WO2002011607A1 - Dispositif de lavage de fenetre d'observation d'endoscope - Google Patents

Description

明 細 書 内視鏡の観察窓洗浄装置 技術分野

本発明は、 医療用等として用いられる内視鏡の揷入部に設けた観察窓を洗浄 するための洗浄装置に関するものであり、 特に体腔内等に挿入される揷入部を 細径にした内視鏡に好適に装着される観察窓洗浄装置に関するものである。

内視鏡は、 一般に、 術者が把持して操作を行う本体操作部と、 この本体操作 部に連設され、 体腔内等に挿入される揷入部と、 光源装置 （光源装置及びプロ セッサ） に着脱可能に接続されるユニバーサルコ一ドとから大略構成される。 揷入部は、 その先端面に少なくとも照明窓と観察窓とが設けられる。 照明窓 は 1箇所または 2箇所設けるのが一般的である。 照明窓には拡散レンズが装着 され、 かつライ トガイ ドの出射端が臨んでいる。 一方、 観察窓には対物光学系 が装着されており、 この対物光学系の結像位置に固体撮像素子が設置される。 また、 揷入部の先端面には、 処置具揷通チャンネルが開口している。 従って、 内視鏡検査の結果、 患部等が発見されると、 鉗子等の処置具をこの処置具揷通 チャンネル内に挿通させて、 所定の処置等が施される。 さらに、 観察窓が体液 等で汚損された時に、 この観察窓に洗浄用流体を噴射するために、 所謂観察窓 洗浄装置を備えるようにしている。 観察窓洗浄装置は、 揷入部の先端面に設け られ、 観察窓に洗浄液及び加圧ェァからなる洗浄用流体を噴射するノズルと、 このノズルへの洗浄用流体の供給路からなる流体供給経路とで構成される。 流 体供給経路は揷入部から本体操作部を経てュニバーサルコード內にまで延在さ れ _Q ところで、 揷入部の先端部分は、 先端部本体と、 この先端部本体に嵌合され る絶縁キャップとから構成される。 先端部本体は強度及び加工性の観点から金 属で形成され、 絶縁キヤップはこの金属の先端部分が外部に露出しないように 覆う部材である。 先端部本体には軸線方向に向けて所定数の透孔が形成されて おり、 これら各透孔にライトガイ ド、 対物光学系、 処置具揷通チャンネル、 ノ ズル等が装着される。

揷入部は体腔内等に挿入されるものであり、 揷入操作を容易にすると共に被 験者の負担軽減を図る等のために、 その外径をできるだけ細くするのが望まし い。 このために、 揷入部に装着した前述のような各種の部材を、 それぞれに必 要な機能を損なうことなく、 できるだけ小型でコンパク トなものとし、 かつ各 部材の配置関係についても種々の工夫がなされている。 従って、 近年において は、 揷入部の直径は極限に近い状態にまで細くされている。 このような現状で あるにも拘わらず、 揷入部のさらなる細径化についてなお強い要請がある。 ま た、 内視鏡による処置の高度化、 多機能ィ匕等の観点から、 処置具揷通チャンネ ルを 2系統設けたり、 観察窓に装着されている対物レンズに変倍機能を持たせ るために、 挿入部内にレンズの駆動手段を設ける等、 揷入部内における揷通部 材が増える傾向にある。 従って、 揷入部の外径を大きくすることなく、 これら の部材の配置スペースを確保する工夫が必要となる。 発明の開示

本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、 その目的とするところ は、 極限に近い状態にまで細径化されている揷入部をさらに細くすることあ る。

本発明のより具体的な目的は、 観察窓の洗浄装置に着目し、 この観察窓洗浄 装置を構成するノズルの装着態様により揷入部のさらなる細径化を図ることに める。 前述の目的を達成するために、 本発明は、 本体操作部に体腔内等への揷入部 を.連結して設け、 この揷入部の先端部本体の基端側にはアングル部を構成する 最先端のアングルリングを嵌合させて設け、 かつ先端側に絶縁キャップを嵌合 させて設けるようになし、 この絶縁キャップの表面に臨むように、 少なくとも 照明窓及び観察窓を設け、 かっこの観察窓に向けて洗浄用流体を噴射するノズ ルを含む流体供給経路を設けた内視鏡において、 前記先端部本体には基端側が 小径部、 先端側が大径部となったノズル装着部を設け、 大径部の形成位置では 前記先端部本体の側壁が欠落した切り欠きとなし、 前記流体供給経路は、 前記 ノズルと、 接続パイプ及び可撓性チューブで構成され、 前記ノズルは前記先端 部本体の切り欠きを設けた位置に装着し、 パイプは中間部に曲げ部を設けて、 この曲げ部の前後は相互に平行な直線部となし、 前方側の直線部の少なくとも 一部は前記先端部本体内に挿入されると共にその先端部が所定の長さだけ前記 ノズルに揷嵌され、 また後方側の直線部の少なくとも一部に可撓性チューブを 嵌合させるようになし、 この曲げ部の曲げ方向は前記可撓性チューブが前記最 先端のアングルリング内に配置される他の部材と干渉しない方向とする構成と したことをその特徴とするものである。

先端部本体にァングル部を構成する最先端のァングルリングが連設され、 こ の最先端のァングルリングには他のァングルリングが順次連結されて 、るが、 これらアングルリングの内部には各種の部材が揷通されており、 接続パイプを 延在させるために必ずしも広いスペースが確保される訳ではない。 従って、 接 繞パイプの曲げ部を向けるべき方向を正確に制御しなければ、 他の部材、 特に 了ングル部を湾曲させるための湾曲操作ワイャ等と干渉するおそれがある。 こ のためには、 先端部本体の基端面に接続パイプの曲げ部の方向を指示する指標 を設けるようにする。 また、 ノズルは切り欠きの内部に配置され、 このノズル に接続パイプが挿入されるが、 このノズル装着状態には切り欠きの部分に余分 なスペースが生じることになるので、 このスペースにシール材を充填すること によって、 ノズルの固定及び揷入部内の気密確保が図られる。 図面の簡単な説明

図 1は本発明の実施の一形態を示す内視鏡の全体構成図、

図 2は図 1の揷入部における先端面の外観図、

図 3は図 2の X— X断面図、

図 4は図 2の Y— Y断面図、

図 5は図 4の要部拡大図、

図 6は図 3の Z— Z断面図である。

図 7は先端部本体の其端部を示す要部構成図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施の一形態について、 図面を参照して、 詳細に説明する。 まず、 図 1に内視鏡の全体構成を示す。 図中において、 1は本体操作部、 2は 揷入部、 3はユニバーサルコードである。 挿入部 2は、 基端側、 つまり本体操 作部 1への連設側から順に、 軟性部 2 a , アングル部 2 b , 先端硬質部 2 cに 分けられる。 軟性部 2 aは可撓管構造のものであり、 曲がった揷入経路に追従 して任意の方向に曲がるものである。 従って、 揷入部 2の大半の長さは軟性咅 2 aで構成される。 アングル部 2 bは手元操作、 つまり本体操作部 1側からの 遠隔操作により上下または上下及び左右に湾曲される。 従って、 アングル部 2 bの湾曲操作により先端硬質部 2 cが所望の方向に向けられる。

図 2に揷入部 2における先端面の構成を示す。 先端硬質部 2 cの先端面に は、 まず体腔内等を照明するための照明窓 1 0が 2箇所設けられており （照明 窓の数はこれに限らず 1〜3箇所設けられる） 、 これら両照明窓 1 0， 1 0の ほぼ中間位置に観察窓 1 1が配置されている。 観察窓 1 1の下咅に大きく開口 しているのが処置具導出口 1 2である。 また、 処置具導出口 1 2の近傍には、 ノズル 1 3が設けられており、 このノズル 1 3は観察窓 1 1に向けて開口して いる。

照明窓 1 0には、 図示は省略するが、 照明光を発散させる照明用レンズが装 着されており、 この照明用レンズにはライ トガイ ドの出射端が臨んでいる。一 方、 観察窓 1 1には、 図 3に示したように、 対物光学系を組み込んだ鏡胴 1 4 が設けられている。 図示した構成では、 対物光学系とプリズム 1 5とを組み合 わせることにより光路が 9 0 ° 曲げられる。 これによつて、 固体撮像素子とそ の基板からなる撮像手段 1 6を水平な状態、 つまり揷入部 2の軸線方向に向く ように配設される。 ただし、 光路を曲げずに固体撮像素子を揷入部の軸線と直 交する方向に配置する構成とすることもできる。 撮像手段 1 6からは配線ケー ブル 1 7が延在されている。 処置具導出口 1 2は、 鉗子その他の処置具を揷入 部 2から導出させて、 所定の処置を施すためのものである。 また、 ノズル 1 3 は、 観察窓 1 1が汚れた時に、 洗浄液と加圧エアとを吹き付けることによりそ の洗浄を行うためのものである。 即ち、 ノズル 1 3は観察窓 1 1に向けて洗浄 用流体を噴射させるものであり、 後述する接続パイプ 2 7及び可撓性チュ一ブ 2 6と共に流体供給経路を構成している。

先端硬質部 2 cは、 金属を概略円柱形状に形成したプロック体からなる先端 部本体 2 0と、 この先端部本体 2 0の先端面に嵌合される絶縁キャップ 2 1と から構成される。 先端部本体 2 0から絶縁キヤップ 2 1に通じるように、 ライ トガイ ドを揷通させる透孔、 対物光学系 1 4が装着される透孔、 処置具導出口 1 2に連なる透孔、 ノズル 1 3が装着される透孔等が設けられる。

先端硬質部 2。において、 図 3には処置具導出口 1 2の位置での断面が、 図 4にはノズル 1 3の装着位置の要部断面が示されている。 図 3において、 符号 2 2は先端部本体 2 0の軸線方向に貫通するように設けられ、 処置具導出口 1 2を構成する透孔である。 透孔 2 2の基端側は拡径されており、 この拡径さ れた大径部内に連結パイプ 2 3が揷入される。 そして、 この連結パイプ 2 3に は可撓性のあるチューブ材から構成した処置具揷通チヤンネル 2 4の先端部が 嵌合されている。

先端部本体 2 0には、 図 4から明らかなように、 またノズル装着部 2 5が設 けられており、 このノズル装着部 2 5には洗浄用流体供給用の可撓性チュ一ブ 2 6の先端に連結した接続パイプ 2 7が揷嵌されている。 そして、 ノズル 1 3 は、 揷入部 2の軸線方向に向けて流れる洗浄用流体の方向を 9 0 ° 方向変え て、 観察窓 1 1に向けて洗浄用流体としての洗浄液及び加圧エアを噴出させる ためのものである。 ノズル 1 3は筒状部 1 3 aと、 この筒状部 1 3 aの先端に 連設され、 流体の方向を 9 0 ° 変えた噴射部 1 3 bとを備え、 噴射部 1 3 bは 観察窓 1 1に向けて開口している。 ここで、 噴射部 1 3 bは絶縁キャップ 2 1 の表面に配置されており、 筒状部 1 3 aは絶縁キャップ 2 1に設けた開口 2 8 を貫通して先端部本体 2 0側に延在されている。

ここで、 ノズル装着部 2 5は、 先端部本体 2 0に穿設した透孔を含むものか ら構成されるが、 この透孔はその全長にわたつて均一な孔径とはなっておら ず、 基端側では小径部 2 5 aで、 先端側から所定長さ分の開口径は拡大された 大径部 2 5 bとなっている。 この大径部 2 5 bの内径は先端部本体 2 0の外周 面とほぼ接する状態となり、 従って先端部本体 2 0の側面の肉厚が実質的に存 在しない状態とする。 そして、 大径部 2 5 bの先端部本体 2 0の外周面と接す る位置を含む所定の幅分だけ、 この先端部本体 2 0の側壁を所定幅だけ欠落さ せるように切り欠き 2 9が形成されている。 ノズル 1 3の筒状部 1 3 aはノズ ル装着部 2 5の大径部 2 5 bに揷入されている。

ノズル装着部 2 5を構成する透孔のうち、 小径部 2 5 aは接続パイプ 2 7を 挿通させるのに必要最小限の孔径を有し、 大径部 2 5 bはノズル 1 3の筒状部 1 3 aが入り込める大きさとなっている。 そして、 切り欠き 2 9を設けたの は、 図 5に示したように、 ノズル装着部 2 5をより大きな孔径とし、 先端部本 体 2 0の外周部もノズル 1 3の装着領域として利用するためである。 金属からなる先端部本体 2 0は電気絶縁部材により完全に覆うようにする。 このために、 絶縁キヤップ 2 1は、 先端面部 2 1 aと、 この先端面部 2 1 aの • 周囲に形成され、 先端部本体 2 0への嵌合部 2 1 bとを連設することにより構 成される。 絶縁キャップ 2 1は止めねじ 3 0 (図 2参照） により先端部本体 2 0に連結'固定される。 この止めねじ 3 0の装着部にはシール材 3 1が充填 されており、 これによつて止めねじ 3 0が外部に露出しないようになってい る。 さらに、 アングル部 2 b側からは合成樹脂やゴム等の電気絶縁部材からな る外皮層 3 2がこの絶縁キャップ 2 1の嵌合部 2 1 bの端面に接合する位置に まで延在されて、 その端部が糸巻き 3 3により固定される。 そして、 この外皮 層 3 2の端部から絶縁キヤップ 2 1の嵌合部 2 1 bに至るように接着剤 3 4を 塗布することにより外皮層 3 2を固定すると共に、 この外皮層 3 2と絶縁キヤ ップ 2 1との間の気密性を確保している。

ここで、 図 2から明らかなように、 先端部本体 2 0の外径と、 この先端部本 体 2 0に嵌合される絶縁キャップ 2 1における嵌合部 2 1 bの内径との間にあ る程度の径差を持たせて、 絶縁キヤップ 2 1を先端部本体 2 0にほぼ遊嵌状に 嵌合させるようにするのが望ましい。 これにより、 絶縁キャップ 2 1の先端面 部 2 1 aにおける照明窓 1 0や観察窓 1 1等の装着部を実質的に密嵌状態とし ても、絶縁キヤップ 2 1を先端部本体 2 0に容易に装着することができる。 な お、 この先端部本体 2 0と絶縁キヤップ 2 1の嵌合部 2 1 bとの間に生じる隙 間にはシール材を充填するのが望ましい。 ただし、 前述したように、 接着剤 3 4を外皮層 3 2の先端部と絶縁キヤップ 2 1の嵌合部 2 1 bとの間に掛け渡 すように充填することにより十分気密が取られているので、 シ一ル材は隙間に 完全に充填される必要はない。

ノズル 1 3は先端硬質部 2 cの先端から突出しているので、 電気絶縁性の良 好な部材、 具体的には硬質プラスチックで形成される。 プラスチックは、 接続 パイプ 2 7を構成する金属パイプより強度が劣る等の関係から、 強度を保持す るために厚みを大きくする必要があり、 従ってノズル 1 3の肉厚は接続パイプ 2 7の肉厚の数倍程度の寸法となる。 洗浄用流体を流す通路の一部を構成する 接続パイプ 2 7の外径は、 同じく通路の一部を構成するノズル 1 3の本体筒 1 3 aの外径より十分に小さくすることができ、 この接続パイプ 2 7は先端部 本体 2 0に設けたノズル装着部 2 5の小径部 2 5 aに揷入される。

一方、 ノズル 1 3における本体筒 1 3 aは先端部本体 2 0の先端側に位置 し、 かつ先端部本体 2 0の内部に嵌入されているので、 軸線方向に向けてあま り長くする必要はない。 以上のことから、 先端部本体 2 0には、 図 5に示した ように、 ノズル装着部 2 5の先端側における所定の長さ L分を大径部 2 5 bと すると共に、 その側面に開口する切り欠き 2 9を形成して、 小径部 2 5 aの直 径1^ より大きな直径 D ₂ としたノズル 1 3の装着スペースを確保している。 これによつて、 接続パイプ 2 7より厚肉のノズル 1 3における本体筒 1 3 aを 先端部本体 2 0の外周面とほぼ一致する位置に配置できる。 このように、 ノズ ル 1 3の装着部を先端部本体 2 0の外周側に偏寄させることによって、 ノズル を装着するために、 先端部本体に貫通するように全周が壁面に覆われた透孔を 形成した場合と比較して、 先端部本体 2 0の外径を小さくすることができる。 つまり、 揷入部 2の細径化を図ることができる。 また、 ノズル 1 3を外周側に 配置したことによって、 先端部本体 2 0の中央部乃至その近傍に余剰のスぺ一 スが生じて、 揷入部 2に設けた各種の部材の配置に余裕が生じることにもな る。

ノズル装着部 2 5における大径部 2 5 bに揷嵌されたノズル 1 3の本体筒部 1 3 aは、 その切り欠き 2 9に臨む部分は、 先端部本体 2 0の外径とほぼ一致 するものであり、 絶縁キャップ 2 1の嵌合部 2 1 bの内側に配置される。 そし て、 小径部 2 5 a内に挿入した接続パイプ 2 7は先端部本体 2 0の基端側、 つ まりアングル部 2 b内に延在されて、 可撓性チューブ 2 6が嵌合されている。 アングル部 2 bは、 その構造体としてアングルリ ング 4 0を備えている。 アン ダルリング 4 0は、 周知のように、 所定数設けられて、 前後に位置するアング ルリングを左右、 上下の順に枢着するようにした節輪構造となったものであ り、 4本の湾曲操作ワイヤを押し引き操作することによって、 上下及び左右の 4方向に湾曲させる構成としたものである。 従って、 接続パイプ 2 7を真直ぐ に延在させると、 この可撓性チューブ 2 6を嵌合させる隙間が接続パイプ 2 7 とアングルリング 4 0との間に形成されず、 また湾曲操作ワイヤ等や、 その他 ァングル部 2 b内に揷通されている各部材と干渉する可能性もある。

以上のことから、 接続パイプ 2 7は、 中間部が所定の角度をもった曲げ部 2 7 c とし、 この曲げ部 2 7 cの前方及び後方は、 相互に平行な直線部 2 7 a , 2 7 bとした曲げパイプで構成している。 前方側の直線部 2 7 aは先 端部本体 2 0のノズル装着部 2 5内に挿入され、 後方側の直線部 2 7 bに可撓 性チューブ 2 6を嵌合させている。 そして、 曲げ部 2 7 cにより前方側の直線 部 2 7 aと後方側の直線部 2 7 bとの間を厶 f (図 4 ) だけ離間させる。 これ によって、 接続パイプ 2 7をアングルリング 4 0の内面から離間させて、 可撓 性チユーブ 2 6を嵌合させるための隙間が形成される。

ところで、 図示した構造の揷入部 2では、 図 6に示したように、 アングル部 2 b内には、 処置具揷通チャンネル 2 4， ライ トガイ ド 4 1， 撮像手段 1 6か らの配 ί泉ケーブル 1 7が揷通されており、 また対物光学系におけるレンズの移 動操作手段として、 コントロールケーブル 4 2が揷通されている。 さらに、 ァ ングル部 2 bを湾曲操作するための湾曲操作ワイヤ 4 3が上下及び左右の 4箇 所に設けられている。 従って、 流体供給経路を構成する可撓性チューブ 2 6の 揷通位置は、 単にアングルリング 4 0の内面から離間すれば良いというのでは なく、 図示した構造の場合には、 コント口一ルケ一ブル 4 2と湾曲操作ワイヤ 4 3との間の位置に正確に配置されるように、 曲げ部 2 7 cの曲げ方向を調整 しなければならない。 つまり、 接続パイプ 2 7は曲げ部 2 7 cを有するもの の、 この曲げの方向性を正確に制御した状態に装着する必要がある。 この接続パイプ 2 7の曲げ部 2 7 cの方向制御を正確に行えるようにするた めに、 図 7に示したように、 先端部本体 2 0の基端面には、 接続パイプ 2 7の 曲げ部 2 7 cの方向性を表示する指標 4 4が設けられている。 この指標 4 4は 先端部本体 2 0に色付け等のマークで形成することもできるが、 先端部本体 2 0の基端面に溝や凹部、 さらには突起等で形成する方が、 接続パイプ 2 7の 曲げ方向の指標としての安定性及び恒久性等の観点から望ましい。 従って、 接 続パイプ 2 7の前方側の直線部 2 7 aがノズル装着部 2 5に揷入された状態 で、 曲げ部 2 7 cの方向を指標 4 4が指示する方向に向くように回動させるこ とによって、 後方側の直線部 2 7 bが前述した各種の部材と干渉しない方向に 延在することになる。 従って、 可撓性チュ一ブ 2 6をこの直線部 2 7 bに確実 に嵌合させるように容易に調整することができる。 なお、 図 7において、 符号 4 5はノズル 1 3を固定するための止めねじである。

ここで、 接続パイプ 2 7とノズル 1 3の本体筒 1 3 aとを嵌合させ、 かつ所 定の嵌合長を持たせた上で、 ノズル 1 3の装着部の周囲に生じる空隙にシール 材 3 5を充填している。 このように、 空隙部分にシ一ノレ材 3 5を充填すること によって、 ノズル 1 3を固定すると共に、 揷入部 2の内部における気密保持機 能を向上させ、 かつ外径に囬凸が生じるのを防止できる。 しかも、 接続パイプ 2 7の先端部分はノズル 1 3の本体筒 1 3 a内にかなりの長さ分が挿入されて いるので、 シール材 3 5を充填したとしても、 接続パイプ 2 7とノズル 1 3と を含む洗浄用流体の供給経路にシ一ル材 3 5が入り込むようなことはない。 従 つて、 ノズル 1 3の本体筒 1 3 aの内径と、 接続パイプ 2 7の外径とにある程 度の径差を設けて、 その間の嵌合を容易にすることができる。 また、 ノズル 1 3における筒状部 1 3 a力、ら噴射部 1 3 bへの移行部の周囲には接着剤 4 6 を充填する。 これによつて、 ノズル 1 3の固定及び揷入部 2の内部の気密性が 確保されることになる。

なお、 前述した実施の形態においては、 ノズル 1 3全体をプラスチックで形 成するようにしたが、 ノズルは先端部本体に対して電気的に絶縁されておれ ば、 金属で形成することもできる。 金属製のノズルを用いる場合には、 その本 体筒に相当する部分の外周に絶縁筒を嵌合させるように構成する。 この場合に おいても、 絶縁筒を嵌合させた分だけノズルの外径が大きくなる。 従って、 先 端部本体 2 0に設けた切り欠き 2 9の部分に絶縁筒を位置させるようにするこ とによって、 揷入部の細径化が図られる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 本体操作部に体腔内等への揷入部を連結して設け、 この挿入部の先端部 本体の基端側にアングル部を構成する最先端のアングルリングを嵌合させ、 か つ先端側に絶縁キャップを嵌合させて設けるようになし、 この絶縁キャップの 表面に臨むように、 少なくとも照明窓及び観察窓を設け、 かっこの観察窓に向 けて洗浄用流体を噴射するノズルを含む流体供給経路を設けた内視鏡におい て、

前記先端部本体には基端側が小径部、 先端側が大径部となったノズル装着部 を設け、 大径部の形成位置では前記先端部本体の側壁が欠落した切り欠きとな し、

前記流体供給経路は、 前記ノズルと、 接続パイプ及び可撓性チューブで構成 され、

前記ノズルは前記先端部本体の切り欠きを設けた位置に装着し、

前記接繞パイプは中間部に曲げ部を設けて、 この曲げ部の前後は相互に平行 な直線部となし、 前方側の直線部の少なくとも一部は前記先端部本体内に揷入 されると共にその先端部が所定の長さだけ前記ノズルに揷嵌され、 また後方側 の直線部の少なくとも一部に可撓性チュ一ブを嵌合させるようになし、 この曲げ部の曲げ方向は前記可撓性チュ一ブが前記最先端のァンダルリング 内に配置される他の部材と干渉しな 、方向とする

構成としたことを特徴とする内視鏡の観察窓洗浄装置。

2 . 前記ノズル装着部の大径部は、 前記先端部本体の外周とほぼ一致してお り、 前記切り欠きは、 この大径部と先端部本体外周との一致部分を含む所定の 幅を有するものであることを特徴とする請求項 1記載の内視鏡の観察窓洗浄装

3 . 前記先端部本体の基端面に、 前記接続パイプの曲げ部の方向を指示する 指標を設ける構成としたことを特徴とする請求項 1記載の内視鏡の観察窓洗浄

4 . 前記切り欠きにおけるノズル及び接続パイプの装着部の周囲にはシ―ル 材を充填する構成としたことを特徴とする請求項 1記載の內視鏡の観察窓洗浄