WO1997039568A1

WO1997039568A1 - Convertisseur telecopie/courrier electronique pour telecopieur

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Publication number: WO1997039568A1
Application number: PCT/JP1997/000695
Authority: WO
Inventors: Hiroshi Okutomi; Toshihisa Sawada; Kiyoshi Toyoda
Original assignee: Matsushita Graphic Communication Systems, Inc.
Priority date: 1996-04-18
Filing date: 1997-03-06
Publication date: 1997-10-23
Also published as: JP3140366B2; EP0835021B1; US6211972B1; EP0835021A4; CA2216427C; DE69724898T2; CN1127257C; KR19980703497A; JPH09284521A; EP0835021A1; DE69724898D1; CA2216427A1; CN1189273A

Description

明細書ファクシミリ用電子メール変換装置技術分野

本発明は、ファクシミリデータを電子メール宛先に送信可能にするファクシミリ用電子メール変換装置に関する。背景技術

ファクシミリ原稿を電子メールとして送信する場合、大規模なシステムが必要であり、特殊な情報処理端末が必要である。

このような従来のファクシミリ通信システムとしては、例えば特開平 6-164645 号に開示されているものがある。その概略構成図を第 1図に示す。第 1図において、ファクシミリ 100は、ホストコンピュータ 200と接続され、公衆回線網 300を通じてファタシミリデータを送受信する。このファクシミリ 100と'卞ストコンピュータ 200によりファクシミリ通信システム 400が構成されている。このファクシミリ通信システム 400は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、プリンタサ —バ、フアイルサーバなどに接続するローカルエリアネットワーク 500に接続されている。

このように構成された従来のファクシミリ通信システムにおいては、まず、ォペレータが送信原稿をファクシミリ 100の所定の位置にセットして、ファクシミリ 100の操作パネルからメール同報コマンド、メール宛先、及び同報宛先を入力する。これにより、ファクシミリ 100は入力された送信原稿データを指示された同報宛先へ同報送信すると共に、ホストコンピュータ 200に対して送信原稿デ一タを指示された電子メ一ル宛先へ電子メール送信するように指示する。ホス卜コンピュータ 200は、ファクシミリ 100からの指示にしたがって、送信原稿データを指示された電子メール宛先へ電子メール送信する。

しかしながら、上述のファクシミリ通信システムでは、ファクシミリと情報処理端末であるホストコンピュータとの間で特殊なコンピュータインタ一フェイスを取り決めておく必要がある。また、電子メール宛先を入力する場合においても特定の情報処理端末から入力しなければならないという問題がある。また、ファクシミリデータから電子メールフォーマツトに変換する場合も特定のホストコンピュータまたは情報処理端末を使用する必要がある。さらに、発信者の選別、受信用紙の節約、通信原稿のプライバシ一保護などの面においても問題がある。したがって、既存のファクシミリを利用してファクシミリ原稿を電子メール送信することは現状においては困難である。発明の開示

本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、既存のファクシミリを使用してファクシミリ原稿をファクシミリに送信するのか電子メール宛先に送信するのかを切り替えることができるファクシミリ用電子メール変換装置を提供することを目的とする。

本発明は、ファクシミリ、公衆回線網、及び L A Nに接続する接続部を備え、データの種類、指示によって内部で接続部を切り替え、また必要に応じて変換手段でデータをファクシミリデータから電子メールデータ、または電子メールデ一タからファクシミリデータへ変換し、この変換されたデータを指定した宛先に送信するファクシミリ用電子メール変換装匱を提供する。

本発明の構成においては、既存のファクシミリを利用するすることによって、すなわち特定の情報処理 ¾末やコンピュータインタ一フェイスを用いることなしに、ファクシミリ原稿をファクシミリに送信するのか電子メール宛先に送信するのかを容易に切り替えることができる。さらに、この構成によれば、內部に取り込んだファクシミリのデータを電子メールのフォーマツ卜に変換すること、並びに電話番号を電子メールの宛先に変換することを行い、電子メールのフォーマツトに変換されたデータを電子メールの宛先に送信することができる。図面の簡単な説明

第 1図はファクシミリ原稿を電子メールに送信するための従来の装置システムを示す概略図、第 2図は本発明のファクシミリ用電子メール変換装置の構成を示す概略図、第 3図は第 2図に示すファクシミリ用電子メール変換装置の基本ブロック図、第 4図はファクシミリデ一タを電子メール宛先に送信する時のフローチヤ一ト、第 5図はデータから電話番号と電子メール宛先の対応表を認識して記憶する時のフ口一チヤ一ト、

第 6図は電話番号と電子メール宛先の対応表を示す図、

第 7図は電子メールを受信し、電子メールデータからファクシミリデータに変換して電話回線に送信する装匱のプロック図、

第 8図は電子メ一ルデ一タからファクシミリデータに変換して送信する時のフ

Π―テャ < ^~卜

第 9図は電子メ一ルデ一タからファクシミリデータに変換して電話回線に送信する装置のブロック図、

第 10 図は電話回線から送信されたダイヤルイン電話番号を認識してダイヤルィン電話番号に対応した電子メール宛先にファクシミリデータを送信する時のフローチャート、

第 11図は電子メールァドレス帳のフォーマツトを示す図、

第 12 図は電子メールアドレス帳に掲載されたアドレスからの電子メールを出力する場合のフローチヤ一ト、

第 13 図は電子メ一ルァドレス帳に掲載されたァドレスからの電子メールを出力しない場合のフローチヤ一ト、

第 14図は規定枚数以上の出力をコントロ一ルする場合のフローチャート、第 15図は規定枚数以上の出力を他に転送する場合のフロ一チャート、第 16図は自分用の電子メールァドレスと暗号化鍵の対応表を示す図、第 17図は相手用の電子メールァドレスと暗号化鍵の対応表を示す図、第 18図は暗号化した電子メールを送信する場合のフローチヤ一ト、並びに第 19図は暗号化した電子メールを受信する場合のフローチヤ一トである。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明のファクシミリ用電子メール変換装置の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第 2図は、本発明のファクシミリ用電子メール変換装置が動作する環境を示す図である。本発明のファクシミリ用電子メール変換装置は、電話回線のィンターフェ一スと L A Nのインタ一フェースを備えており、 L A N側のインタ一フヱイスは電子メールが利用できる環境を前提としている。また、し A Nのプロトコルはイーサネットとするが、他の方式でも構わない。第 3図は本発明の装置の基本構成を示す概略ブロック図である。 C P U 1は本装置全体の制御を行う制御手段であり、 R OM 2に格納された種々のプログラムにより所定の制御動作を実行する。また、 R AM 3はプログラムのデータ用のメモリとして使用される。

交換機 4は電話回線 L 1と電話回線 L 2との間を切り替える機能を有する。したがって、スィッチ 5により、ファクシミリ装置 6との間の電話回線 L 1及び電話回線 L 2の間を切り替えることができる。また、交換機 4は電話回線 L 1及び L 2と内部の L A Nとの間を切り替える機能を有する。

L A N制御部 7は L A Nを通じて電子メールの送受信を行う。電子メールファ —マット変換部 8は電話回線 L 1で受信したファクシミリデータを電子メ一ルのフォーマットに変換する。したがって、電話回線 L 1で受信したファクシミリデ —タを電子メールフォーマツト変換部 8で所定のフォーマツトに変換し、そのデ —タを L A N制御部 7で L A Nに送信するようになっている。

ハードディスク（H D) 9はファクシミリデータや電子メールデータなどを蓄積するための補助記憶媒体である。また、この H D 9 には、電子メールの宛先と電話番号との対応表を蓄積する場合にも用いられる。また、モデム 10は電話回線 L 1及び L 2と L A Nとの間で送受信するデータを変調及び復調する装置である。第 4図はファクシミリデータを電子メール宛先に送信する時のフローチヤ一トを示す。まず、オペレータが送信原稿をファクシミリ装置 6の所定の位置にセットして、ファクシミリ装置 6の操作パネルに電話番号を入力すると、そのデータが電話回線 L 1を介して本装置に受信される。

送信先の電話番号のデータが電話回線 L 1から本装置に送られると、交換機 4 で電話番号を認識し（S 11) 、電話番号のデータ及びそのデータに続くファクシミリのデータを内部に取り込むか電話回線 L 2に送信するかを判断する（S 12) 。そして、この判断により交換機 4はスィツチ 5で電話回線 L 1及び L 2にデータを送る力 LANにデータを送るかを切り替える。

交換機 4で装置内部にファクシミリデータを取込むと判断した場合、電子メ一ルフォーマツト変換部 8でファクシミリデータを電子メールのフォーマツ卜に変換する（S 13) 。次いで、 HD9にあらかじめ記憶された電話番号と電子メ一ル宛先との対応表にしたがって電子メールフォーマツト変換部 8により電話番号を電子メール宛先に変換する（S 14) 。その後、 LAN制御部 7で電子メールフォーマツトに変換されたデータを変換された電子メール宛先に送信する（S 15)。この送信の際に、モデム 10によりデータの変調が行われる。

なお、電子メールのフォーマットは、ファクシミリのデータを T I F F (パソコンでイメージを管理するフォーマット）形式にし、 MIME (電子メールでテキスト以外のデータを送受信するための規格）のヘッダをつけたもである。

一方、交換機 4で装置内部にファクシミリデータを取込まないと判断した場合、交換機 4によりスィツチ 5を切り替えてファクシミリデ一タを電話回線 L 2に送信する（S 16) 。

上記のように本発明の装置により、ファクシミリに接続するだけで LANと通信を行なうことができ、 LANを利用した電子メールと通信することができる。すなわち、特別にファクシミリと情報端末の間でコンピュータインタ一フェースを持つことなく、既存のファクシミリ装置を利用して、構内接続された電話回線 L 1から受信したファクシミリデ一タを內部に取り込むか、 PSTN (公衆電話回線）である電話回線 L 2に送信するカあるいは LAN及びインタ一ネットに接続された電子メール宛先に送信することができる。

電子メール宛先と送信先の電話番号の対応表は、第 5図に示すようにして HD 9に記憶する。すなわち、 LANから第 6図に示す電子メール宛先と電話番号の対応表のデータを含む電子メールを LAN制御部 7で受信し（S 21) 、電子メールからデータ部分を取り出す（S 22) 。次いで、 LAN制御部 7により電子メ —ルのデータ部分から対応表のデータを認識し（S 23) 、この対応表のデ一タを HD 9に記憶させる（S 24) 。

このように、電話番号と電子メール宛先対応表を記憶することにより、この対応表にしたがってファクシミリデータを電子メール宛先に送信したり、受信した電子メールデータをファクシミリに送信することが可能となる。

第 7図は電子メールを受信し、電子メールデータからファクシミリデータに逆変換して、電話回線 1または電話回線 L 2に送信する装置の概略プロック図である。なお、第 7図において第 3図と同一部分については第 3図と同じ符号を付してその説明は省略する。

第 7図において電子メールファーマット逆変換部 11 は L A Nからの電子メ一ルフォ一マットのデータをファクシミリデータに変換する。したがって、 L A N から受信した電子メールフォーマツトのデータを電子メールフォーマツト逆変換部 11でファクシミリデータに変換し、そのファクシミリデ一タを交換機 4のスィツチ 5の切り替えにより電話回線 L 1または L 2に送信するようになっている。また、パネル制御部 12はオペレータが入力を行うテンキー 13からの信号をい C P U 1に送る働きをする。

第 8図は、第 7図に示す装置により電子メールを受信し、電子メールデータからファクシミリデータへ変換し送信する時のフローチャートを示す。まず、オペレ一タが電子メールを送信すると、 L A Nを介して L A N制御部 7で受信し（S 31) 、電子メールのデータ部分を取り出す（S 32) 。そして、 L A N制御部 7で電子メールのデータ部分の本文の指示コマンドを取り出す（S 33) 。

次いで、 L A N制御部 7で電子メールの本文の指示コマンドが PRINTであるか RELAYであるかどうかを判断する（S 34) 。この場合、電子メールの本文の指示コマンドが PRINTであるときには、電話回線 L 1に送信し、指示コマンドが RELAY であるときには、電話回線 L 2に送信する。電話回線 L 1または L 2に送信する際には、電子メールフォ一マツト逆変換部 11により電子メールフォーマツトのデ —タをファクシミリデータに変換する。そして、このように変換されたファクシミリデータを上記指示コマンドにしたがって電話回線 L 1または L 2に送信する ( S 35, S 36) 。

このようにすることにより、受信した電子メールデータをファクシミリデータに変換することによつて情報端末と特定のファクシミリ装置との間で特別なコンピュ一タインターフェ一スを必要とせずに、既存のファクシミリに電子メールデ —タを送信することができる。また、電子メールデータの内容を電話回線 L 1に接続された既存のファクシミリ装置に送信することによって、既存のファクシミリをネットワークプリンタとして利用することが可能となる。

第 9図は第 7図と同様に電子メールを受信し、電子メ一ルデ一タからファクシミリデータに逆変換して、電話回線し 1または電話回線 L 2に送信する装置の概略ブロック図である。なお、第 9図において第 3図と同一部分については第 3図と同じ符号を付してその説明は省略する。

第 9図においてダイヤルイン番号認識部 14 は公衆回線網から電話回線 L 2を経て送信されたダイヤルイン番号を認識する。したがって、公衆回線網から受信された送信先のダイャルイン番号を交換機 4で認識してスィッチ 5を切り替えて電話回線 L 2を介して本装置内で受信し、ダイヤルイン番号認識部 14でダイヤルイン番号を認識する。

第 10図は、第 9図に示す装置により電話回線 L 2から送られてきた送信先のダィャルイン電話番号を認識してダイャルイン番号に対応した電子メール宛先にファクシミリデータを送信する時のフローチャートを示す。まず、オペレータがダィャルイン番号及びプアクシミリデータを送信すると、交換機 4でスィツチ 5を電話回線 L 2に切り替え、それにより公衆回線網から電話回線 L 2を介してダイャルイン番号及びファクシミリデータを本装置に受信する。このとき、ダイヤルィン番号認、識部 14で受信されたダイヤルイン番号を認識する（S 41)。

次に、あらかじめ H D 9に記憶されたでダイヤルイン番号と電子メール宛先の対応表にしたがって、電子メールフォーマツト変換部 8でダイヤルイン番号を電子メール宛先に変換する（S 42) 。次いで、電子メールフォ一マツト変换部 8でダイヤルイン番号に続くファクシミリデ一タを電子メールフォ一マツトに変換する（S 4³) 。その後、 L A N制御部 7で電子メールフォーマットに変換されたファクシミリデータを変換された電子メール宛先に送信する（S 44) 。なお、電子メールのフォ一マツトは、上記と同様にファクシミリのデータを T I F F形式にし、 M I MEのヘッダをつけたもである。

このように、本装置によれば、公衆回線網を経て電話回線 L 2から送られてきたダイヤルイン電話番号を認識して、ダイヤルイン番号に対応する電子メール宛先にファクシミリのデータを電子メールのフォーマツ卜に変換して送信することが可能である。

次に、送信者の電子メール宛先を認識してその電子メール宛先が宛先帳の電子メール宛先と照合された時に電子メールをファクシミリに出力する場合について説明する。

本装置が第 11 図に示す電子メール宛先のリストを含む電子メールを L A N制御部 7で受信した場合、例えば電子メールのヘッダ情報（From) が masterで、 Subject力！ $listであることを認識したときに、この電子メールの本文、すなわち電子メール宛先リストを R AM 3及び H D 9に記憶し、これを電子メール宛先帳とする。この電子メ一ル宛先帳と上述した対応表とを用いて電子メールをファクシミリに出力する。

なお、ここでは、「master」、！ $l ist」のように通常の電子メールではあり得ない文字列を定義し、これを得ることにより電子メール宛先帳を作成する。このように、電子メールのヘッダ情報を用いて、それぞれ特有の処理を行わずに電子メールをファクシミリデータとして送信することができる。

次に、上記の動作について、第 12図に示すフローチヤ一ト及び第 7図を用いて説明する。 H D 9に電子メール宛先帳が在る状態で L A N制御部 7で電子メールを受信した場合、電子メールのヘッダ情報（From) から送信者の電子メール宛先を取り出す（S 51) 。次いで、取り出した電子メール宛先を上記電子メール宛先帳と照合する（S 52) 。電子メール宛先帳に同一の宛先が存在すれば、電子メ一ルの本文を電子メールフォ一マツト逆変換部 11でファクシミリデータに変換し、 H D 9に記憶された対応表にしたがって電子メール宛先に対応する電話番号にファクシミリデータを送信する（S 53) 。この場合、相手先の電話番号に応じて適宜交換機 4によりスィツチ 5を切り替えて、電話回線し 1または電話回線 L 2を選択する。

このような構成により、電子メールを受け取りたい発信者だけをあらかじめ登録できるので、いわゆるいたずら F A Xや無差別に送りつける F A Xの受信を防止することが可能である。

次に、電子メール宛先帳にある宛先から電子メールを受信しない場合について説明する。この場合も第 7図を用いて説明する。第 13図はこの場合のフローチヤ —トである。まず、 L A N制御部 7で電子メールを受信した場合、電子メールのヘッダ情報（From) から送信者の電子メール宛先を取り出す（S 61) 。次いで、取り出した電子メール宛先を上記電子メール宛先帳と照合する（S 62) 。電子メール宛先帳に同一の宛先が存在しなければ、電子メールの本文を電子メ一ルフォ一マツト逆変換部 Uでファクシミリデータに変換し、 H D 9に記憶された対応表にしたがって電子メール宛先に対応する電話番号にファクシミリデータを送信する（S 63) 。この場合、相手先の電話番号に応じて適宜交によりスィッチ 5を切り替えて、電話回線 L 1または電話回線 L 2を選択する。

この場合、電子メール宛先を H D 9に記憶しておき、テンキー 13が押されたときに（S 64) 、電子メール宛先帳にこの電子メール宛先を追加し、これを新たな電子メール宛先帳とする（S 65) 。

このような構成によれば、電子メールを受け取りたくない発信者だけをあらかじめ登録できるので、特定発信者からの迷惑 F A Xを防止することができ、たとえ迷惑 F A Xがあったとしてもその相手のすばやく登録することができる。

次に、電子メールをファクシミリの最大出力枚数内で出力する場合について第 14図のフローチヤ一ト及び第 7図を用いて説明する。

本装置が最大出力枚数のデータを含む電子メールを L A N制御部 7で受信した場合、例えば電子メールのヘッダ情報（From) が masterで、 Subjectが！！ $pmax であることを認識したときに、この電子メールの本文、すなわち最大出力枚数を R AM 3及び H D 9に記憶し、これを最大出力枚数とする。この最大出力枚数と電子メールの枚数によりファクシミリに出力するかどうかを判断する。

まず、 H D 9に最大出力枚数のデ一タが在る状態で L A N制御部 7で電子メ一ルを受信した場合、電子メールの枚数を取り出し（S 71)、 T I F F構造である電子メール本文のタグ（Page Number) の内容と最大出力枚数とを比較する（S 72) 。タグ（Page Number) の内容が最大出力枚数よりも大きい場合は、テンキー 13が押されるのを待ち（S 73) 、キ一1が押されたならば、電子メールの枚数がファクシミリの最大出力枚数を超えているが電子メールの本文を電子メールフォ —マツ卜逆変換部 Uでファタシミリデータに変換し、 H D 9に記憶された対応表にしたがって電子メール宛先に対応する電話番号にファクシミリデータを送信する（S 74) 。この場合、相手先の電話番号に応じて適宜交換機 4によりスィッチ 5を切り替えて、電話回線 L 1または電話回線 L 2を選択する。なお、 1以外の他のキーが押され他ならば、電子メールをファクシミリデータに変換してファクシミリに送信することはしない。

—方、タグ（Page Number) の内容が最大出力枚数よりも小さい場合は、上述したようにして電子メールの本文を電子メールフォーマット逆変換部 11 でファクシミリデータに変換し、 H D 9に記憶された対応表にしたがって電子メール宛先に対応する電話番号にファクシミリデータを送信する（S 74) 。

この構成により、通信料に比べて用紙代が高い L A N接続ファクシミリにおいても、用紙の節約が可能となる。

次に、電子メールの枚数がファクシミリの最大出力枚数を超えたときに、電子メールを他の電子メール宛先に転送する場合について第 15 図のフローチャート及び第 7図を用いて説明する。

本装置が転送先電子メール宛先を含む電子メ一ルを L A N制御部 7で受信した場合、例えば電子メールのヘッダ情報（From) 力 master で、 Subject カ！ $trn であることを認識したときに、この電子メールの本文、すなわち転送先電子メ一ル宛先を R AM 3及び H D 9に記憶し、これを転送先電子メール宛先とする。電子メールの枚数がファクシミリの最大出力枚数を超えたときに、この転送先電子メール宛先に電子メールを転送する。

L A N制御部 7で電子メールを受信した場合、 T I F F構造である本文のタグ (Page Number) の內容を取り出し（S 81) 、タグの内容と上記のようにして H D 9に記憶されている最大出力枚数とにより転送先電子メール宛先に電子メールを転送するかどうかを判断する（S 82) 。タグ（Page Number) の内容が最大出力枚数よりも大きレ、場合は、電子メールの本文を L A N制御部 7で上記転送先電子メール宛先に転送する（S 83) 。

—方、タグ（Page Number) の内容が最大出力枚数よりも小さい場合は、上述したようにして電子メールの本文を電子メールフォーマット逆変換部 11 でファタシミリデータに変換し、 H D 9に記憶された対応表にしたがって電子メール宛先に対応する電話番号にファクシミリデータを送信する（S 84) 。

この構成においては、タグの内容が最大出力枚数を超えなくても所定の転送先電子メール宛先に電子メールを起こることもできる。これにより、大量受信原稿の内容をあらかじめ P Cのディスプレイ等で見ることができ、用紙の節約が可能となる。

次に、ファクシミリデータを電子メールとして送信する場合及び電子メールのデ一タをファクシミリに送信する場合のセキュリティを向上させる場合について第 16図から第 19図及び第 7図を用いて説明する。

本装置が自分用暗号化鍵テーブル及ぴ相手用暗号化鍵テーブルを含む電子メ一ルを L A N制御部 7で受信した場合、例えば電子メールのヘッダ情報（From) が masterで、 Subject力； i $myciphであることを認識したときに、この電子メールの本文、これを第 16図に示す自分用暗号化鍵テ一ブルとする。また、例えば電子メ一ルのヘッダ情報 (From) が masterで、 Subject n$yourciphであることを認識したときに、この電子メールの本文、すなわち相手用暗号化鍵テーブルを R A M 3及び H D 9に記憶し、これを第 17図に示す相手用暗号化鍵テーブルとする。第 18図は暗号化した電子メールを送信する際のフロ一チヤ一トである。まず、オペレータが送信原稿をファクシミリ装置 6の所定の位置にセットして、ファタシミリ装置 6の操作パネルに電話番号を入力すると、そのデータが電話回線 L 1 を介して本装置に受信される。電話回線し 1から送られてきた電話番号が例えば # 123 *8⁹0のとき、 H D 9に記憶されている電話番号から電子メールを送信する相手先 123を取り出し（S 91)、電話番号から送信依頼者 890を取り出す（S 92)。次いで、 H D 9に記憶された第 16 図に示す自分用暗号化鍵テ一ブルから 890 に対応する公開鍵喑号方式のプライべ一ト键を取り出す（S 93) 。次いで、 H D 9に記憶された第 17図に示す相手用暗号化鍵テーブルから 123に対応する秘密鍵喑号方式の秘密鍵を取り出す（S 94) 。

次に、送信先の電話番号に続いて送られてきたファクシミリデータを所定規則で数値化して、いわゆるダイジェストを作成する（S 95) 。このダイジェストは、受信の際に内容の改楚などがあるかどうかをチュックする際に使用する。このダイジエストを前記プライベート鍵で暗号化する（S 96)。次いで、ファクシミリデ —タを暗号化するかどうかを判断する（S 97) 。

ファクシミリデ一タを喑号化する場合、取り出した秘密鍵でファクシミリデ一タを暗号化する（S 98) 。この暗号化したファクシミリデータを付随するデータとともに電子メールフォーマツト変換部 8で電子メールフォーマツトに変換し、 L A N制御部 7で電子メールフォ一マツトに変換されたファクシミリデ一タを上記秘密鍵に対応する相手先に電子メールで送信する（S 99) 。一方、ファクシミリデ一タを喑号化しない場合、ファクシミリデータを付随するデータとともに電子メールフォ一マツ卜変換部 8で電子メールフォ一マツトに変換し、 L A N制御部 7で電子メールフォーマツトに変換されたファクシミリデータを上記秘密鍵に対応する相手先に電子メールで送信する（S 99) 。

第 19図は暗号化した電子メールを受信する際のフローチヤ一卜である。まず、オペレータが電子メ一ルを送信すると、そのデ一タが L A Nから本装置の L A N 制御部 7に入力される。このとき、電子メールのヘッダ情報（From) から送信者の電子メール宛先を取り出し（S 101) 、前記相手用暗号化鍵テ一ブルから対応する公開鍵暗号方式の公開鍵と秘密鍵暗号方式の秘密鍵を取り出す（S 102) 。次に、電子メールの本文が暗号化されているかどうかを判断する（S 103) 。電子メール本文が暗号化されている場合には、上記秘密鍵で電子メール本文を復号化する（S 104) 。

次いで、電子メール本文を所定規則で数値化してダイジニス卜 Aを作成する（S 105)。さらに、添付のダイジエス卜を公開鍵で復号化してダイジエスト Bを作成する（S 106) 。一方、電子メールが暗号化されていない場合には、そのまま電子メ一ル本文を所定規則で数値化してダイジェスト Aを作成し（S 105) 、添付のダイジエストを公開鍵で復号化してダイジエスト Bを作成する（S 106) 。次いで、ダイジェスト Aとダイジェスト Bとを比較し、両者が一致しているかどうかを判断する（S 107) 。両ダイジェストが一致した場合には、電子メールの本文を電子メールフォーマツト逆変換部 11でファクシミリデータに変換し、変換されたファクシミリデータをファクシミリに出力する（S 108) 。

なお、上記において、第 16図及び第 17図に示すプライベート鍵、秘密鍵、及び公開鍵は、それぞれ特定の電話番号及び電子メール宛先と対応している。また、上記においては、喑号化する前のファクシミリデータと復号化した後の電子メ一ルのデータとの間で内容の同一性をチェックしているが、暗号化した後のデータと復号化する前のデータで内容の同一性をチェックしても良い。

上記構成によれば、セキュリティが問題となるようなネットワーク環境においても、安全性が確認できた原稿だけを出力するという運用が可能である。

上記実施例においては、 1つの L A Nと、 2つの電話回線 L 1 , L 2とが本装置に接続されている場合について説明しているが、本発明はこれに限定されず、電子メール宛先に基づいてデータの送受信が行われるネットヮ一クと電話番号に基づいてデータの送受信が行われるネットワークとの間でデータを変換して指定する相手先に所定のフォーマツ卜でデータを送受信することができれば、 2以上の L A Nや 1または 3以上の電話回線が接続された場合にも適用することができる。以上説明したように、本発明のファクシミリ用電子メール変換装置は、指示によつて內部で電話回線及び L A Nの間を切り替え、必要に応じて変換手段でデ一タをファクシミリデータから電子メールデータ、または電子メールデータからファクシミリデータへ変換し、この変換されたデータを指定した宛先に送信することができる。したがって、既存のファクシミリを使用して特定のインターフェイスを用いることなく、ファクシミリ原稿をファクシミリに送信するのか電子メ一ル宛先に送信するのかを切り替えることができる。産業上の利用可能性

本発明のファクシミリ用電子メール変換装置は、既存のファタシミリ装置を用いて、公衆回線網及びファクシミリと、 L A Nとの間でファクシミリデータ及び電子メールデータの送受信を行う際に好適である。

Claims

請求の範囲

1 . ファクシミリ、公衆回線網、及び L A Nのいずれから送信されたデータであるかを認識する認識手段と、前記データを必要に応じて所定のフォ一マツ卜に変換してファクシミリ、公衆回線網、及び L A Nのいずれかにデータを転送する転送手段とを具備するファクシミリ用電子メール変換装置。

2 . ファクシミリから受信したデ一タを電子メールのフォ一マツ卜に変換する変換手段を有し、変換されたデータを電子メールとして送信する請求項 1に記載の装置。

3 . 公衆回線網から受信したデータを電子メールのフォ一マツ卜に変換する変換手段を有し、変換されたデータを電子メールとして送信する請求項 1に記載の装置。

4 . 電子メールのデータをファクシミリから出力するか公衆回線網から出力するか判断する判断手段と、前記電子メールのデータをファタシミリのフォーマツトに変換する変換手段とを具備し、変換されたデータを前記判断に基づいて出力する請求項 1に記載の装置。

5 . ファクシミリまたは公衆回線網から出力できる最大枚数が内部に記憶されている請求項 1に記載の装置。

6 . 電子メールの原稿枚数を認識し、前記最大枚数と前記原稿枚数とを比較し、前記原稿枚数が前記最大枚数よりも多い場合に、前記電子メールの送信を一時保留してオペレータコ一ル状態とする請求項 5に記載の装置。

7 . 電子メールのデータ原稿枚数を認識し、前記最大枚数と前記原稿枚数とを比較し、前記原稿枚数が前記最大枚数より多い場合に電子メールを転送する請求項 5に記載の装置。

8 . 電話番号に付加されたデータまたは電子メ一ル宛先に付加されたデータを受信し、必要に応じて前記データを所定のフォーマットに変換し、そのデータを指定された電話番号または電子メール宛先に送信するファクシミリ用電子メール変換装置。

9 . 送信先の電話番号に付加されたデータを送信先の電子メール宛先に付加されたデータに変換する請求項 8に記載の装置。

1 0 . 送信先の電子メール宛先に付加されたデータを送信先の電話番号に付加されたデータに変換する請求項 8に記載の装置。

1 1 . 電子メール宛先と電話番号の対応表が内部に記憶されている請求項 8に記載の装置。

1 2 . 複数の電子メール宛先で構成された電子メール宛先帳が内部に記憶されている請求項 8に記載の装置。

1 3 . 電子メールの送信元宛先を認識し、前記電子メール宛先帳の電子メール宛先と前記送信元宛先とを照会する手段を有し、前記送信元宛先が前記電子メ一ル宛先帳に存在する場合に前記電子メールを必要に応じてファクシミリデータに変換してファクシミリまたは公衆回線網に送信する請求項 1 2に記載の装置。

1 4 . 電子メールの送信元宛先を認識し、前記電子メール宛先帳の電子メール宛先と前記送信元宛先とを照会する手段を有し、前記送信元宛先が前記電子メ一ル宛先帳に存在しない場合に前記電子メールを必要に応じてファクシミリデータに変換してファクシミリまたは公衆回線網に送信する請求項 1 3に記載の装置。

1 5 . 前記送信元宛先を前記電子メ一ル宛先帳に追加する請求項 1 4に記載の装置。

1 6 . 電話番号に付加されたデータを特定の電話番号及び電子メール宛先と対応した鍵で暗号化し、このデータを電子メールフォーマツトに変換して電子メ一ル宛先に送信する請求項 8に記載の装置。

1 7 . 電子メールフォーマットのデータを前記鍵で復号化し、このデ一タをファクシミリデータに変換してファクシミリまたは公衆回線網に送信する請求項 1 6に記載の装置。

1 8 . 前記電話番号に付加されたデータと前記電子メールフォーマツトのデ一タとが同一である場合にのみファクシミリまたは公衆回線網に送信する請求項 1 に記載の装置。