WO2003056278A1

WO2003056278A1 - Appareil de navigation

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Publication number: WO2003056278A1
Application number: PCT/JP2002/012875
Authority: WO
Inventors: Hiroyuki Morita; Shinichi Kawada; Eiichi Murohashi
Original assignee: Nippon Seiki Co.,Ltd.; Honda Giken Kogyo Co.,Ltd.
Priority date: 2001-12-26
Filing date: 2002-12-09
Publication date: 2003-07-10
Also published as: EP1837624A3; EP1460381A4; EP1837624A2; EP1460381B1; US7206695B2; EP1837625A2; EP1837624B1; US20040128061A1; EP1460381A1; EP1837625A3

Description

明細書ナビゲーシヨン装置技術分野

本発明は、人間，車両等の移動体の誘導等に利用されるナビゲーシヨン装置に関する。背景技術

表示装置の画面に少なくとも利用者の現在地に関する情報を表示することにより、人間，車両等の移動体の経路誘導等に利用されるナビゲーシヨン装置として、例えば、地図の上に、前記現在地を示す記号（前記「現在地に関する情報」），走行ルート，目的地，方位，縮尺等の情報を重ねて表示するものが実用化されており、表示モードとしては、前記現在地を前記表示装置の略中央に配置する現在地中心表示モードや、走行方向の前方を広く表示するフロントワイド表示モード等があり、また、前記各モードにおいて、方位の「北」を上にして表示するノースアップ表示モードや、進行方向を上にして表示するへディングアップ表示モード等を組み合わせて表示することが知られている（例えば、特開平 1 0— 2 0 7 7 6号公報参照）。

地名、道路名、河川名、鉄道路線名、主要建物名等を有する地図上に現在地や走行ルート等を重ねて表示する構成の場合、前記表示装置が 5ィンチないし 7ィンチ程度では、表示領域、すなわち前記画面に対する情報の割合が過多になるきらいがあり、視認性向上に改良の余地があった。

また、フロントワイド表示モードは、これから通過する地域に関する情報や走行ルートを確認しやすい便利な表示モードであるが、表示モードが固定されるため前記表示装置における画面変化が乏しく、交差点や目的地等のゥエーボイントに接近した際における注意喚起力が弱く、利便性向上に改良の余地があった。本発明は、このような課題に着目して考えられたものであり、視認性や利便性を改良したナビゲーシヨン装置の提供を目的とする。発明の開示

本発明のナビゲーシヨン装置は、請求の範囲第 1項に記載のように、利用者の現在地を示す現在地表示アイコンと、前記利用者が移動中の利用道路を示す利用道路イメージと、前記利用道路に接続され前記現在地の進行方向前方に位置する選択道路を前記利用道路イメージとは異なる表示形状により示す選択道路ィメージと、前記利用者により設定され前記現在地の進行方向前方に位置するゥエーポイントを示すゥェ一ボイン卜表示アイコンと、を同一画面で表示することを有することを特徴とする。

特に、請求の範囲第 1項において請求の範囲第 2項に記載のように、前記現在地表示アイコンが前記画面の垂直方向の中心よりも下方の個所に位置すると共に前記進行方向前方を前記現在地表示アイコンの上方に表示し、少なくとも前記ゥエーポイント表示アイコンが前記画面に表示されるまでは前記現在地が変化しても前記現在地表示アイコンは前記画面における位置や方向が変化せずに前記個所に留まって表示することを特徴とする。

請求の範囲第 1項かも請求の範囲第 2項に記載の発明によれば、前記画面には、前記現在地表示アイコンと前記利用道路ィメージと前記選択道路ィメージと前記ゥェ一ボイント表示アイコンを主として表示することにより、前記画面における情報の割合を抑えて、視認性や利便性を改良したナビゲーシヨン装置の提供を行うことができる。

また、請求の範囲第 3項に記載のように、利用者の現在地を示す現在地表示ァイコンと、前記利用者が移動中の利用道路を示す利用道路イメージと、前記利用道路に接続され前記現在地の進行方向前方に位置する選択道路を前記利用道路ィメージとは異なる表示形状により示す選択道路イメージと、前記利用者により設定され前記現在地の進行方向前方に位置するゥエーボイントを示すゥエーボイント表示アイコンと、を同一画面で表示し、このゥエーポイント表示アイコンは前記現在地が前記ゥエーボイン卜への接近に伴い前記画面の所定個所方向へ移動して前記所定個所に留まり、以後前記現在地表示アイコンが前記ゥエーボイント表示アイコンへ向かって前記利用道路イメージ上を移動することを特徴とする。特に、請求の範囲第 3項において請求の範囲第 4項に記載のように、前記現在地と前記ゥエーボイントとの距離が一定距離以内となった場合には、前記ゥェ一ボイント表示アイコンを前記画面の所定個所に固定表示することを特徴とする。特に、請求の範囲第' 3項において請求の範囲第 5項に記載のように、前記現在地が前記ゥエーポイントを通過すると、一定時間、又は、一定距離が経過するまで、前記ゥエーボイント通過時の表示に前記現在地表示アイコンを表示することを特徴とする。

請求の範囲第 3項から請求の範囲第 5項に記載の発明によれば、前記ゥエーポイントに接近した際における表示モードが通常の表示モードとは異なるため、前記ゥエーボイントに接近した際における注意喚起力が強くなり、視認性や利便性を改良したナビゲ一シヨン装置の提供を行うことができる。

特に、請求の範囲第 1項、又は、請求の範囲第 3項において請求の範囲第 6項に記載のように、前記現在地が前記利用道路から外れた場合には、前記現在地の履歴を示す軌跡イメージを前記現在地表示アイコンの後方に表示することを特徴とする。

特に、請求の範囲第 6項において請求の範囲第 7項に記載のように、前記現在地が前記利用道路から外れた場合の前記画面の表示モードは、前記利用者が前記利用道路を移動中のものとは異なることを特徴とする。

請求の範囲第 6項から請求の範囲第 7項に記載の発明によれば、正規のルートに乗っているか否かで前記画面の表示モードが大きく異なり、正規のルートに接近した際における注意喚起力が強くなり、視認性や利便性を改良したナビゲーション装置の提供を行うことができる。

また、請求の範囲第 8項に記載のように、利用者の現在地が変化しても所定位置に留まる現在地表示アイコンと、前記現在地を中心とする進行方向前方の一定範囲の方位に関する方位情報と、前記現在地における前記進行方向と前記利用者により設定されるゥェ一ポイントとの方位に関する誘導情報と、を同一画面で表示することを特徴とする。

特に、請求の範囲第 8項において請求の範囲第 9項に記載のように、前記画面の水平方向に前記方位情報を配置し、前記方位情報に重ね、あるいは、前記方位情報の近傍個所に前記現在地表示アイコンを配置し、前記方位情報の上方に前記誘導情報を配置し、前記画面で表示することを特徴とする。

特に、請求の範囲第 8項、又は、請求の範囲第 9項において請求の範囲第 1 0 項に記載のように、前記誘導情報は、前記ゥエーポイントが前記現在地に対して前記一定範囲内に位置する場合とそれ以外の場合とで、その表示形状が異なることを特徴とする。

請求の範囲第 8項から請求の範囲第 1 0項に記載の発明によれば、前記画面には、前記現在地表示アイコンと前記誘導情報や前記方位情報を主として表示することにより、前記現在地と前記ゥエーポイントとの位置関係を伝達する補助的な表示を行うものとなり、前記利用者の精神的な負荷の軽減に有効な、視認性や利便性を改良したナビゲ一シヨン装置の提供を行うことができる。

また、請求の範囲第 1 1項に記載のように、利用者の現在地が変化しても所定位置に留まる現在地表示アイコンと、この現在地表示アイコンの周囲に位置して前記利用者により設定されるゥエーボイントの方向に関する進行情報と、を同一画面で表示することを特徴とする。

特に、請求の範囲第 1 1項において請求の範囲第 1 2項に記載のように、前記進行情報は、前記現在地を中心とする前記進行方向の少なくとも前方の所定角度範囲を分割し、前記ゥエーポイントの前記方向を指示することができる、複数個の区切りマークからなることを特徴とする。

特に、請求の範囲第 1 2項において請求の範囲第 1 3項に記載のように、 1個、又は、隣接する 2個の前記区切りマークにより前記ゥエーボイン卜の前記方向を指示することを特徴とする。

請求の範囲第 1 1項から請求の範囲第 1 3項に記載の発明によれば、前記画面には、前記現在地表示アイコンと前記誘導情報や前記方位情報を主として表示することにより、前記現在地と前記ゥェ一ポイントとの位置関係を伝達する補助的な表示を行うものとなり、前記利用者の精神的な負荷の軽減に有効な、視認性や利便性を改良したナビゲーシヨン装置の提供を行うことができる。図面の簡単な説明第 1図は、ナビゲーシヨン装置の構成を説明するブロック図、第 2図から第 7 図は、ナビゲーシヨン装置における表示を説明する説明図である。発明を実施するための最良の形態

本発明を、添付図面に示した実施の形態に基づき説明する。

第 1図は、本発明の実施の形態の構成を説明するブロック図であり、 G P S用の測位衛星からの信号を受信するアンテナ 1と、一定の周期によりその信号を取り込んで周波数変調及び復調して受信位置の緯度，経度，進行方向（方位や角度とも言う），高度等の位置データを演算して出力する受信ユニット 2と、受信ュニット 2からの出力信号を入力して演算処理を行うことにより使用者である移動体の現在地に関する位置データを求める制御装置 3と、制御装置 3の前記位置デ一夕に応じて地図，地形図，道路，河川，地名等の地図データを記憶している C D— R OM等の記憶媒体 4から前記現在地の周囲の前記地図デ一夕に基づく表示データを読み出す読取装置 5と、使用者の操作によって制御装置 3へ各種設定を入力するためのキーボードやスィッチ等の入力装置 6と、制御装置 3の前記位置データに基づく前記表示デ一夕を用いることにより、現在地，目的地，走行ル一ト，方位，縮尺度等の情報を表示するための L C Dからなる表示装置 7とにより構成されている。なお、 8は表示装置 7を駆動するための制御装置 3と表示装置 7との間に位置するドライバ回路である。

この実施の形態で示す所謂 G P Sタイプのナビゲ一シヨン装置では、アンテナ 1と受信ュニット 2と制御装置 3が、前記利用者の現在地等の状況を検出する位置検出手段となっているが、所謂自立航法タイプ、あるいは、それと前記 G P S タイプとの併用である所謂ハイプリッドタイプのナビゲーシヨン装置であれば、速度センサや方位センサ等の各種センサ、及び、演算を行うマイコン等の演算装置等が位置検出手段となり、前記演算装置としては、制御装置 3の C P U 3 aで兼用することも可能である。

制御装置 3は、 C P U 3 a， R O M 3 b , R AM 3 c等からなる周知のマイク口コンピュータ（マイコン）で構成されており、 R AM 3 cに格納される各種デ —夕を R〇M 3 bに予め記憶したプログラムに基づき C P U 3 aが所定の演算処理を行うことにより前記位置データを求める。

なお、記憶媒体 4は、パソコン等の外部装置から C D— R OMや D V D— R O Mに記憶されている前記地図データ（あるいは、前記表示データ）を取り込み、又は、通信回線を介して遠隔地のサーバから前記地図データ（あるいは、前記表示データ）をダウンロードし、これを記憶素子（フラッシュメモリ一，メモリ一スティック，メモリー I C等と称する携帯可能な半導体素子）に記憶させる構成ではその記憶素子が該当し、この構成では制御装置 3の C P U 3 aが読取装置 5 の役割を担当することになり、記憶媒体 4と読取装置 5、又は、これらに相当する代替品が、表示装置 7で表示され後述する情報の基礎となる前記表示デー夕を作成するための表示デー夕作成手段となる。

次に、表示装置 7での具体的な表示について、第 2図から第 7図を用いながら説明する。

表示装置 7は、横方向に長い矩形状の表示領域である画面 Xを有し、この画面 Xに、各種情報を表示するのであるが、前記情報としては、前記表示データから抽出されるデータや R AM 3 cに格納される前記各種データから抽出されるデ一夕を組み合わせて構成され、例えば、利用者の現在地を示す略矢印形状の現在地表示アイコン a、前記利用者が移動中の利用道路を示す太線状の利用道路ィメージ、前記利用道路に接続され前記現在地の進行方向前方に位置する選択道路を示す細線状の選択道路ィメージ c、前記利用者により設定され前記現在地の進行方向前方に位置する、例えば、前記利用道路と前記選択道路との交差点を示す円形状のゥエーポイント（Way Point) 表示アイコン dを有している。

前記ゥエーボイントは、目的地やチェックボイント等の目印地点として利用されるものである。また、前記進行方向とは、実際の移動中における正面の方角のみならず、非移動時における前記利用者の向いている方角をも含む。

第 2図は、通常状態の表示例を示しており、現在地表示アイコン aは、画面 X の中心 Yよりも若干下方となるよう、画面 Xの垂直方向の中心よりも下方の個所、例えば、画面 Xの下端から前記垂直方向の上方へ 3分の 1の個所に位置すると共に進行方向前方を現在地表示アイコン aの上方に表示し、少なくともゥエーボイント表示アイコン dが画面 Xに表示されるまでは前記現在地が変化しても現在地表示アイコン aは画面 Xにおける位置や方向が変化せずに前記個所に留まって表示する、所謂フロントワイド表示モード、かつ、ヘディングアップ表示モードでの表示を行う。なお、第 2図では、現在地表示アイコン aが、画面 Xの左右略中間個所に位置するように表示されているが、後述する他の表示項目との関係により、左右何れかの方向へずれて表示されても構わない。

利用道路イメージ bは、画面 Xの略全体に渡って表示されており、この利用道路イメージ bの上に現在地表示アイコン aが重なる状態で表示されており、この表示が意味する前記利用道路とは、前記使用者がルートガイダンス機能等を用いて予め検索設定した出発地から目的地までの移動予定ルー卜として選択された道路を言う。

選択道路ィメージ cは、利用道路イメージ bとは異なる表示形状となるように、利用道路イメージ bと比べて細めに表示されており、前記現在地の進行方向前方の画面 Xで表示される一定範囲内に存在しない場合には画面 Xで表示されないし、また、前記現在地の進行方向後方に存在しても画面 Xで表示されない。

ところで、この種のナビゲ一シヨン装置において、経路の所定地点において誘導に不要な道を除いて表示することにより、誘導表示の視認性を向上させ、誘導地点での進路を容易に認識できる先行文献（例えば、特開 2001-255159 号公報参照）がある。

本発明の本実施の形態と前記先行文献とは、利用道路（前記先行文献の誘導路）に接続される選択道路（前記先行文献の道路）以外の道路の表示を制限する点で共通しているが、後者は、単に表示の制限だけであるのに対して、前者は、表示の制限に加えて、前記利用道路と前記選択道路とで表示形状を異ならせており、視認性の向上に一層役立つものである。

ゥエーボイント表示アイコン dは、前記現在地の進行方向前方の画面 Xで表示される一定範囲内に存在しない場合には画面 Xで表示されないし、また、前記現在地の進行方向後方に存在しても画面 Xで表示されない。また、前記情報としては必須でなく、表示するかしないかを選択可能としたり、全く表示しなくても良い。

画面 Xには、前記情報以外にも、例えば、衛星受信状況 7 1，進行方向（コンパス） 7 2，進行誘導 7 3，現在地の地名 7 4，距離縮尺（スケール） 7 5，次の前記ゥェ一ポイントまでの残距離 7 6等の他の表示項目が、同時、又は、選択的に表示されている。

斯かる表示モードでは、現在地表示アイコン aは、前記現在地の変化に伴って位置や方向が変化せずに同一場所に留まって表示されるため、画面 Xにおける現在地表示アイコン aを容易に認識することができるものとなつて視認性が向上し、周囲の実際の風景と画面 Xとを比較することにより、近い将来における前記現在地の到達地点を容易に推測することができる。

第 3図は、前記現在地が前記ゥエーボイン卜との距離が近づいている場合を示しており、スケール 7 5に従い前記現在地と前記ゥエーポイントとの距離が画面 Xで表示可能となると、現在地表示アイコン aと共にゥェ一ボイント表示アイコン dが表示される（第 3図（a ) ) 。

ゥェ一ボイント表示アイコン dは、前記現在地が前記ゥエーボイン卜への接近に伴い画面 Xの所定個所方向へ移動して前記所定個所に留まり、以後現在地表示アイコン aがゥエーポイント表示アイコン dへ向かって利用道路イメージ b上を移動するもので、前記現在地と前記ゥエーポイントとの距離が一定距離、例えば、 3 0 0メートル以内となった場合には、ゥエーポイント表示アイコン dを画面 X の所定個所、例えば、中心 Y、又は、中心 Υの近くに固定表示させ（第 3図 ( b ) ) 、現在地表示アイコン aがゥエーポイント表示アイコン dへ徐々に近づく表示を行う（第 3図（c ) ) 。

そして、前記現在地が前記ゥエーポイントを通過すると、一定時間（例えば、 5秒）、又は、一定距離（例えば、 3 0メートル）が経過するまで、前記ゥエーポイント通過時の表示である第 3図（c ) に現在地表示アイコン aを表示させ、この間は通常状態の表示であるフロントワイド表示モードにへディングァップ表示モードを組み合わせた表示（第 3図（d ) ) を解除する。これにより、前記使用者は、前記ゥエーボイントを通過したことを確実に確認することができる。そして、前記一定時間や前記一定距離経過後は、フロントワイド表示モード、かつ、ヘディングアップ表示モードでの表示を行う第 3図（a ) で示す通常状態の表示モードへ戻る。斯かる表示モードでは、前記ゥエーボイントに接近した際における注意喚起力が強くなるため、前記ゥエーポイントにおける操作準備を十分な余裕を持ちながら事前に意識することができるものとなつて利便性が向上し、前記現在地の状況を容易に確認することができる。

第 4図は、前記現在地が前記利用道路から外れた場合のオフルート状態の表示例を示しており、この間は前記利用者が前記利用道路を移動中（通常状態）の表示モ一ドであるフロントワイド表示モードにヘディングアップ表示モードを組み合わせた表示モードを解除してこの通常状態の表示モードとは異なる表示モード、例えば、ノースアップ表示モードで表示する（第 4図（a ) ) 。なお、同図中符号 eは、前記現在地の履歴、すなわち移動して来た過去の通過点を示す点状の軌跡イメージである。

このオフルート状態で前記現在地が前記利用道路に近づくと、画面 Xには現在地表示アイコン aと利用道路イメージ bが表示され、この時、前記現在地に対する次の前記ゥェ一ポイントの方向を進行誘導 7 3で表示する（第 4図（b ) ) 。この例では、現在地表示アイコン aが利用道路イメージ bに到達した時点で左折する方向に次の前記ゥエーボイン卜が存在することを進行誘導 7 3が示している。斯かる表示モードでは、正規のルートに乗っているか否かで画面 Xの表示モードが大きく異なり、正規のルートに接近した際における注意喚起力が強くなつて利便性が向上し、前記現在地の状況を容易に確認することができる。また、前記使用者は、正規のルートへ乗った際に進むべき方向を事前に把握することができ、迷うことがなくなる。

本発明は、前述した実施の形態に限るものではなく、種々の変形が可能であり、例えば、第 4図において、選択道路イメージ cやゥェ一ポイント表示アイコン d は、必ずじも表示する必要はなく、表示するかしないかを選択可能としたり、全く表示しなくても良い。

また、フロントワイド表示モードにヘディングアップ表示モードを組み合わせて表示を行う場合について説明をしたが、フロントワイド表示モードに真北を画面 Xの上にして表示するノースアツプ表示モードゃ、ゥェ一ボイントを画面の上にして表示するターゲットアツプ表示を組み合わせて表示を行う場合にも前記同様に適用することができる。

第 5図は、利用道路ィメージ bや選択道路ィメジ c等の道路情報を表示せずに、現在地表示アイコン aと後述する方位情報や後述する誘導情報を中心とした表示を行うコンパスモードとした場合の表示例を示しており、第 2図と同一個所には同一符号を付している。

このコンパスモードでは、同一の画面 Xにおいて、前記利用者の前記現在地が変化しても所定位置に留まる現在地表示アイコン aと、前記現在地を中心とする進行方向前方の一定範囲の方位に関する方位情報と、前記現在地における前記進行方向と前記利用者により設定される前記ゥエーボイントとの方位に関する誘導情報と、が主要な表示項目として表示される。

前記方位情報とは、前記現在地を中心として進行方向前方の一定範囲の方位に関する情報を言い、第 5図では、前記現在地を中心として進行方向前方の左右 4 5度の範囲の方位を、「N (北）」「N E (北東）」「E (東）」「S E (南東）」「S (南）」「S W (南西）」「W (西）」「NW (北東）」の記号 f と、全方位（3 6 0度）を 3 2分割した目盛 gとで構成している。

前記誘導情報とは、前記現在地における前記進行方向と前記ゥェ一ポイントとの方位に関する情報を言い、ゥェ一ボイント表示アイコン dが画面 Xで表示される場合には、このゥエーボイン卜表示アイコン dが前記誘導情報の一部を構成する。

進行方向（正面）が南で前記ゥエーポイントが南南西に位置する場合、画面 X の垂直方向の略中央には水平方向に目盛 gが配置されると共にこの目盛 gに重ねて画面 Xの中心 Yに現在地表示アイコン aが位置するように表示され、目盛 gの下方左右に「S E」と「S W」の記号 fが表示され、現在地表示アイコン aの下方に「S」の記号 f が表示され、目盛 gの上方の「S」と「S W」の記号 f の中間にゥエーポイント表示アイコン dが表示される（第 5図（a ) ) 。なお、画面 Xの左下には、前記ゥエーポイントを特定するゥエーポイント名 7 7が表示されている。

進行方向を時計周りに回転して正面が西となった場合、目盛 gの下方左右に「S W」と「NW」の記号 f が表示され、現在地表示アイコン aの下方に「WJ の記号 fが表示され、画面 Xの表示範囲（南西〜北西）内に前記ゥエーポイントが含まれず、前記進行方向の左手方向に前記ゥエーボイン卜が存在することを示すガイドマーク hが表示される（第 5図（b ) ) 。このガイドマーク hは、前記現在地における前記進行方向と前記ゥェ一ポイントとの方位差を示しており、前記誘導情報の一部を構成する。

進行方向を時計周りに回転して正面が北となった場合、目盛 gの下方左右に「NW」と「N E」の記号 fが表示され、現在地表示アイコン aの下方に「N」の記号 fが表示される。この場合、画面 Xの表示範囲（北西〜北東）内に前記ゥェ一ポイントが含まれず、かつ、前記進行方向の真後ろ（すなわち、南）を中とする一定の範囲（例えば、 4 5度である南東〜南西）内に存在するから、左右何れかの回転でも略同様の動作で前記ゥエーボイントを画面 Xに表示することができることから、画面 Xの目盛 gの両端にガイドマーク hが表示される（第 5図 ( c ) ) 。このガイドマーク hは、前記誘導情報の一部を構成する。

進行方向を時計周りに回転して正面が東となった場合、目盛 gの下方左右に「N E」と「S E」の記号 fが表示され、現在地表示アイコン aの下方に「E」の記号 fが表示され、画面 Xの表示範囲（北東〜南東）内に前記ゥエーポイントが含まれず、前記進行方向の右手方向に前記ゥエーボイントが存在することを示すガイドマーク hが表示される（第 5図（d ) ) 。このガイドマーク hは、前記誘導情報の一部を構成する。

ナビゲーシヨン装置においては、特に初めての土地のような馴染みの薄い場面では、前記現在地の周囲の環境の把握に多くの注意力が注がれる傾向にあり、ナピゲーション装置は、前記現在地と前記ゥエーポイントとの位置関係を伝達する補助的な表示を行う方が前記利用者の精神的な負荷の軽減に有効なことが多く、利便性向上に改良の余地があった。

斯かる構成により、コンパスモードは、利用道路イメージ bや選択道路ィメージ c等の道路情報を表示せずに、主に現在地表示アイコン aと前記方位情報や前記誘導情報を表示するため、前記現在地と前記ゥェ一ポイントとの位置関係を伝達する補助的な表示を行い、前記利用者の精神的な負荷を軽減させることができる。また、前記誘導情報は、前記ゥエーポイントが前記現在地に対して前記一定範囲内に位置する場合の表示形状（ゥェ一ポイント表示アイコン d ) とそれ以外の場合の表示形状（ガイドマーク h ) とで異なるため、前記使用者は、直感的に進むべき方向を容易に把握することができ、迷うことがなくなる。

第 6図は、利用道路イメージ bや選択道路イメージ c等の道路情報を表示せずに、現在地表示アイコン aと後述する進行情報とを中心とした表示を行う矢印モードとした場合の表示例を示しており、この矢印モードは前述したコンパスモードの変形であり、第 2図や第 5図と同一個所には同一符号を付している。

この矢印モードでは、同一の画面 Xにおいて、利用者の現在地が変化しても所定位置に留まる現在地表示アイコン aと、この現在地表示アイコン aの周囲に位置して前記利用者により設定される前記ゥエーボイントの方向（ゥエーボイント方向）に関する進行情報と、が主要な表示項目として表示される。

前記進行情報とは、前記現在地を中心とする前記進行方向の少なくとも前方の所定角度範囲を分割し、前記ゥェ一ポイント方向を指示することができる複数個の区切りマークからなるもので、第 6図では、前記現在地を中心として進行方向前方の左右 9 0度を前記所定角度範囲とし、これを島状に配置した明色（発光）ドット形状からなる 9個の区切りマーク iで 8分割している。つまり、前記進行情報は分離状に形成されている。

そして、個々の区切りマーク iは、夫々が左右 1 1 . 2 5度の領域を有し、この領域に前記ゥエーポイント方向が含まれる場合には暗色（非発光）ドット形状からなるゥエーポイント方向指示兼用区切りマーク jへ代わり、前記ゥエーボイント方向を指示する。（第 6図（a ) ) 。

これにより、前記進行方向と前記ゥェ一ポイントとの関係を、 9 0度の 4分の 1の単位で知ることができる。

斯かる構成により、画面 Xにおけるゥエーポイント方向指示兼用区切りマーク jの位置を見ることで、前記進行方向と前記ゥエーポイントとの関係を容易に認識することができるものとなって視認性が向上し、前記使用者は、直感的に進むべき方向を容易に把握することができ、迷うことがなくなる。

更に、区切りマーク iの内、隣接する 2個をゥエーポイント方向指示兼用区切りマーク j とすることにより、この 2つのマーク jの間に前記ゥエーポイントが位置することを指示することができ、すなわち、 1 1 . 2 5度（9 0度の 8分の 1 ) の単位ずつに分割指示するのと同様な表示形態を実現して、表示分解能を高めることもできる（第 6図（b ) ) 。

本発明は、前述した実施の形態に限るものではなく、種々の変形が可能であり、例えば、第 5図において、前記方位情報を構成する目盛 gの分割数は任意に設定することができ、また、現在地表示アイコン aは、目盛 gに重ねずにその近傍個所に表示しても良い。

また、第 6図において、区切りマーク i， jの形状'や個数は任意に設定することが可能であり、更に、前記進行情報は、第 6図で示した分離状ではなく、連続した帯状（図 7参照）とすることもできる。産業上の利用可能性

本発明は、人間，車両等の移動体の誘導等に利用されるナビゲーシヨン装置に好適であり、視認性や利便性を改良したナビゲ一ション装置の提供を行うことができる。

Claims

請求の範囲

1 . 利用者の現在地を示す現在地表示アイコンと、前記利用者が移動中の利用道路を示す利用道路イメージと、前記利用道路に接続され前記現在地の進行方向前方に位置する選択道路を前記利用道路イメージとは異なる表示形状により示す選択道路イメージと、前記利用者により設定され前記現在地の進行方向前方に位置するゥエーボイントを示すゥエーボイン卜表示アイコンと、を同一画面で表示することを有することを特徴とするナビゲーション装置。

2 . 前記現在地表示アイコンが前記画面の垂直方向の中心よりも下方の個所に位置すると共に前記進行方向前方を前記現在地表示アイコンの上方に表示し、少なくとも前記ゥエーボイント表示アイコンが前記画面に表示されるまでは前記現在地が変化しても前記現在地表示アイコンは前記画面における位置や方向が変化せずに前記個所に留まって表示することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のナビゲーシヨン装置。

3 . 利用者の現在地を示す現在地表示アイコンと、前記利用者が移動中の利用道路を示す利用道路イメージと、前記利用道路に接続され前記現在地の進行方向前方に位置する選択道路を前記利用道路イメージとは異なる表示形状により示す選択道路イメージと、前記利用者により設定され前記現在地の進行方向前方に位置するゥエーボイントを示すゥエーボイント表示アイコンと、を同一画面で表示し、このゥエーポイント表示アイコンは前記現在地が前記ゥエーポイントへの接近に伴い前記画面の所定個所方向へ移動して前記所定個所に留まり、以後前記現在地表示アイコンが前記ゥエーボイン卜表示アイコンへ向かって前記利用道路ィメージ上を移動することを特徴とするナビゲーション装置。

4. 前記現在地と前記ゥエーポイントとの距離が一定距離以内となった場合には、前記ゥエーボイント表示アイコンを前記画面の所定個所に固定表示することを特徴とする請求の範囲第 3項に記載のナビゲ一シヨン装置。

5 . 前記現在地が前記ゥエーポイントを通過すると、一定時間、又は、一定距離が経過するまで、前記ゥエーボイント通過時の表示に前記現在地表示アイコンを表示することを特徴とする請求の範囲第 3項に記載のナビゲーション装置。

6 . 前記現在地が前記利用道路から外れた場合には、前記現在地の履歴を示す軌跡ィメージを前記現在地表示アイコンの後方に表示することを特徴とする請求の範囲第 1項、又は、請求の範囲第 3項に記載のナビゲーシヨン装置。

7 . 前記現在地が前記利用道路から外れた場合の前記画面の表示モードは、前記利用者が前記利用道路を移動中のものとは異なることを特徴とする請求の範囲第 6項に記載のナビゲーシヨン装置。

8 . 禾 ij用者の現在地が変化しても所定位置に留まる現在地表示アイコンと、前記現在地を中心とする進行方向前方の一定範囲の方位に関する方位情報と、前記現在地における前記進行方向と前記利用者により設定されるゥェ一ボイントとの方位に関する誘導情報と、を同一画面で表示することを特徴とするナビゲーション装置。

9 . 前記画面の水平方向に前記方位情報を配置し、前記方位情報に重ね、あるいは、前記方位情報の近傍個所に前記現在地表示アイコンを配置し、前記方位情報の上方に前記誘導情報を配置し、前記画面で表示することを特徴とする請求の範囲第 8項に記載のナビゲーション装置。

1 0 . 前記誘導情報は、前記ゥェ一ボイン卜が前記現在地に対して前記一定範囲内に位置する場合とそれ以外の場合とで、その表示形状が異なることを特徴とする請求の範囲第 8項、又は、請求の範囲第 9項に記載のナビゲーシヨン装置。

1 1 . 利用者の現在地が変化しても所定位置に留まる現在地表示アイコンと、この現在地表示アイコンの周囲に位置して前記利用者により設定されるゥエーポイントの方向に関する進行情報と、を同一画面で表示することを特徴とするナビゲーシヨン装置。

1 2 . 前記進行情報は、前記現在地を中心とする前記進行方向の少なくとも前方の所定角度範囲を分割し、前記ゥエーポイントの前記方向を指示することができる、複数個の区切りマークからなることを特徴とする請求の範囲第 1 1項に記載のナビゲ一シヨン装置。

1 3 . 1個、又は、隣接する 2個の前記区切りマークにより前記ゥェ一ポイン卜の前記方向を指示することを特徴とする請求の範囲第 1 2項に記載のナビゲーション装置。