WO2005094015A1 - 動的ネットワーク管理システム及び動的ネットワーク管理装置並びに動的ネットワーク管理方法 - Google Patents

動的ネットワーク管理システム及び動的ネットワーク管理装置並びに動的ネットワーク管理方法 Download PDF

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Abstract

 ローカル固定ルータを介して、モバイルネットワークを形成するモバイルアクセスルータに接続されているモバイルノードに対して、グローバルな接続性を提供する技術が開示され、その技術によればモバイルノード1000−1が、ローカル固定ルータ1100−1を介して接続しているアクセスルータ(モバイルアクセスルータ1200−1)のグローバルアドレスを取得できるようにする。例えば、モバイルノードによって、特別なマークを埋め込んだバインディングアップデートメッセージの送信や、特別なパケットの送信が行われる。モバイルノードから送信されたメッセージやパケットを受信したモバイルアクセスルータは、受信メッセージ又は受信パケットによって、モバイルノードがモバイルアクセスルータのプライマリグローバルアドレスを知らないことを把握し、モバイルノードに対して、自身のプライマリグローバルアドレスを通知する。

Description

明 細 書
動的ネットワーク管理システム及び動的ネットワーク管理装置並びに動的 ネットワーク管理方法
技術分野
[0001] 本発明は、モパイルネットワークに対して、グローバルな接続性を提供するための 通信ネットワークに係る技術に関する。
背景技術
[0002] インターネットは、現在、固定ネットワークノードを含むシステムを中心として、多数 のデータ通信ネットワークが配置される段階にまで発達してレ、る。これらのデータ通 信ネットワークは、エッジネットワークとして知られており、また、これらのエッジネットヮ ークによって取り囲まれている固定ネットワークノードを含むシステムは、コア(core)ネ ットワークとして知られている。無線技術の出現及び発展によって、これらのエッジネ ットワークの中には、無線通信による方法を利用するものがますます増加してきており 、モパイルネットワークと呼ばれる特別なエッジネットワーク、すなわち、移動を行うネ ットワークを形成している(下記の非特許文献 1を参照)。
[0003] モパイルネットワークは、基本的には、ネットワーク全体がインターネットへの接続点 を変更するノードのネットワークである。モパイルネットワークは、通常、モバイルルー タ(モパイルネットワークをインターネットに接続するルータ)を必要とし、モバイルルー タによって、異なるアクセスルータ(アクセスルータそのものが移動可能であってもよ レ、)間におけるインターネットへの接続点の変更が行われる。モパイルネットワークの 例としては、人間に付随したネットワーク(パーソナルエリアネットワーク、又は、 PAN として知られている)や、自動車、列車、船、航空機のような乗り物に配置されたセン サを含むネットワークなどが挙げられる。また、飛行機、列車、バスなどのような大量 輸送システムでは、乗客は、ラップトップやパーソナル'デジタル'ァシスタンス(PDA
)、携帯電話などを用いてリモートホストにアクセスすることによって、乗り物内力 イン ターネットへのアクセスが実現されるようにすることも可能である。このようなモパイル ネットワーク内の各ノードは、通常、中央の装置 (すなわち、モパイルルータ)に接続さ れており、ネットワークが移動する場合でも、各ノードは、その接続点の変更を行わな レ、。その代わり、ネットワーク全体が移動するように、モパイルノレータによって接続点 の変更が行われる。
[0004] 基本的には、ネットワーク全体が移動する場合に、そのネットワーク内のノードに対 して、インターネット接続性を途切れることなく提供することが、移動を行うネットワーク における課題である。移動するネットワーク内に存在するノードは、ネットワークがイン ターネットへの接続点を変更していることに気付かない可能性がある。この点に関し ては、モビリティサポートの古典的問題に言及しているインターネットプロトコルパージ ヨン 4 (IPv4) (下記の非特許文献 3を参照)におけるモパイル IPv4 (下記の非特許文 献 2を参照)や、インターネットプロトコルバージョン 6 (IPv6) (下記の非特許文献 5を 参照)におけるモパイル IPv6 (下記の非特許文献 4を参照)では、取り扱われていな レ、。なお、非特許文献 2、 4では、ネットワーク全体に対してではなぐ個々のホストに 対してモビリティサポートを提供することが、主要な目的とされている。
[0005] モパイル IPでは、各モバイルノードは不変のホームドメインを有している。モパイル ノード力 S、 自身のホームネットワークに接続されている状態では、そのモバイルノード には、ホームアドレスとして知られる不変のプライマリグローバルアドレスが割り当てら れる。一方、モパイルノードが自身のホームネットワークから離れている状態、すなわ ち、他のフォーリンネットワークに接続されている状態では、モバイルノードには、通 常、気付アドレス(care-of-address)として知られる一時的なグローバルアドレスが割り 当てられる。モビリティサポートのアイデアは、たとえモパイルノードが他のフォーリン ネットワークに接続されている状態でも、モパイルノードがホームアドレスで到達可能 となるようにするものである。このアイデアは、非特許文献 2、 4において、ホームエー ジェントとして知られるホームネットワークのエンティティの導入によって実現されてい る。モバイルノードは、バインディングアップデートとして知られるメッセージを使用し て、ホームエージェントに対して、気付アドレスの登録を行う。ホームエージェントは、 モパイルノードのホームアドレスあてのメッセージを受信(intercut)し、 IP-in-IPトンネ リング(下記の非特許文献 6、 7を参照)を使用して、モパイルノードの気付アドレスに パケットを転送する機能を有している。 IP-in-IPトンネリングでは、オリジナルの IPパケ ットが別のパケットでカプセル化される。なお、オリジナルのパケットはインナパケット( inner packet)と呼ばれることがあり、インナパケットをカプセル化する新たなパケットは ァウタパケット(outer packet)と呼ばれることがある。
[0006] 各ホストのためのモビリティサポートの概念をネットワークのためのモビリティサポート に拡張して、モパイルネットワークが接続するインターネット上の位置に依存せずに、 プライマリグローバルアドレスによって、モパイルネットワーク内に存在するノードを到 達可能状態とすることが、解決すべき問題である。これに対し、移動するネットワーク の問題を解決するための主要な試み力 ^、くつか存在している。これらはすべて、モバ ィル IP (非特許文献 2、 4を参照)に基づくものである。
[0007] 移動を行うネットワークにおける解決方法の 1つ力 下記の特許文献 1によって提案 されている。ここでは、モパイルネットワークをコントロールするモバイルルータは、ホ ームドメインに存在する状態においては、あるルーティングプロトコルを用いて、モバ ィルネットワークによって送受信されるパケットのルーティングを行う。一方、モパイル ルータ及びそのモパイルネットワークがフォーリンドメインに移動した場合には、モバ ィルルータは、ホームエージェントに対して、その気付アドレスの登録を行う。その後 、モパイルルータとホームエージェントとの間で IP-in-IPトンネルがセットアップされ、 ホームドメインに存在していたときに使用されていたルーティングプロトコルが、再度、 IP-in-IPトンネル上で実行される。すなわち、これによつて、モパイルネットワークに向 力うすべてのパケットは、ホームエージェントによって受信 (intercept)された後、
IP-in-IPトンネルを通じて、モパイルルータに転送されるようになり、モバイルルータか ら、モパイルネットワーク内のホストに向けて、パケットが転送される。また、モバイルネ ットワーク内に存在するノードが、ネットワーク外に向けてパケットを送信する場合には 、モバイルルータカ そのパケットを受信(interc印 t)した後、 IP-in-IPトンネルを通じ て、ホームエージェントにパケットを送信し、ホームエージェントから所定の受信者に 向けて、パケットが送信される。
[0008] また、上述の解決方法とほぼ同様の解決方法が、下記の特許文献 2にも開示され ている。なお、特許文献 2では、特に、 IPv6 (非特許文献 5を参照)に対するサポート につレ、てのみ言及されてレ、る。 [0009] 様々な無線技術(すなわち、ブルートゥース、 ΙΕΕΕ802· l la/b/g、ウルトラワイ ドバンド、赤外波、一般的なパケット無線サービス)が存在する状況では、入れ子状 態のモパイルネットワーク(すなわち、別のモパイルネットワーク内に存在するモバイ ルネットワーク)が存在するようになることも考えられる。この入れ子状態によって、ピン ボンノレ一ティングとして知られている問題が発生する力 これに対して、特許文献 1で は、入れ子トンネル(nested tunnel)による解決方法が提案されている。入れ子トンネ ノレは、あるモパイルルータと、そのモパイルルータのホームエージェントとの間で確立 されたトンネル力 別のモパイルルータと、その別のモパイルルータのホームエージ ヱントとの間で確立された別のトンネルによってカプセルィ匕された状態である。しかし ながら、このトンネルの入れ子化では、パケットが最終的な送信先に到達するまでの 間に、 1つ以上のホームエージェントを経由することになるので、パケットの伝送時間 は増加することとなる。さらに、複数のカプセルィ匕によって、パケットサイズも増大し、 不要なパケットの断片化が生じる可能性もある。
[0010] この問題を解決するために、下記の非特許文献 8において、別の解決方法が提案 されている。この解決方法は、リバースルーティングヘッダを使用することによって、モ パイルネットワークが入れ子状態となる場合 (すなわち、モパイルネットワークが別の モパイルネットワークに接続する場合)に、過度のカプセル化による多重が起こらない ようにするものである。ここでは、最も低次のモパイルネットワーク力 そのホームエー ジェントへのトンネルパケットに、リバースルーティングヘッダをセットする。このパケッ トの経路上に存在する高次のモバイルルータは、このパケットを受信 (intercept)した 場合でも、別の IP-in-IPトンネルにおけるカプセル化を行わず、その代わりに、バケツ トのソースアドレスをリバースルーティングヘッダにコピーするとともに、ソースアドレス に自身の気付アドレスを揷入する。この方法によって、最初のモパイルルータのホー ムエージェントは、パケットを受信した場合に、最初のモパイルルータとの間の経路に 存在するモパイルノレータを把握することができるようになる。さらに、ホームエージェン トが、最初のモパイルノレータに向けて、受信(interc印 t)したパケットを転送する場合 には、拡張タイプ 2ルーティングヘッダを利用することによって、パケットが、他の高次 のモバイルルータを経由して最初のモパイルルータに直接送られるようになる。 一方、非特許文献 8におけるリバースルーティングによる解決方法では、セキユリテ ィが重要な問題の 1つであるが、下記の非特許文献 9において、入れ子トンネルを最 適化するための問題の解決方法が提案されている。この解決方法は、アクセスルー タオプション(ARO : Access Router Option)による解決方法(AROソリューション)とし て知られており、ここでは、モパイル IPv6で明記されているモビリティヘッダに新たな オプションが定義される。送信者(すなわち、モバイルルータ又はモパイルホスト)力、ら 受信者(すなわち、ホームエージェント又は通信相手ノード)に対して、この新たなォ プシヨン(アクセスルータオプション)によって、送信者が接続されているアクセスルー タのプライマリグローバルアドレスが通知される。アクセスルータオプションを有するバ インディングアップデートメッセージを送信した後、モバイルノード(モバイルルータ又 はモノくィノレホスト)は、 「 direct-forwarding-request (ダイレクトフォワーディングリクエス ト:直接転送要求)」信号と呼ばれる特別な信号を、送出するデータパケット内に揷入 する。この信号によって、上流のモパイルアクセスルータは、その送信先アドレスに向 けて、 自らのバインディングアップデートを送信する。このプロセスは、最上層のモバ ィルルータに到るまで繰り返し行われ、すべての上流のモパイルアクセスルータが、 送信先に向けてバインディングアップデートを送信することによって、その送信先は、 モパイルノードが接続されている一連のモパイルアクセスルータを把握することが可 能となる。また、この方法では、拡張タイプ 2ルーティングヘッダの構築も可能であり、 送信先のノードが、モパイルノードに対してパケットを送り返す場合に、パケットにル 一ティングヘッダを埋め込み、一連のモパイルアクセスルータを経由して、パケットを 直接モパイルノードにルーティングすることも可能である。
非特許文献 l : Devarapalli, V., et. al, "NEMO Basic Support Protocol", IETF Internet Draft: draft-ietf-nemo-basic-02.txt, Dec 2003.
非特許文献 2 : Perkins, C. E. et. al., "IP Mobility Support", IETF RFC 2002, Oct 1996.
非特許文献 3 : DARPA, "Internet Protocol", IETF RFC 791, Sep 1981.
非特許文献 4 Johnson, D. B., Perkins, C. E., and Arkko, J., 'Mobility Support in
IPvり , Internet Draft: draft_ietf_mobileip-ipv6-18.txt, Work In Progress, June 2002. 非特許文献 5 : Deering, S. , and Hinden, R., "Internet Protocol Version 6 (IPv6) Specification", IETF RFC 2460, Dec 1998.
非特許文献 6 : Simpson, W., "IP in IP Tunneling", IETF RFC 1853, Oct 1995. 非特許文献 7 : Conta, A. , and Deering, S. , Generic Packet Tunneling in IPv6, IETF RFC 2473, Dec 1998.
非特許文献 8 : Thubert, P. , and Molteni, M. , "IPv6 Reverse Routing Header and Its Application to Mobile Networks", Internet Draft:
draft-thubert-nemo-reverse-routing-header-04.txt, Work In Progress, reb 2004. 特許文献 9 : Ng, C. W. , and Tanaka, T., 'Securing Nested Tunnel Optimization with Access Router Option", Internet Draft:
draft - ng_nemo_access_router_option_00.txt, Work In Progress, Oct 2002.
非特許文 i¾ 0 : Marten, Τ·, Nordmark, E. , and Simpson, W., "Neighbour Discovery for IPv6", IETF RFC 2461 , Dec 1998.
非特許文献 11 : Patridge, C , and Jackson, A. , "IPv6 Router Alert Option", IETF RFC 2711, Oct 1999.
特許文献 1 : Leung, K. K., "Mobile IP mobile router", US Patent 6,636,498, Oct 2003.
特許文献 2 : Markki, O. E., et. al. , "Mobile Router Support for IPv6", US Patent Application US20030117965A1 , Mar 2002.
送信者は、アクセスルータによってブロードキャストされるルータ通知メッセージを通 じて、アクセスルータのプライマリグローバルアドレスを知ることが可能である。なお、 ルータ通知に関しては、非特許文献 10に明記されている。また、非特許文献 9では、 その解決方法をサポートするアクセスルータは、能動的に、その内側(下流)ネットヮ ~ク冋さのインタフエ1 ~スで、あるインクレスインタフエ1 ~ス ungress interfaceリカ、り 1目 するルータ通知によって、外側(上流)ネットワーク向きのインタフェースであるィグレ スインタフェース(egress interface)のプライマリグローバルアドレスを能動的にブロー ドキャストする必要がある。なお、以降、プライマリグローバルアドレスを含むルータ通 知内の情報を「アクセスルータアドレス情報(Access- Router-Address- Information)」 、又は、略して「ARA— Info」と呼ぶことにする。このように、アクセスルータのイングレ スインタフェースに接続されたモバイルノードは、アクセスルータのプライマリグローバ ルアドレスを知るとともに、アクセスルータが AROによる解決方法をサポートしている ことを把握する。
[0013] しかしながら、内側のモパイルノードと外側のモパイルルータとの間に、ローカルル ータが介入している配置状態では、問題が生じる。これは、例えば図 1に例示されて いるように、モバイルノード 1000— 1が、ローカル固定ルータ 1100—1に接続されてい る状態である。ローカル固定ルータ 1100—1は、移動せずに、モパイルアクセスルー タ 1200-1に接続されている。このような配置例は、一般的に、列車や船のような大き な輸送体に例えられる。ここでは、モパイルアクセスルータを利用して、列車 z船に 対するグローバルなインターネットへのアクセスが提供される一方、モパイルアクセス ルータに接続されてレ、るローカル固定ノレ一タカ 列車/船の各車両/各船室に配 置され、このローカル固定ノレータによって、各車両/各船室における無線接続が提 供される。モパイルホストとして動作するラップトップ(あるいは、無線 PAN内の PDA 、無線 PANにおけるモバイルルータなど)は、これらのローカル固定ルータのうちの 1 つに接続可能である。
[0014] このような配置例では、モバイルノード 1000—1とモパイルアクセスルータ 1200—1 との間にローカル固定ノレータ 1100—1が存在する状況も起こり得る。ローカル固定ル ータ 1100— 1は、移動することなくモパイルアクセスルータ 1200—1に接続されている ので、モビリティプロトコルを有する必要もなぐまた、理解する必要もない。ローカル 固定ルータ 1100— 1は、モバイルノード 1000—1及びモパイルアクセスルータ 1200 _1との間で、単にパケットの送受信を行うものである。したがって、ローカル固定ルー タ 1100—1はモビリティに関連したプロトコルを使用せず、ローカル固定ルータ 1100 _1から送信されるルータ通知には、それ自身のプライマリグローバルアドレスは、必 然的に含まれないことになる。
[0015] このネットワーク配置の構成では、ローカル固定ルータ 1100—1によってブロードキ ャストされるルータ通知には ARA— Infoが全く含まれないので、 AROによる解決方 法は、正常に機能しなレ、。さらに、モパイルアクセスルータ 1200— 1によって送信され るルータ通知には、 ARA— Info内のプライマリグローバルアドレスが含まれる力もしれ ないが、ルータ通知は、 1ホップの設定で送信されるものに過ぎず、 IPv6プロトコルを 動作させるルータは、ルータ通知を転送することはできないため、モバイルノード 100 0—1は、このモパイルアクセスルータ 1200—1によって送信されたルータ通知を受け 取ることはできない。
[0016] 上記の問題に関する非常に簡単な解決方法としては、モパイルネットワーク内のす ベてのローカル固定ルータを、モパイルルータと同様に AROによる解決方法をサポ ートできるものとすることが挙げられる。し力 ながら、この解決方法では、第 1に、レガ シノレータ(従来のルータ)との互換性がなくなるという問題があり、第 2に、接続点を変 えないルータ上で AR〇による解決方法(モピリティプロトコル)を可能とする完全なプ ロトコル群をサポートさせると、システムが無駄に複雑さを増すことになるという問題が ある。これは、結果的に、開発費及び維持費の増加をもたらすことになる。
発明の開示
[0017] 本発明によれば、後述の 4つの異なる方法(アプローチ)を有する実施の形態に記 載されているように、 AROによる解決方法に係る改良が行われた動的ネットワーク管 理システム及び動的ネットワーク管理装置並びに動的ネットワーク管理方法が提供さ れる。第 1の方法では、モバイルノード 1000—1が、送信するバインディングアップデ ートメッセージに、特別なマークを埋め込む。モパイルアクセスルータ 1200—1は、こ の信号(特別なマーク)をスキャンし、送信者(モバイルノード 1000—1)がモバイルァ クセスルータ 1200— 1を発見しょうとしていることを把握して、送信者に対して、 自身 のプライマリグローバルアドレスを通知する。
[0018] 第 2の方法では、モパイルアクセスルータ 1200— 1が、すべての入力パケットに関し てスキャンを行い、モバイルノード 1000—1によって送信されたバインディングアップ デートメッセージを探索する。モバイルノード 1000— 1は、 AR〇による解決方法を使 用しているので、バインディングアップデートメッセージには、特別なビットが設定され ている。モパイルアクセスルータ 1200—1は、送信者が AROによる解決方法をサボ ートしている一方、そのアクセスルータのプライマリグローバルアドレスを知らないこと を把握して、送信者に対して、 自身のプライマリグローバルアドレスを通知する。 [0019] 第 3の方法では、モバイルノード 1000—1が、その上流のすべてのルータに対して 、特別なパケットを送信する。 AROによる解決方法をサポートしているルータは、この パケットを受け取った場合に、自身のプライマリグローバルアドレスを有する応答を行 う。
[0020] 第 4の方法では、ローカル固定ルータ 1100—1が、送信するルータ通知メッセージ 内に、ローカル固定ルータ 1100_1力 S接続されてレヽるモパイルアクセスルータ 1200 _1のプライマリグローバルアドレスを含む ARA— Infoを付加するように構成される。
[0021] 本発明によれば、モパイルネットワークを形成するモパイルアクセスルータと、この モパイルネットワークに接続されているモパイルノードとの間に、ローカル固定ルータ が配置されている構成においても、モバイルノード及びモパイルネットワークに対して 、グローバルな接続性を提供することが可能となる。
図面の簡単な説明
[0022] [図 1]本発明の第 1一第 4の実施の形態に共通して適用可能なシステム構成例を示 す図
[図 2]本発明の第 1の実施の形態における、モパイルノードがバインディングアップデ ートメッセージを送信する際のアルゴリズムを示すフローチャート
[図 3]本発明の第 1の実施の形態における、モパイルアクセスルータがイングレスイン タフエースから受信した入力パケットの処理方法を示すフローチャート
[図 4]本発明の第 2の実施の形態における、モパイルノードがバインディングアップデ ートメッセージを送信する際のアルゴリズムを示すフローチャート
[図 5]本発明の第 2の実施の形態における、モパイルアクセスルータがイングレスイン タフエースから受信した入力パケットの処理方法を示すフローチャート
[図 6]本発明の第 3の実施の形態における、モパイルノードがバインディングアップデ ートメッセージを送信する際のアルゴリズムを示すフローチャート
[図 7]本発明の第 3の実施の形態における、モパイルアクセスルータがイングレスイン タフエースから受信した入力パケットの処理方法を示すフローチャート
[図 8]本発明の第 4の実施の形態における、ローカル固定ルータがイダレスインタフヱ ースから受信した入力パケットの処理方法を示すフローチャート [図 9]本発明の第 4の実施の形態における、ローカル固定ルータがイングレスインタフ エース力 ルータ通知を送信する方法を示すフローチャート
発明を実施するための最良の形態
[0023] 本明細書では、レガシルータを含むモパイルネットワークにグローバルな接続性を 提供するためのシステムと、それに関連した装置及び方法が開示される。以下、本発 明の理解を容易にするため、用語の定義を行う。
[0024] (i)「パケット」は、データネットワーク上で伝送可能な、任意のフォーマットのデータ の独立した(self-contained)ユニットである。通常、「パケット」は「ヘッダ」部分と「ペイ ロード」部分の 2つの部分により構成される。「ペイロード」部分には、伝送されるデー タが含まれており、「ヘッダ」部分には、パケットの伝送を支援するための情報が含ま れている。なお、「ヘッダ」部分には、「パケット」の送信者及び受信者のそれぞれを識 別するために、送信元アドレス及び送信先アドレスが含まれる必要がある。
[0025] (ii)「パケットトンネリング」は、別のパケットをカプセルに入れたパケットに関連するも のである。 「パケットトンネリング」の動作は、パケットの「カプセル化」とも呼ばれ、カプ セルイ匕されたパケットは、「トンネル化されたパケット」又は「インナパケット」と呼ばれ、 「インナパケット」をカプセル化するパケットは「トンネリングパケット」又は「ァウタバケツ ト」とも呼ばれる。なお、カプセル化されたパケットでは、「インナパケット」全体が、「ァ ウタパケット」のペイロード部分を形成する。
[0026] (iii)「モバイルノード」は、グローバルデータ通信ネットワークへの接続ポイントを変 更するネットワークエレメントである。この「モバイルノード」は、エンドユーザ端末、ゲ 一トウヱイやルータなどの中継端末、グローバルデータ通信ネットワークへの接続ボイ ントを変更することが可能なインテリジェントネットワークハブを示す用語として使用す る場合もある。また、「モパイルノード」がエンドユーザ端末の場合には、より明確に「 モパイルホスト」と呼ばれ、「モバイルノード」が、ゲートウェイ、ルータ、インテリジェント ネットワークハブなどとして機能する中間的なネットワークエレメントの場合には、より 明確に「モバイルルータ」と呼ばれる。
[0027] (iv)ネットワークエレメントの「デフォルトルータ」とは、そのネットワークエレメントと同 一のリンク上に存在するルータであり、この「デフォルトルータ」には、リンク上のネット ワークエレメントから送信された、送信先までの転送ノレートが不明であるすベてのパ ケットが転送される。
[0028] (V)モパイルノードの「アクセスルータ」とは、モパイルノードがデータ通信ネットヮー クに接続するために通信を行うルータであり、通常は、モパイルノードのデフォルトノレ ータである。なお、モパイルノードのアクセスルータ自身力 移動可能であってもよぐ このような移動可能なアクセスルータは、 「モパイルアクセスルータ」として知られてレヽ る。
[0029] (vi)「ホームアドレス」は、モパイルノードに割り当てられている基本的なグローバル アドレスであり、モパイルノードが接続しているグローバルデータ通信ネットワークの 接続ポイントによらずに、モパイルノードの位置を特定するために利用可能である。な お、本明細書では、ホームアドレス(home-address)を簡略化して、 HoAと呼ぶことが ある。
[0030] (vii)グローバルデータ通信ネットワークに接続されたモパイルノードに関し、そのモ パイルノードのホームアドレス力 接続ポイントの周辺領域で使用されているアドレス と一致するトポロジを有している場合、このモパイルノードは「ホームに存在する(at home)」と呼ばれる。また、この接続ポイントの近隣領域は、唯一の管理権限者によつ て制御されており、モパイルノードの「ホームドメイン」と呼ばれる。
[0031] (viii)グローバルデータ通信ネットワークに接続されたモパイルノードに関し、そのモ パイルノードのホームアドレス力 接続ポイントの周辺領域で使用されているアドレス と一致しなレ、トポロジを有してレ、る場合、このモパイルノードは「ホームから離れてレ、る (away)」と呼ばれる。また、この場合の接続ポイントの周辺領域は、「フォーリンドメイ ン」と呼ばれる。
[0032] (ix)「気付アドレス」は、ホームから離れた状態にあるモパイルノードに対して割り当 てられる一時的なグローバルアドレスであり、害jり当てられた「気付アドレス」は、モバ ィルノードがグローバルデータ通信ネットワークに接続する接続ポイントの周辺領域 で使用されているアドレスと、同一のトポロジを有している。なお、本明細書では、気 付アドレス(care-of-address)を簡略化して、 CoAと呼ぶことがある。
[0033] (X)「ホームエージェント」は、モパイルノードのホームドメインに存在するネットワーク エンティティである。 「ホームエージェント」は、モパイルノードがホームから離れている 場合の気付アドレスの登録サービスを行うものであり、モパイルノードのホームァドレ スが送信先に設定されているパケットを、モパイルノードの気付アドレスに転送するこ とが可能である。なお、ホームエージェントは、ルータでもある。
[0034] (xi)「バインディングアップデート」は、モパイルノードから、そのホームエージェント に対して送られるメッセージであり、ホームエージェントに対して、モパイルノードが現 在使用している気付アドレスの通知を行うためのメッセージである。これによつて、ホ ームエージェントは、モパイルノードのホームアドレスと気付アドレスとの間の関係を「 バインディング」することが可能となる。なお、本明細書では、「バインディングアップ デート(Binding Update)」を簡略化して、 BUと呼ぶことがある。
[0035] なお、以下の説明では、本発明を詳細に理解できるように、特定の数、時間、構造 、その他のパラメータなどが詳しく説明されるが、こうした詳細な設定は一例であり、 当業者は、こうした特定の詳細な設定を行わなくても、本発明を実行できることは明 白である。
[0036] <第 1の実施の形態 >
本発明の第 1の実施の形態では、モパイルノードがバインディングアップデートメッ セージを送出する場合に、パケットヘッダに特別なマークを埋め込む場合にっレ、て 説明する。ここでは、上流のモパイルアクセスルータは、この特別なマークを検出した 場合に、モバイルノードに対して、その HoAを通知する。
[0037] 図 1には、本発明の適用が可能なモパイルノードのシステム及びグローバル通信ネ ットワークが図示されている。モバイルノード 1000—1は、ローカル固定ルータ 1100— 1に接続されており、ローカル固定ルータ 1100—1は、モパイルアクセスルータ 1200 —1に接続されている。なお、ここでは、単純化のため、モパイルアクセスルータ 1200 _1にはローカル固定ルータ 1100—1が 1台のみ接続されており、ローカル固定ルー タ 1100— 1には、モバイルノード 1000— 1が 1台のみ接続されている場合が示されて いる力 実際には、モパイルアクセスルータ 1200—1には、任意の台数のローカル固 定ルータ 1100— 1が接続可能であり、これらのローカル固定ルータ 1100— 1のそれ ぞれには、任意の台数のモパイルノード 1000-1が接続可能である。なお、当業者と つては、このような任意の台数のローカル固定ルータ 1100—1及びモパイルノード 10 00_1が接続されてレ、る場合にも、本発明が適用されることは明らかである。
[0038] さらに、モバイルノード 1000—1がモパイルホスト又はモパイルルータのどちらであ るかに関しては、特に限定されるものではなぐモバイノレノード 1000— 1は、実際には 、モパイルアクセスルータ 1200—1そのものであってもよレ、。なお、ここではモバイルノ ードという用語を使用するが、これによつて、上述のような一般性が失われることはな く、モバイルノードという用語は、モパイルホストゃモバイルルータなどを包含したもの を表している。なお、当業者にとっては、モバイルノード 1000— 1がモパイルホストで ある場合と、モバイルノード 1000—1がモパイル(アクセス)ルータである場合の両方 において、本発明の適用が可能であることは明らかである。
[0039] さらに、 1台のローカル固定ルータ 1100—1力 モバイルノード 1000—1とモパイル アクセスルータ 1200—1との間の経路上に図示されている力 実際には、モバイルノ ード 1000—1とモパイルアクセスノレータ 1200—1との間に、こうしたローカル固定ルー タ 1100—1が複数並んで接続されていてもよレ、。なお、当業者にとっては、モパイル ノード 1000—1とモパイルアクセスルータ 1200—1との間に 1台以上のローカル固定 ルータ 1100-1が存在する場合でも、同様にして、本発明が適用されることは明らか である。
[0040] また、モパイルアクセスルータ 1200—1は、グローバルデータ通信ネットワーク 160 0—1に接続されている。このネットワーク 1600—1は、任意のパケット交換ネットワーク 網であり、また、インターネットそのものであってもよレ、。また、グローバルデータ通信 ネットワーク 1600— 1には、ホームエージェント 1400— 1、 1400— 2が接続されており 、それぞれ、モバイルノード 1000—1とモパイルアクセスルータ 1200—1のホームェ ージェントとしての機能を有している。なお、モパイルアクセスルータ 1200—1に常に 接続されているローカル固定ルータ 1100—1は、モビリティプロトコルを持たず、した がって、ホームエージェントを必要とはしなレ、。また、通信相手ノード(コレスボンデン トノード) 1500—1は、モバイルノード 1000—1 (あるレヽは、モバイルノード 1000—1が モパイルアクセスルータである場合には、モバイルノード 1000—1の配下に存在する 任意のモバイルノード)との間のトラフィックセッションを継続しているグロ一バルデ一 タ通信ネットワーク 1600—1上の任意のノードである。
[0041] モバイルノード 1000-1は、最初の起動時に、ローカル固定ルータ 1100-1からル ータ通知メッセージを受け取り、ルータ通知によって報じられるプリフィックス情報に 基づいて、 自ら CoAを構成する。続いて、モバイルノード 1000— 1は、その HoAとの 関連付けがなされるように、ホームエージェント 1400—1及び通信相手ノード 1500— 1に対して、 BUメッセージを送信して、新たな CoAを通知する必要がある。ローカル 固定ルータ 1100—1によって送られたルータ通知には、 ARA— Infoが含まれていな いので、モノくイノレノード 1000—1は、送信する BUメッセージ内にアクセスルータォプ シヨンを含ませることはできなレ、。そこで、代わりに、モバイルノード 1000—1は、 BUメ ッセージのパケットヘッダに、上流に並ぶモパイルアクセスルータが各 HoAの応答を 行うように指示するための特別なマークを坦め込む。なお、説明を簡単にするため、 以降、このようなマークを「アクセスルータアドレス要求(
Access-Router-Address-Request)」信号、又は、その略語である「ARA_Req」と呼 ぶことにする。 ARA-Reqは、特定のビットやビットのストリームによって表すことが可 能である。例えば、 IPv6では、ルータ警告オプションとして知られているホップバイホ ップオプションが存在しており(非特許文献 11を参照)、上述した特別なマークは、ル ータ警告オプションにおける特定の値によって表わされてもよい。
[0042] ローカル固定ルータ 1100-1はパケットを受け、そのパケットの妥当性について検 証した後、モパイルアクセスルータ 1200—1に向けて、パケットを上流へ転送する。モ パイルアクセスルータ 1200—1は、そのイングレスインタフェースにおける入力バケツ トをチェックして、何らかの信号(例えば、 ARA— Req)が坦め込まれていないかの確 認を行う。 ARA— Reqが検出された場合には、モパイルアクセスルータ 1200— 1は、 入力パケットに関する通常の処理に加えて、特別な動作を行う必要がある。まず始め に、モパイルアクセスルータ 1200—1は、モバイルノード 1000_l (ARA_Req信号を 有する入力パケットのソースアドレスフィールドによって特定可能)に対して、自身の HoAを通知するための新たなパケットを生成しなければならなレ、。なお、以降、この パケットを「アクセスルータアドレス応答(Access-Router- Address- Response)」信号、 又は、その略語である「ARA— Res」と呼ぶことにする。続いて、モパイルアクセスル ータ 1200—1は、 ARA— Req信号を有する入力パケットを削除するカ あるいは、再 びマーク付けを行って、上流に並ぶルータが、 ARA— Reqへの応答を行わないよう にすることで、最初に、パケット内の ARA— Req信号を検出したモパイルアクセスル ータ 1200—1のみ力、ら、モバイルノード 1000—1に対して、 ARA_Resが送信される ようにすることも可能である。また、モパイルアクセスルータ 1200— 1が、 ARA-Req 信号を有する入力パケットをそのまま上流に転送することで、さらに上流にモパイル アクセスルータ 1200— 1が存在する場合には、その上流に存在するモパイルアクセス ノレータ 1200—1力らも、モバイルノード 1000— 1に対して、 ARA_Resが送信されるよ うにすることも可能である。
[0043] モパイルアクセスルータ 1200—1がモバイルノード 1000—1に対して送信する ARA 一 Resパケットには、以下の情報が含まれる必要がある。 (1)このパケットが ARA— Re qに対する応答であることを示す情報、(2)モパイルアクセスルータ 1200— 1の HoA を特定する値。また、オプションとして、モバイルノード 1000-1が、有効な応答であ ることを検証することができるように、 ARA-Resパケットに、オリジナルのパケット(AR A— Reqを有するパケット)の一部が含まれるようにすることも可能である。
[0044] また、 ARA-Reqがどのようにして実現されているかによつて、 ARA-Reqを削除す るための的確な方法も異なってくる。 ARA-Reqがパケットヘッダ内のビットである場 合には、モパイルアクセスルータ 1200—1は、単にそのビットを取り除くことによって、 ARA— Reqを削除することが可能である。また、 ARA— Reqがルータ警告オプション 内の値として実現されてレ、る場合には、単にルータ警告オプションが除去されるか、 あるいは、別の値に置き換えられることによって、上流に並ぶルータによって、ルータ 警告オプションが無視されるようにすることが可能である。
[0045] モパイルアクセスルータ 1200—1の HoAを含む ARA_Resパケットを受けた場合に は、モバイルノード 1000—1は、ホームエージェント 1400—1及び Z又は通信相手ノ ード 1500—1に対して、モパイルアクセスルータ 1200— 1の HoAを含むアクセスルー タオプションを有する新たな BUメッセージの送信処理を行うようにすることが可能で ある。この段階では、モバイルノード 1000— 1は、 ARA_Reqを揷入する必要はなく、 AR〇による解決方法で規定されている振る舞いを行うべきである。 [0046] すなわち、モバイルノード 1000—1は、 BUメッセージを送信する場合に、図 2に示 されるァノレゴリズムに従うこととなる。ステップ S11000におレヽて、モバイノレノード 1000 — 1は、 自身のアクセスルータの HoAを知っているかどうかをチェックする。アクセスル ータの HoAを知っている(ノレータ通知メッセージから抽出された ARA— Info、又は、 以前に受信した ARA— Resメッセージによって知ってレ、る)場合には、ステップ SI 11 00に示されているように、モノくイノレノード 1000—1は、アクセスルータの HoAに等し い値を有するアクセスルータオプションを、 BU内に揷入する。一方、アクセスルータ の HoAを知らない場合には、ステップ S11200に示されてレヽるように、モバイルノード 1000— 1は、 ARA_Req信号を BUメッセージのパケットヘッダに揷入する。
[0047] また、モパイルアクセスルータ 1200—1に関しては、本発明では、そのイングレスィ ンタフエースのうちの 1つから入ってくる入力パケットに係る処理方法について、わず かな変更が必要とされる。図 3には、この変更が図示されている。まず、ステップ S12 000において、モパイルアクセスルータ 1200— 1は、パケットに ARA— Req信号が存 在しているかどうかをチェックする。 ARA-Req信号が発見されない場合には、ステツ プ S12300に進み、モパイルアクセスルータ 1200—1は、通常の入力パケットの処理 を行う。一方、パケットに ARA— Req信号が含まれている場合には、ステップ S12100 及び S12200の処理を行った後【こ、ステップ S1230C こ進む。すなわち、ステップ S1 2100において、モパイルアクセスルータ 1200—1は、入力パケットに記載されている ソースアドレスに対して、その HoAを含む ARA— Resパケットを送信し、ステップ S 12 200において、入力パケットから ARA— Req信号を削除した後に、ステップ S12300 における通常の入力パケットの処理を行う。
[0048] なお、モパイルアクセスルータ 1200—1の HoAを格納する場合、モバイルノード 10 00— 1は、現在のデフォルトルータ(すなわち、ローカル固定ルータ 1100—1)に関す る情報と共に、モパイルアクセスルータ 1200—1の HoAの格納を行う必要がある。こ れにより、モバイルノード 1000—1が新たな位置に移動した場合には、そのデフォルト ノレータの変更に伴って、格納されてレ、るモパイルアクセスルータ 1200—1の HoAも 除去されるようになる。
[0049] 以上のように、本発明の第 1の実施の形態によれば、モバイルノードは、モバイルノ 一ドとモパイルアクセスルータとの間に他のルータが存在する場合でも、上流のモバ ィルアクセスルータの HoAを知ることができるようになる。これによつて、モバイルノー ドは、バインディングアップデートメッセージにアクセスルータオプションを坦め込むこ とが可能となり、その結果、 AROによる解決方法を、標準として機能させることが可能 となる。
[0050] <第 2の実施の形態 >
本発明の第 2の実施の形態では、モパイルアクセスルータ 1200—1が、モバイルノ ード 1000—1によって送信されるバインディングアップデートメッセージを探索するた めに、イングレスインタフェースを通じて入ってくるすベての入力パケットをスキャンす る場合について説明する。ここでは、モバイルノード 1000—1が AROによる解決方法 を使用しており、バインディングアップデートメッセージ内に特別なビットが設定される 。モパイルアクセスルータ 1200—1は、送信者が AR〇による解決方法をサポートして いる力 そのアクセスルータの HoAに関しては把握していないことを知ることとなり、 モパイルアクセスルータ 1200—1から送信者に対して、その HoAが通知される。
[0051] 第 2の実施の形態においても、図 1に図示される本発明の配置例が参照される。モ バイルノード 1000—1は、最初の起動時に、ローカル固定ルータ 1100—1からルータ 通知メッセージを受け取り、ルータ通知によって報じられるプリフィックス情報に基づ いて、 自ら CoAを構成する。続いて、モバイルノード 1000—1は、その HoAとの関連 付けがなされるように、ホームエージェント 1400-1及び通信相手ノード 1500-1に 対して、 BUメッセージを送信して、新たな CoAを通知する必要がある。ローカル固定 ノレータ 1100— 1によって送られたルータ通知には、 ARA— Infoが含まれてレヽなレ、の で、モバイルノード 1000—1は、送信する BUメッセージ内にアクセスルータォプショ ンを含ませることはできなレ、。
[0052] 一方、モバイルノード 1000—1は、オプションとして、アクセスルータオプション内に 、あらカ^め規定された値(例えば、すべて 0又はすベて 1のアドレス)を使用すること によって、 AROによる解決方法を使用することは可能ではある力 そのアクセスルー タの HoAをほだ)知らないことを表すことが可能である。なお、 AR〇による解決方法 では、モバイルノード 1000— 1が、 BUメッセージに特別なビットを設定して、 AROに よる解決方法を使用することを示すように要請される可能性もあり、上述したビット設 定は、必ずしも必要とされない場合もある。また、上述のビットを設定する一方、ァクセ スルータオプションを欠如させることにより、モバイルノード 1000—1がアクセスルータ の HoAを知らないことを十分に表すことができる。
[0053] ローカル固定ルータ 1100— 1はパケットを受け、そのパケットの妥当性について検 証した後、モパイルアクセスルータ 1200—1に向けて、パケットを上流へ転送する。モ パイルアクセスルータ 1200—1は、そのイングレスインタフェースにおける入力パケッ トをチェックして、 BUメッセージに係るパケットかどうかの確認を行う。 BUメッセージが 検出された場合には、モパイルアクセスルータ 1200— 1は、入力パケットに関する通 常の処理に加えて、さらに、送信者が AR〇による解決方法を使用していることが BU によって示されているかどうかを確認する必要がある。
[0054] モパイルアクセスルータ 1200—1がモバイルノード 1000—1に対して送信する ARA 一 Resパケットには、以下の情報が含まれる必要がある。 (1)このパケットがモパイル アクセスノレータ 1200— 1の HoAを通知するメッセージであることを示す情報、(2)モ パイルアクセスルータ 1200—1の HoAを特定する値。また、オプションとして、モバイ ルノード 1000-1が、有効な応答であることを検証することができるように、 ARA-Re sパケットに、オリジナルのパケット(BUメッセージを有するパケット)の一部が含まれる ようにすることも可言である。
[0055] モパイルアクセスルータ 1200— 1の HoAを含む ARA— Resパケットを受けた場合に は、モバイルノード 1000—1は、ホームエージェント 1400—1及び/又は通信相手ノ ード 1500— 1に対して、モパイルアクセスルータ 1200— 1の HoAを含むアクセスルー タオプションを有する新たな BUメッセージの送信処理を行うようにすることが可能で ある。この段階では、モバイルノード 1000— 1は、 AROによる解決方法によって規定 されている振る舞いを行うべきである。
[0056] すなわち、モバイルノード 1000—1は、 BUメッセージを送信する場合に、図 4に示 されるァノレゴリズムに従うこととなる。ステップ S21000におレヽて、モバイノレノード 1000 — 1は、 自身のアクセスルータの HoAを知っているかどうかをチェックする。アクセスル ータの HoAを知っている(ノレータ通知メッセージから抽出された ARA— Info、又は、 以前に受信した ARA— Resメッセージによって知ってレ、る)場合には、ステップ S211 00に示されているように、モバイルノード 1000—1は、アクセスルータの HoAに等し い値を有するアクセスルータオプションを、 BU内に挿入する。一方、アクセスルータ の HoAを知らない場合には、モバイルノード 1000— 1は、ステップ S21200に示され ているように、モバイルノード 1000—1が AR〇による解決方法を使用しているものの、 アクセスルータの HoAは知らないということ力 BUメッセージを検証するすべてのノ ードに分かるように、 BUメッセージの送信を行う。すなわち、ステップ S21200におレヽ て、モバイノレノード 1000—1は、アクセスルータオプションを有さず、かつ、 AR〇によ る解決方法の使用を示す情報を有する BUの送信を行う。
[0057] また、モパイルアクセスルータ 1200—1に関しては、本発明では、そのイングレスィ ンタフエースのうちの 1つから入ってくる入力パケットに係る処理方法について、わず かな変更が必要とされる。図 5には、この変更が図示されている。まず、ステップ S22 000において、モパイルアクセスルータ 1200—1は、入力パケットが BUメッセージで あるかどうかをチェックする。 BUメッセージではない場合には、ステップ S22300に示 すように、通常の入力パケットの処理が行われる。一方、入力パケットが BUメッセ一 ジの場合には、ステップ S22100において、モパイルアクセスルータ 1200— 1は、さら に、 BUメッセージの送信者力 AROによる解決方法を使用しょうとしている一方、了 クセスルータの HoAを知らないことが BUメッセージによって示されているかどうかを 確認する。なお、 AROによる解決方法の使用を示すビットが設定され、かつ、ァクセ スルータオプションが存在しない場合や、アクセスルータオプションが特別に記載さ れたアドレス(例えば、すべて 0のアドレス、又は、すべて 1のアドレス)を含んでいる場 合などに、 BUメッセージの送信者力 S、 AROによる解決方法を使用しょうとしている一 方、アクセスルータの HoAを知らないと推定することが可能となる。
[0058] BUメッセージの送信者力 AROによる解決方法を使用しょうとしている一方、ァク セスルータの HoAを知らないことが確認されなかった場合には、ステップ S22300に 進み、モパイルアクセスルータ 1200—1は、 AROによる解決方法で規定されている 通常の入力パケットの処理を行う。一方、 BUメッセージの送信者力 S、 AROによる解 決方法を使用しょうとしている一方、アクセスルータの HoAを知らないことが確認され た場合には、ステップ S22200に進み、モパイルアクセスルータ 1200— 1は、入力パ ケットに記載されているソースアドレスに対して、その HoAを含む ARA— Resパケット を送信し、ステップ S22300におレ、て、通常の入力パケットの処理を行う。
[0059] なお、上述の第 1の実施の形態と同様に、モパイルアクセスルータ 1200—1の HoA を格納する場合、モバイルノード 1000—1は、現在のデフォルトルータ(すなわち、口 一カル固定ルータ 1100—1)に関する情報と共に、モパイルアクセスルータ 1200— 1 の HoAの格納を行う必要がある。これにより、モバイルノード 1000—1が新たな位置 に移動した場合には、そのデフォルトルータの変更に伴って、格納されているモバイ ルアクセスルータ 1200— 1の HoAも除去されるようになる。
[0060] 以上のように、本発明の第 2の実施の形態によれば、モバイルノードは、モバイルノ 一ドとモパイルアクセスルータとの間に他のルータが存在する場合でも、上流のモバ ィルアクセスルータの HoAを知ることができるようになる。これによつて、モバイルノー ドは、バインディングアップデートメッセージにアクセスルータオプションを坦め込むこ とが可能となり、その結果、 AROによる解決方法を、標準として機能させることが可能 となる。
[0061] <第 3の実施の形態 >
本発明の第 3の実施の形態では、モバイルノード力 その上流のすべてのルータに 対して、特別なパケットを送信する場合について説明する。ここでは、 AROによる解 決方法をサポートするルータ力 それぞれのホームアドレスを応答する。
[0062] 第 3の実施の形態においても、図 1に図示される本発明の配置例が参照される。モ バイルノード 1000—1は、最初の起動時に、ローカル固定ルータ 1100—1からルータ 通知メッセージを受け取り、ルータ通知によって報じられるプリフィックス情報に基づ いて、 自ら CoAを構成する。続いて、モバイルノード 1000— 1は、その HoAとの関連 付けがなされるように、ホームエージェント 1400—1及び通信相手ノード 1500—1に 対して、 BUメッセージを送信して、新たな CoAを通知する必要がある。ローカル固定 ノレータ 1100—1によって送られたルータ通知には、 ARA— Infoが含まれてレヽなレ、の で、モバイルノード 1000—1は、送信する BUメッセージ内にアクセスルータォプショ ンを含ませることはできなレ、。 [0063] このような状況が生じた場合には、モバイルノード 1000—1は、 BUメッセージの発 信を遅らせ、その代わりに、すべての上流のルータに対して、各ルータの HoAの取 得を要求するための特別なパケットを送信する。この特別なパケットは、アクセスルー タのアドレス要求であることを示す特定のタイプを有する ICMP (インターネット制御メ ッセージプロトコノレ: Internet Control Message Protocol )の形式を取ることも可能であ り、あるいは、受信者がルータ通知の応答にホームアドレスを含ませるように指示する 特別なオプションを有する通常のルータ要請メッセージ (非特許文献 10を参照)とし てもよレ、。なお、説明を簡単にするため、以降、このパケットを「アクセスルータァドレ ス調查メッセージ(Access Router Address Probe message)」、又は、略して「ARA_P robe」と呼ぶことにする。
[0064] モバイノレノード 1000— 1は、上流のモパイルアクセスルータ 1200— 1の存在を知ら ないので、 ARA_Probeの送信先フィールド内に、ブロードキャストアドレス又はマル チキャストアドレスを使用する必要がある。 IPv6では、すべてのルータに関連付けら れたォ一ノレノレ一タマノレチキャストアドレス、 al卜 router multicast address カ S定 されて おり、モバイルノード 1000—1は、このオールルータマルチキャストアドレスを送信先 アドレスとして使用することが可能である。また、あるいは、上流ルータのみに関連付 けられた特別なマルチキャストアドレスが定義されてもよレ、。なお、以降、このマルチ キャス卜ゾドレス 「上流ノレ一タマノレチヤヤストフドレス (upstream— router multicast address)」と呼ぶことにする。すなわち、これは、すべてのルータが、それらのィグレス インタフェースから受信する上流ルータマルチキャストアドレスに関連するパケットを 暗黙のうちに無視する一方、イングレスインタフェースからィグレスインタフェース方向 に受信する上流ルータマルチキャストアドレスに関連するパケットの転送を行うことを 意味している。
[0065] マルチキャストアドレスによるパケットの分散量を制限するために、 IPv6には、パケ ットを転送することができる回数を制限するホップリミットフィールドが設けられている。 モバイルノード 1000—1は、パケットの分散を抑制するために、小さなホップリミット値 (例えば、 2又は 3)を使用することが可能である。
[0066] また、ローカル固定ルータ 1100—1も、 ARA— Probeを受信することになる力 この パケットを理解することはほとんど不可能であり、上流(すなわち、モパイルアクセスル ータ 1200— 1)に向けて、このパケットの転送を行うことになる。そして、モバイルァク セスルータ 1200-1が、このパケットを受信した場合には、本発明の第 1の実施の形 態で説明したように、この ARA_Probeの送信者(すなわち、モバイルノード 1000— 1)に向けて、 ARA— Resを送信することとなる。
[0067] モパイルアクセスルータ 1200—1がモバイルノード 1000—1に対して送信する ARA 一 Resパケットには、以下の情報が含まれる必要がある。 (1)このパケットが ARA— Pr obeに対する応答であることを示す情報、 (2)モパイルアクセスルータ 1200— 1の Ho Aを特定する値。また、オプションとして、モバイルノード 1000— 1が、有効な応答で あることを検証することができるように、 ARA_Resパケットに、オリジナルの ARA_Pr obeメッセージの一部が含まれるようにすることも可能である。なお、モパイルアクセス ノレータ 1200—1は、 ARA_Resによって応答を行うので、 ARA_Probeをさらに上流 に転送する必要がなレ、場合には、 ARA— Probeを含むパケットを破棄する処理を行 う力、あるいは、 ARA— Probeメッセージを削除又は無効化して、通常のパケットと同 様の処理を行うことも可能である。
[0068] モバイルノード 1000—1は、この ARA— Resを受信した後に、アクセスルータォプシ ヨンが挿入された BUメッセージを送信することが可能となる。その後のモバイルノード 1000—1及びモパイルアクセスルータ 1200—1の動作は、オリジナルの AROソリュー シヨンで規定されているものが行われることになる。なお、ブロードキャスト方法を使用 した場合、モバイルノード 1000—1が 1つ以上の ARA— Resを受信する可能性がある 。この場合には、最も早く戻ってくる応答を行った者が最も近くに存在していることが 示唆されるので、モバイルノード 1000—1は、最初に受信した ARA— Resを使用する ことが望ましい。
[0069] すなわち、モバイルノード 1000—1は、 BUメッセージを送信する場合に、図 6に示 されるァノレゴリズムに従うこととなる。ステップ S31000におレヽて、モバイノレノード 1000 — 1は、 自身のアクセスルータの HoAを知っているかどうかをチェックする。アクセスル ータの HoAを知っている(ノレータ通知メッセージから抽出された ARA— Info、又は、 以前に受信した ARA— Resメッセージによって知ってレ、る)場合には、ステップ S311 00に示されているように、モバイルノード 1000—1は、アクセスルータの HoAに等し い値を有するアクセスルータオプションを、 BU内に設定する。一方、アクセスルータ の HoAを知らない場合には、ステップ S31200に進み、 ARA— Probeを送信する。 そして、ステップ S31300に示されてレヽるように、モバイルノード 1000— 1は、有効な ARA— Resの受信、又は、タイムアウトの待機状態となる。有効な ARA— Resを受信 した場合には、モバイルノード 1000— 1は、ステップ S31100に進み、アクセスルータ オプションが揷入された BUを送信する。なお、アクセスルータの HoAの値には、 AR A— Resから抽出された HoAの値に等しい値が利用される。一方、タイムアウトになつ た場合には、モバイルノード 1000—1の上流には、モパイルアクセスルータ 1200— 1 は存在しないとみなされて、ステップ S31400に示されてレ、るように、アクセスルータ オプションを有さなレ、 BUの送信処理が行われる。
[0070] また、モパイルアクセスルータ 1200—1に関しては、本発明では、そのイングレスィ ンタフェースのうちの 1つ力 入ってくる入力パケットに係る処理方法について、わず 力な変更が必要とされる。図 7には、この変更が図示されている。まず、ステップ S32 000において、モパイルアクセスルータ 1200— 1は、入力パケットが ARA-Probeか どうかをチェックする。 ARA— Probeではない場合には、ステップ S32100に進み、モ パイルアクセスルータ 1200— 1は、通常の入力パケットの処理を行う。一方、パケット が ARA— Probeの場合には、ステップ S32200に進み、モパイルアクセスルータ 120 0—1は、入力パケットに記載されているソースアドレスに対して、その HoAを含む AR A— Resパケットを送信する。
[0071] なお、上述の第 1の実施の形態と同様に、モパイルアクセスルータ 1200—1の HoA を格納する場合、モバイルノード 1000—1は、現在のデフォルトルータ(すなわち、口 一カル固定ルータ 1100—1)に関する情報と共に、モパイルアクセスルータ 1200— 1 の HoAの格納を行う必要がある。これにより、モバイルノード 1000—1が新たな位置 に移動した場合には、そのデフォルトルータの変更に伴って、格納されているモバイ ルアクセスルータ 1200— 1の HoAも除去されるようになる。
[0072] 以上のように、本発明の第 3の実施の形態によれば、モバイルノードは、モバイルノ 一ドとモパイルアクセスルータとの間に他のルータが存在する場合でも、上流のモバ ィルアクセスルータの HoAを知ることができるようになる。これによつて、モバイルノー ドは、バインディングアップデートメッセージにアクセスルータオプションを坦め込むこ とが可能となり、その結果、 AROによる解決方法を、標準として機能させることが可能 となる。
[0073] <第 4の実施の形態 >
本発明の第 4の実施の形態では、ローカル固定ルータ自身が送信するルータ通知 メッセージ内に、ローカル固定ルータが接続されているモパイルアクセスルータのプ ライマリグローバルアドレスを加えることができるように、ローカル固定ルータを構成す る場合について説明する。
[0074] 第 4の実施の形態においても、図 1に図示される本発明の配置例が参照される。こ こでは、ローカル固定ルータ 1100— 1力 そのィグレスインタフェースから、デフォルト ノレータ(すなわち、モバイノレアクセスノレータ 1200—1)によって送信されたルータ通知 を聞くことができるように構成されてレ、る。
[0075] ルータ通知内に ARA— Infoが含まれていることを検出した場合には、ローカル固定 ノレータ 1100— 1は、 ARA— Info力ら抽出されるアドレスを格納する。続いて、ロー力 ノレ固定ノレータ 1100— 1は、そのデフォルトルータの HoAを含む ARA— Infoを、ルー タ通知に挿入して、そのイングレスインタフェースへのルータ通知の送信を行う。これ により、モバイルノード 1000— 1にとつては、ローカル固定ルータ 1100— 1が、あたか も AROによる解決方法をサポートしているモパイルアクセスルータであるかのように 見える。しかしながら、実際には、ローカル固定ルータ 1100—1は、 AROによる解決 方法の主要部分を理解する必要はなぐ単に、モパイルアクセスルータ 1200-1から 受信したルータ通知からモパイルアクセスルータ 1200—1の HoAを抽出する方法や 、ローカル固定ルータ 1100—1自身が送信するルータ通知に、モパイルアクセスル ータ 1200—1の HoAを揷入する方法を知っておくだけでよレ、。
[0076] モパイルアクセスルータ 1200—1の HoAを格納する場合、ローカル固定ルータ 11 00_1は、現在のデフォルトルータ(すなわち、モパイルアクセスルータ 1200—1)に 関する情報と共に、モパイルアクセスルータ 1200— 1の HoAの格納を行う必要がある 。これにより、モバイルノード 1000— 1が新たな位置に移動した場合には、そのデフォ ルトルータの変更に伴って、格納されているモパイルアクセスルータ 1200—1の HoA も除去されるようになる。
[0077] したがって、本発明の第 4の実施の形態では、オリジナルの AROによる解決方法を 行うために、ローカル固定ルータ 1100—1だけが修正される。また、モバイルノード 1 000—1及びモパイルアクセスルータ 1200—1は、両方ともオリジナルの AROソリュー シヨンで規定される処理に従う。図 8には、ローカル固定ルータ 1100—1のイダレスィ ンタフエースから入ってくる入力パケットの通常の処理への変更が図示されてレ、る。ス テツプ S41000におレヽて、ロー力ノレ固定ノレータ 1100—1は、まず、ィグレスインタフエ ースから入ってくる入力パケットがルータ通知であるかどうかをチェックする。入力パ ケットがルータ通知ではない場合には、ステップ S41100力 S行われ、パケットに係る通 常の処理(一般の IPルータで可能な処理)が実行される。一方、入力パケットがルー タ通知の場合には、ステップ S41200に示されるように、ルータ通知に係る通常の処 理が実行される。なお、この処理によって、ローカル固定ルータ 1100-1は、デフォ ノレトルータの構成を変更する可能性もある。
[0078] この処理(ステップ S41200の処理)の後に、ステップ S41300に示されるように、ル ータ通知のチェックが行われ、ルータ通知がローカル固定ルータ 1100—1のデフォ ルトルータから来たものであるかどうかが確認される。デフォルトルータからのルータ 通知ではない場合には、特に、処理が行われる必要はなレ、が、一方、デフォルトルー タカ のルータ通知である場合には、次に、ステップ S41400におレヽて、ルータ通知 のチェックが行われ、ルータ通知が ARA— Infoを含んでレ、るかどうかがチェックされる 。そして、 ARA— Infoが含まれていない場合には、ステップ S41500に示されるように 、デフォルトルータの HoAを格納する内部変数がクリアされ、また、ルータ通知が AR A_Info (デフォルトルータの HoA)を含んでいる場合には、ステップ S41600におレヽ て、このアドレスが前述の内部変数に格納される(デフォルトルータの HoAを格納)。
[0079] また、次に説明するローカル固定ルータ 1100—1の動作の変更は、イングレスイン タフエースにルータ通知を送出する場合のものである。図 9には、この変更が図示さ れている。ステップ S42000におレ、て、まず、ローカル固定ルータ 1100— 1は、以前 に格納されたそのデフォルトルータ(すなわち、モパイルアクセスルータ 1200—1)の HoAを保持してレ、る(知ってレ、る)かどうかのチェックを行う。 HoAを保持してレヽなレヽ 場合には、ステップ S42100力 S行われ、ローカル固定ルータ 1100— 1は、 ARA-Inf oを有さないルータ通知を送信する。一方、以前に格納されたそのデフォルトルータ の HoAを保持している場合には、ローカル固定ルータ 1100—1は、ステップ S4220 0に示されるように、デフォルトルータの HoAを含む ARA— Infoをルータ通知内に揷 入する。
[0080] 以上のように、本発明の第 4の実施の形態によれば、モバイルノードは、モバイルノ 一ドとモパイルアクセスルータとの間に完全には AROによる解決方法をサポートして いないルータが存在する場合でも、上流のモパイルアクセスルータの HoAを知ること ができるようになる。これによつて、モバイルノードは、バインディングアップデートメッ セージにアクセスルータオプションを埋め込むことが可能となり、その結果、 AROによ る解決方法を、標準として機能させることが可能となる。
産業上の利用可能性
[0081] 本発明は、モパイルネットワークを形成するモパイルアクセスルータと、このモバイ ルネットワークに接続されているモパイルノードとの間に、ローカル固定ルータが配置 されている構成においても、モバイルノード及びモパイルネットワークに対して、グロ 一バルな接続性を提供することが可能であり、モパイルネットワークに対して、グロ一 バルな接続性を提供するための通信ネットワークに係る技術に適用され、特に、 IPを 利用した通信に係る技術に適用される。

Claims

請求の範囲
モパイルネットワークを形成するモパイルアクセスルータと、前記モパイルネットヮー クに属するローカル固定ルータと、前記ローカル固定ルータに接続することによって 、前記モパイルネットワークに参加するモパイルノードとを有する通信システムにおけ る動的ネットワーク管理システムであって、
前記モパイルノードから、前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを要求 する情報が送信されることによって、前記ローカル固定ノレータを介して前記モパイル ノードから前記情報を受信した前記モパイルアクセスルータから、前記モパイルノード に対して、前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスが通知されるように 構成されている動的ネットワーク管理システム。
モパイルネットワークを形成するモパイルアクセスルータと、前記モパイルネットヮー クに属するローカル固定ルータと、前記ローカル固定ノレータに接続することによって 、前記モパイルネットワークに参加するモパイルノードとを有する通信システムにおけ る動的ネットワーク管理システムであって、
前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを把握していない前記モパイル ノード力、ら、前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを把握してレ、なレヽ 旨を示す情報が送信されることによって、前記ローカル固定ノレータを介して前記モバ ィルノードから前記情報を受信した前記モパイルアクセスルータから、前記モパイル ノードに対して、前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスが通知される ように構成されてレ、る動的ネットワーク管理システム。
モパイルネットワークを形成するモパイルアクセスルータと、前記モパイルネットヮー クに属するローカル固定ルータと、前記ローカル固定ルータに接続することによって 、前記モパイルネットワークに参加するモパイルノードとを有する通信システムにおけ る動的ネットワーク管理システムであって、
前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを含む情報を受信した前記ロー カル固定ルータ内の所定の情報格納手段に、前記モパイルアクセスルータの前記グ ローバルアドレスが格納されるとともに、前記ローカル固定ルータ力 前記モバイルノ ードに対して、前記所定の情報格納手段に格納されてレ、る前記モパイルアクセスノレ ータの前記グローバルアドレスが通知されるように構成されている動的ネットワーク管 理システム。
モパイルネットワークを形成することが可能なモパイルアクセスルータ内に配置され る動的ネットワーク管理装置であって、
前記モパイルネットワークに属するローカル固定ルータに接続するための接続手段 と、
前記モパイルネットワークに参加する任意のモバイルノードカ、ら送信され、前記ロー カル固定ルータによつて前記モパイルアクセスルータに転送されてくる前記モパイル アクセスルータのグローバルアドレスを要求する情報を検出する情報検出手段と、 前記情報検出手段によって前記情報が検出された場合には、前記モパイルァクセ スルータの前記グローバルアドレスを通知するために、前記ローカル固定ルータを介 して前記情報を送信した前記モパイルノードに向けて転送される前記モパイルァクセ スルータの前記グローバルアドレスを含む応答情報を送信する応答情報送信手段と を、
有する動的ネットワーク管理装置。
モパイルネットワークを形成することが可能なモパイルアクセスルータ内に配置され る動的ネットワーク管理装置であって、
前記モパイルネットワークに属するローカル固定ルータに接続するための接続手段 と、
前記モパイルネットワークに参加しており前記モパイルアクセスルータのグローバル アドレスを把握していないモパイルノードから送信され、前記ローカル固定ルータによ つて前記モパイルアクセスルータに転送されてくる前記モパイルアクセスルータの前 記グローバルアドレスを把握していない旨を示す情報を検出する情報検出手段と、 前記情報検出手段によって前記情報が検出された場合には、前記モパイルァクセ スルータの前記グローバルアドレスを通知するために、前記ローカル固定ルータを介 して前記情報を送信した前記モパイルノードに向けて転送される前記モパイルァクセ スルータの前記グローバルアドレスを含む応答情報を送信する応答情報送信手段と を、 有する動的ネットワーク管理装置。
[6] 前記情報検出手段によって前記情報が検出された場合には、前記情報を含むパ ケットから前記情報を削除する情報削除手段と、
前記情報削除手段による前記情報の削除後のパケットを、前記パケットに設定され ている所定の送信先に向けて転送する転送手段とを、
有する請求項 4又は 5に記載の動的ネットワーク管理装置。
[7] 前記情報を含むパケットに設定されている所定の送信先に向けて、前記パケットを 転送する転送手段を有する請求項 4又は 5に記載の動的ネットワーク管理装置。
[8] 前記情報を含むパケットを破棄する破棄手段を有する請求項 4又は 5に記載の動 的ネットワーク管理装置。
[9] モパイルアクセスルータが形成するモパイルネットワークに参加することが可能なモ パイルノード内に配置される動的ネットワーク管理装置であって、
前記モパイルネットワークに属する任意のルータに接続するための接続手段と、 前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを把握していない場合に、前記 接続手段によつて接続されてレ、る前記ルータによつて前記モパイルアクセスルータに 転送される前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを要求する情報を 、前記ルータに送信する送信手段と、
前記送信手段によって送信された前記情報の応答として、前記モパイルアクセスル ータによって送信された前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを含 む応答情報を、前記ルータから受信する応答情報受信手段とを、
有する動的ネットワーク管理装置。
[10] モパイルアクセスルータが形成するモパイルネットワークに参加することが可能なモ パイルノード内に配置される動的ネットワーク管理装置であって、
前記モパイルネットワークに属する任意のルータに接続するための接続手段と、 前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを把握していない場合に、前記 接続手段によつて接続されてレ、る前記ルータによつて前記モパイルアクセスルータに 転送される前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを把握していない 旨を示す情報を、前記ルータに送信する送信手段と、 前記送信手段によって送信された前記情報の応答として、前記モパイルアクセスル ータによって送信された前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを含 む応答情報を、前記ルータから受信する応答情報受信手段とを、
有する動的ネットワーク管理装置。
[11] 所定の通信装置に対して送信するバインディングアップデートメッセージに係るパ ケットのヘッダに、前記情報を揷入する情報揷入手段を有しており、
前記送信手段が、前記情報揷入手段によって前記情報が埋め込まれた前記バイ ンデイングアップデートメッセージに係る前記パケットを送信するように構成されてい る請求項 9又は 10に記載の動的ネットワーク管理装置。
[12] 前記送信手段が、前記情報の送信と共に、アクセスルータオプションの使用が可能 である旨を示す情報を送信するように構成されている請求項 9又は 10に記載の動的 ネットワーク管理装置。
[13] 前記情報を示す特別なパケットを生成するパケット生成手段を有し、
前記送信手段が、前記パケット生成手段によって生成された前記特別なパケットを 送信するように構成されている請求項 9又は 10に記載の動的ネットワーク管理装置。
[14] モパイルネットワークを形成するモパイルアクセスルータに固定的に接続されるロー カル固定ノレータ内に配置される動的ネットワーク管理装置であって、
前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを含む情報を受信する受信手段 と、
前記受信手段によって受信された前記モパイルアクセスルータの前記グローバル アドレスを格納する情報格納手段とを、
有する動的ネットワーク管理装置。
[15] 前記情報格納手段に格納されてレ、る前記モパイルアクセスルータの前記グローバ ノレアドレスを、前記ローカル固定ルータの配下に接続されてレ、るノードに通知する通 知手段を有する請求項 14に記載の動的ネットワーク管理装置。
[16] 前記受信手段によって受信された前記情報が、前記モパイルネットワークのデフォ ノレトルータから送られてきたものか否力、を判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記デフォルトルータから送られてきたものであると判断され た場合にのみ、前記情報格納手段に前記デフォルトルータの前記グローバルァドレ スの格納を行うように制御する格納制御手段とを、
有する請求項 14に記載の動的ネットワーク管理装置。
[17] 前記受信手段によって受信される前記情報が、前記モパイルアクセスルータのル ータ通知メッセージである請求項 14に記載の動的ネットワーク管理装置。
[18] 前記通知手段が、前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを含むル ータ通知によって前記ノードへの通知を行うように構成されている請求項 15に記載 の動的ネットワーク管理装置。
[19] モパイルネットワークを形成することが可能であり、前記モパイルネットワークに属す るローカル固定ルータと接続可能なモパイルアクセスルータにおいて行われる動的 ネットワーク管理方法であって、
前記モパイルネットワークに参加する任意のモバイルノードカ、ら送信され、前記ロー カル固定ルータによつて前記モパイルアクセスルータに転送されてくる前記モパイル アクセスルータのグローバルアドレスを要求する情報を検出する情報検出ステップと 前記情報検出ステップで前記情報が検出された場合には、前記モパイルアクセス ルータの前記グローバルアドレスを通知するために、前記ローカル固定ルータを介し て前記情報を送信した前記モパイルノードに向けて転送される前記モパイルアクセス ルータの前記グローバルアドレスを含む応答情報を送信する応答情報送信ステップ とを、
有する動的ネットワーク管理方法。
[20] モパイルネットワークを形成することが可能であり、前記モパイルネットワークに属す るローカル固定ルータと接続可能なモパイルアクセスルータにおいて行われる動的 ネットワーク管理方法であって、
前記モパイルネットワークに参加しており前記モパイルアクセスルータのグローバル アドレスを把握していないモパイルノードから送信され、前記ローカル固定ルータによ つて前記モパイルアクセスルータに転送されてくる前記モパイルアクセスルータの前 記グローバルアドレスを把握していない旨を示す情報を検出する情報検出ステップと 前記情報検出ステップで前記情報が検出された場合には、前記モパイルアクセス ルータの前記グローバルアドレスを通知するために、前記ローカル固定ルータを介し て前記情報を送信した前記モパイルノードに向けて転送される前記モパイルアクセス ルータの前記グローバルアドレスを含む応答情報を送信する応答情報送信ステップ とを、
有する動的ネットワーク管理方法。
[21] 前記情報検出ステップで前記情報が検出された場合には、前記情報を含むバケツ トから前記情報を削除する情報削除ステップと、
前記情報削除ステップにおける前記情報の削除後のパケットを、前記パケットに設 定されている所定の送信先に向けて転送する転送ステップとを、
有する請求項 19又は 20に記載の動的ネットワーク管理方法。
[22] 前記情報を含むパケットに設定されている所定の送信先に向けて、前記パケットを 転送する転送ステップを有する請求項 19又は 20に記載の動的ネットワーク管理方 法。
[23] 前記情報を含むパケットを破棄する破棄ステップを有する請求項 19又は 20に記載 の動的ネットワーク管理方法。
[24] モパイルアクセスルータが形成するモパイルネットワークに参加することが可能であ り、前記モパイルネットワークに属する任意のルータと接続可能なモバイルノードにお いて行われる動的ネットワーク管理方法であって、
前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを把握していない場合に、接続 されている前記ルータによって前記モパイルアクセスルータに転送される前記モバイ ルアクセスルータの前記グローバルアドレスを要求する情報を、前記ルータに送信す る送信ステップと、
前記送信ステップで送信された前記情報の応答として、前記モパイルアクセスルー タによって送信された前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを含む 応答情報を、前記ルータから受信する応答情報受信ステップとを、
有する動的ネットワーク管理方法。 [25] モパイルアクセスルータが形成するモパイルネットワークに参加することが可能であ り、前記モパイルネットワークに属する任意のルータと接続可能なモバイルノードにお いて行われる動的ネットワーク管理方法であって、
前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを把握していない場合に、接続 されている前記ルータによって前記モパイルアクセスルータに転送される前記モバイ ルアクセスルータの前記グローバルアドレスを把握していない旨を示す情報を、前記 ルータに送信する送信ステップと、
前記送信ステップで送信された前記情報の応答として、前記モパイルアクセスルー タによって送信された前記モパイルアクセスルータの前記グローバルアドレスを含む 応答情報を、前記ルータから受信する応答情報受信ステップとを、
有する動的ネットワーク管理方法。
[26] 所定の通信装置に対して送信するバインディングアップデートメッセージに係るパ ケットのヘッダに、前記情報を挿入する情報挿入ステップを有しており、
前記送信ステップにおレ、て、前記情報挿入ステップによって前記情報が埋め込ま れた前記バインディングアップデートメッセージに係る前記パケットを送信する請求項 24又は 25に記載の動的ネットワーク管理方法。
[27] 前記送信ステップにおいて、前記情報の送信と共に、アクセスルータオプションの 使用が可能である旨を示す情報を送信する請求項 24又は 25に記載の動的ネットヮ ーク管理方法。
[28] 前記情報を示す特別なパケットを生成するパケット生成ステップを有し、
前記送信ステップにおレ、て、前記パケット生成ステップで生成された前記特別なパ ケットを送信する請求項 24又は 25に記載の動的ネットワーク管理方法。
[29] モパイルネットワークを形成するモパイルアクセスルータに固定的に接続されるロー カル固定ルータにおいて行われる動的ネットワーク管理方法であって、
前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレスを含む情報を受信する受信ステ ップと、
前記受信ステップで受信された前記モパイルアクセスルータのグローバルアドレス を、所定の情報格納手段に格納する情報格納ステップとを、 有する動的ネットワーク管理方法。
[30] 前記所定の情報格納手段に格納されている前記モパイルアクセスルータの前記グ ローバルアドレスを、前記ローカル固定ルータの配下に接続されてレ、るノードに通知 する通知ステップを有する請求項 29に記載の動的ネットワーク管理方法。
[31] 前記受信ステップで受信された前記情報が、前記モパイルネットワークのデフォルト ルータから送られてきたものか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップによって前記デフォルトルータから送られてきたものであると判断 された場合にのみ、前記所定の情報格納手段に前記デフォルトルータの前記グロ一 バルアドレスの格納を行うように制御する格納制御ステップとを、
有する請求項 29に記載の動的ネットワーク管理方法。
[32] 前記受信ステップで受信される前記情報が、前記モパイルアクセスルータのルータ 通知メッセージである請求項 29に記載の動的ネットワーク管理方法。
[33] 前記通知ステップにおいて、前記モパイルアクセスルータの前記グローバルァドレ スを含むルータ通知によって前記ノードへの通知を行う請求項 30に記載の動的ネッ トワーク管理方法。
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