「失敗」、「成 功」となる。
[0158] 図 10の説明に戻ると、直接電波読取タグ抽出部 145は、記憶部 144に記憶された 読取成否情報 144bに基づ 、て、図 9で説明したような方法で電波の反射により読み 取られた RFIDタグを除外し、情報の読み取りの成功率が高い RFIDタグ 120— 120
1 を直接電波により情報を読み取った RFIDタグとして抽出する処理をおこなう。
[0159] 具体的には、直接電波読取タグ抽出部 145は、各 RFIDタグ 120— 120の各アン
1 n テナ位置における読み取り成功率を算出する。たとえば、図 11の例では、 RFIDタグ 「A」 100aの読み取り成功率は 33. 3%、 RFIDタグ「B」 100bの読み取り成功率は 3 3. 3%、 RFIDタグ「C」 100cの読み取り成功率は 100. 0%となる。
[0160] そして、直接電波読取タグ抽出部 145は、あら力じめ定められた閾値と上記成功率 を比較して、閾値よりも大きい成功率の RFIDタグ「C」 100cを抽出する処理をおこな
[0161] 重心判定部 146は、図 1を用いて説明したように、式 1、式 2および式 3を用いて、直 接電波読取タグ抽出部 145により抽出された各 RFIDタグ 120— 120の重心位置を
1 n
判定する処理をおこなう。
[0162] タグ抽出部 147は、重心判定部 146により判定された重心位置に最も近い RFIDタ グ 120— 120を、情報を利用する RFIDタグとして抽出し、電波の回り込み現象によ
1 n
り読み取られた RFIDタグ 120— 120を除外する。
1 n
[0163] つぎに、本実施例 3に係るタグ抽出処理の処理手順について説明する。図 12は、 実施例 3に係るタグ抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、このタ グ抽出処理は、図 9に示したように、リーダ'ライタ 130およびタグ抽出装置 140が搭 載されたフォークリフトが移動している間におこなわれるものである。
[0164] 図 12に示すように、まず、タグ抽出装置 140のリーダ'ライタ制御部 143は、各 RFI Dタグ 120— 120力もタグ位置情報 121— 121を異なる複数の地点で複数回読み
1 n 1 n
取るよう制御する(ステップ S401)。
[0165] そして、リーダ ·ライタ制御部 143は、各 RFIDタグのタグ位置情報 121— 121の読
1 n み取りが成功した力否かの履歴を記憶部 144に読取成否情報 144bとして記憶する( ステップ S402)。
[0166] その後、直接電波読取タグ抽出部 145は、タグ位置情報 121— 121の読み取りの
1 n
成功率を算出し (ステップ S403)、成功率があら力じめ定められた閾値以上の RFID タグ 120— 120を直接電波により情報を読み取った RFIDタグとして抽出する (ステ
1 n
ップ S404)。
[0167] 続いて、重心判定部 146は、図 1または図 4で説明したような方法により、直接電波 読取タグ抽出部 145により抽出された RFIDタグ 120— 120の重心位置を算出する
1 n
(ステップ S405)。
[0168] そして、タグ抽出部 147は、重心位置に最も近い位置にある RFIDタグ 120 120
1 n を、情報を利用する RFIDタグとして抽出し (ステップ S406)、このタグ抽出処理を終
了する。
[0169] 上述してきたように、本実施例 3では、リーダ ·ライタ制御部 143が、異なるアンテナ 90の位置においてそれぞれおこなわれる複数の RFIDタグ 120— 120に記憶され
1 n
たタグ位置情報 121— 121の読み取りを制御し、記憶部 144が、各 RFIDタグ 120
1 n 1 一 120に記憶されたタグ位置情報 121— 121をアンテナ 90の各位置において読 み取ることができたか否かの情報を記憶し、直接電波読取タグ抽出部 145およびタグ 抽出部 147が、記憶部 144に記憶された情報に基づいて、利用するタグ位置情報 1 21— 121を記憶した RFIDタグ 120— 120を抽出することとしたので、通信電波の
1 n 1 n
反射により読み取られた RFIDタグ 120— 120の不要な情報を除外し、 RFIDタグ 1
1 n
20— 120力も必要な情報を読み取る処理を効率的に実行することができる。
1 n
[0170] また、本実施例 3では、直接電波読取タグ抽出部 145が、異なるアンテナ 90の位置 においてそれぞれおこなわれた RFIDタグ 120— 120からの情報読み取りの成功率
1 n
が所定の閾値以上である力否かを判定し、その判定結果に基づいて、タグ抽出部 14 7が、当該 RFIDタグ 120— 120を、利用する情報を記憶した RFIDタグとして抽出
1 n
することとしたので、電波通信の実際の環境に合わせて RFIDタグ 120— 120の抽
1 n 出処理の信頼度を調整することができ、 RFIDタグ 120— 120から必要な情報を読
1 n
み取る処理を効率的に実行することができる。
[0171] なお、上記実施例で説明した各種の処理は、あら力じめ用意されたプログラムをコ ンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図 13を 用いて、上記各種処理を実現するプログラムを実行するコンピュータの一例について 説明する。
[0172] 図 13は、図 2、図 7または図 10に示したタグ抽出装置 40, 80, 140となるコンビュ ータのハードウェア構成を示す図である。
[0173] このコンピュータは、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置 200、モ- タ 201、 RAM (Random Access Memory) 202、 ROM (Read Only Memory) 203、 各種プログラムを記録した記録媒体力 プログラムを読み取る記憶媒体読取装置 20 4、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワーク インターフェース 205、 CPU (Central Processing Unit) 206および HDD (Hard
Disk Drive) 207をバス 208で接続して構成される。
[0174] そして、 HDD207には、タグ抽出装置 40, 80, 140の機能と同様の機能を発揮す るプログラム、つまり、図 14に示すタグ抽出プログラム 207bが記憶されている。なお、 タグ抽出プログラム 207bは、適宜分散して記憶することとしてもよい。
[0175] そして、 CPU206が、タグ抽出プログラム 207bを HDD207から読み出して実行す ることにより、タグ抽出プロセス 206aとして機能するようになる。このタグ抽出プロセス 206aが、図 2、図 7または図 10に示したタグ抽出装置 40, 80, 140の各機能を実現 する。
[0176] また、 HDD207には、各種データ 207aが記憶されて!、る。この各種データ 207a は、図 2に示したタグ位置情報 44aおよび荷物入出庫情報 44b、図 7に示したタグ位 置情報 85a、故障タグ情報 85bおよび荷物入出庫情報 85c、図 10に示したタグ位置 情報 144a、読取成否情報 144bおよび荷物入出庫情報 144cに対応する。
[0177] そして、 CPU206は、各種データ 207aを HDD207に記憶するとともに、各種デー タ 207aを HDD207から読み出して RAM202に格納し、 RAM202に格納された各 種データ 202aに基づ!/ヽてデータ処理を実行する。
[0178] ところで、タグ抽出プログラム 207bは、必ずしも最初カゝら HDD207に記憶させてお く必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク (FD)、 CD— ROM, MOディスク、 DVDディスク、光磁気ディスク、 ICカードなどの「可搬用の物 理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ (HDD)な どの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、 LAN, WANなどを 介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プロダラ ムを記憶しておき、コンピュータがこれら力も各プログラムを読み出して実行するよう にしてもよい。
[0179] さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以 外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実 施例にて実施されてもよいものである。
[0180] たとえば、本実施例では、リーダ ·ライタがフォークリフトに取り付けられていることと したが、リーダ'ライタが持ち運び可能なハンディタイプのリーダ ·ライタであってもよい
[0181] また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして 説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的に おこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的にお こなうことちでさる。
[0182] この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種の データやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更する ことができる。
[0183] また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に 図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散'統合の具体 的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況な どに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散 ·統合して構成することができ る。
[0184] さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、 CP Uおよび当該 CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤー ドロジックによるハードウェアとして実現され得る。 産業上の利用可能性
[0185] 以上のように、本発明に係るタグ抽出装置、タグ抽出方法およびタグ抽出プロダラ ムは、 RFIDタグ力 必要な情報を読み取る処理を効率的に実行することが必要なタ グ抽出システムに有用である。
Claims
[1] 複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出装置であって、
RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されて ヽる場合に、 RFIDタグに 記憶された位置情報の読み取りを制御する情報読取制御手段と、
前記情報読取制御手段により読み取られた位置情報に基づ!、て、位置情報が読 み取られた RFIDタグが集まっている位置の判定をおこなう位置判定手段と、 前記位置判定手段により判定された位置に係る情報に基づいて、利用する情報を 記憶した RFIDタグを抽出するタグ抽出手段と、
を備えたことを特徴とするタグ抽出装置。
[2] 前記位置判定手段は、前記情報読取制御手段により位置情報が読み取られた各 RFIDタグの重心位置を算出することにより、位置情報が読み取られた RFIDタグが 集まって!/、る位置の判定をおこなうことを特徴とする請求項 1に記載のタグ抽出装置
[3] 前記位置判定手段は、前記情報読取制御手段により位置情報が読み取られた RF IDタグの隣接関係に基づ 、て、前記 RFIDタグに係る位置情報に重み付けをおこな い、重み付けがなされた位置情報に基づいて重心位置を算出することを特徴とする 請求項 2に記載のタグ抽出装置。
[4] 前記位置判定手段は、前記情報読取制御手段により位置情報が読み取られた RF IDタグにおいて、所定の方向に沿って互いに隣接する RFIDタグがある場合には、 所定の初期値力 次第に増加する数値を各 RFIDタグに方向ごとに割り当て、所定 の方向に沿って互いに隣接する RFIDタグがな 、場合には、当該 RFIDタグに前記 初期値を方向ごとに割り当て、各 RFIDタグに割り当てられた各方向に対応する数値 のうち、最小の数値を前記 RFIDタグに係る位置情報の重みとして設定することにより 重み付けをおこなうことを特徴とする請求項 3に記載のタグ抽出装置。
[5] 前記位置判定手段は、前記情報読取制御手段により位置情報が読み取られた RF IDタグに係る位置情報の重みを当該 RFIDタグに隣接する RFIDタグの数に基づい て決定することを特徴とする請求項 3に記載のタグ抽出装置。
[6] 複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出装置であって、
RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されて ヽる場合に、複数の RFID タグに記憶された位置情報の読み取りを制御する情報読取制御手段と、
前記情報読取制御手段により読み取られた位置情報に基づ!、て、位置情報が読 み取られた RFIDタグに挟まれる位置にあり、かつ、位置情報を読み取ることができな 力つた RFIDタグを故障した RFIDタグとして抽出するタグ抽出手段と、
を備えたことを特徴とするタグ抽出装置。
[7] 複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出装置であって、
異なるアンテナの位置においてそれぞれおこなわれる複数の RFIDタグに記憶され た情報の読み取りを制御する情報読取制御手段と、
前記情報読取制御手段により各 RFIDタグに記憶された情報をアンテナの各位置 において読み取ることができた力否かの情報を記憶する読取成否記憶手段と、 前記読取成否記憶手段に記憶された情報に基づ 、て、利用する情報を記憶した R FIDタグを抽出するタグ抽出手段と、
を備えたことを特徴とするタグ抽出装置。
[8] 前記タグ抽出手段は、異なるアンテナの位置においてそれぞれおこなわれた RFI Dタグからの情報読み取りの成功度合いが所定のレベル以上である力否かを判定し 、該判定結果に基づいて、当該 RFIDタグを利用する情報を記憶した RFIDタグとし て抽出することを特徴とする請求項 7に記載のタグ抽出装置。
[9] 複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出方法であって、
RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されて ヽる場合に、各 RFIDタグ に記憶された位置情報の読み取りを制御する情報読取制御工程と、
前記情報読取制御工程により読み取られた位置情報に基づ!、て、位置情報が読 み取られた RFIDタグが集まっている位置の判定をおこなう位置判定工程と、 前記位置判定工程により判定された位置に係る情報に基づいて、利用する情報を 記憶した RFIDタグを抽出するタグ抽出工程と、
を含んだことを特徴とするタグ抽出方法。
[10] 複数の RFIDタグのうち特定の RFIDタグを抽出するタグ抽出プログラムであって、
RFIDタグに係る位置情報が各 RFIDタグに記憶されて ヽる場合に、各 RFIDタグ
に記憶された位置情報の読み取りを制御する情報読取制御手順と、
前記情報読取制御手順により読み取られた位置情報に基づ!、て、位置情報が読 み取られた RFIDタグが集まっている位置の判定をおこなう位置判定手順と、 前記位置判定手順により判定された位置に係る情報に基づ 、て、利用する情報を 記憶した RFIDタグを抽出するタグ抽出手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするタグ抽出プログラム。
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