WO1991018336A1

WO1991018336A1 - Cnc apparatus for controlling a plurality of machines

Info

Publication number: WO1991018336A1
Application number: PCT/JP1991/000687
Authority: WO
Inventors: Toshiyuki Makino; Tuyoshi Yamaguchi
Original assignee: Hitachi Seiko, Ltd.
Priority date: 1990-05-23
Filing date: 1991-05-23
Publication date: 1991-11-28
Also published as: JPH0432908A; JP2916796B2; DE4191061C2; DE4191061T; US5266878A

Description

明細書複数の機械を制御する C N C装置技術的分野

本発明は、複数の工作機械を制御する C N C装置

(Computerized Numerical Control apporatus) に係り特に、全体を小型化でき、複数の機械を高速に動作させることができると共に、ソフトゥヱァの変更を容易に行うことができ、保守性を大幅に向上することのできる複数の機械を制御する C N C装置に関する。

背景技術

従来の複数の機械を制御する C N C装置は、例えば、特開昭 6 1 一 1 0 5 6 1 6号公報に示されるようにそれぞれの工作機械は C N Cユニットと対になって接続され. 各 C N Cュニットは 1 つの上位装置にそれぞれ接続された構成となっている。したがって、各 C N Cュニットと上位装置（セルコントローラ及びプログラムファイルュニット）との間のデータは、シリアル転送によって、あるいは L A N等によって行われるものである。そして、各 C N Cュニット及び上位装置は、各々に操作入出力機能を備えている。

一般の C N C装置はマイクロコンピュータを使用しており、マイクロコンピュータを動作させる数百キロバイトのソフトウェアが存在する。このソフトゥヱァは工作機械がワークを加工するときの加工データからなるパートプログラムと、実行中のパートプログラムを解釈して工作機械の動作の制御をするシステムプログラムとからなり、通常各 C N Cュニットに内蔵された R O Mに格納されており、容易に変更することができないものとなつている。

このため、従来の複数の工作機械を制御する C N Cュニットにあっては、システムプログラムとノ、'一トプログラムを変更するときに R O Mを交換するようにしていた。また他の例としては、それぞれの上位装置の C P Uおよび C N Cュニットとの接続が疎結合となっており、即ち、上位装置の C P Uと C N Cュニットとの間でシステムプログラムとパートプログラムを変更するために、その転送を行うときは、双方で信号のやり取りや転送プログラ厶の送受信をする必要があり、 C N Cユニットと上位装置とが常に対になって作動しなければならない。したがつて、上位装置の各 C N Cュニットとの間のシステムプログラムとパートプログラムを含むデータの転送速度は比較的低速である。また、複数の工作機械のうちのいずれかがシステムプログラムやパートプログラムに起因した運転不能となったときに、この運転の復帰に要する保守が煩雑となっている。

本発明はシステムプログラムとパートプログラムの変更を容易に、かつ高速に行うことができ、システムプログラムやパートプログラムが実行不能となったとしても、その保守が容易であり、かつ、多くの種類の機械加工に対応できる汎用性に富んだ複数の機械を制御する C N C 装置を提供するものである。

発明の開示

本発明の複数の機械を制御する C N C装置において、 R AMを内蔵したメイン C P Uユニットと、機械を駆動制御する複数の C N Cュニッ卜と、メイン C P Uュニットに接続され機械を制御するシステムプログラム、パートプログラムおよび必要なデータを格納する外部記憶装置と、メイン C P Uユニットに接続され C N Cユニットの状態を表示する C R Tと、メイン C P Uュニッ卜に接続され C N Cュニットとメイン C P Uュニットとの動作指令を入力する入力手段とを備え、メイン C P Uュニットと C N Cュニットとをバスラインにより共有結合し、 R AMをメイン C P Uユニットと C N Cユニットとによつて共有するようにしたものである。

上記 R A Mは、複数の C N Cュニッ卜に対応して分割すると共に各 C N Cュニットに相当する記憶エリアを複数のエリァに分割して構成したものである。

また、上記入力手段は、複数の C N Cュニットを同時に駆動制御する指合信号を入力できるようにしたものである

さらに、上記入力手段は、種類の異なる機械を制御する複数の C N Cュニットを同時に制御する指合信号を時系列的に入力できるようにすることもできる。そして、上記外部記憶装置から R AMに C N Cュニット用のシステムプログラムをシステム立上り後ダウン口ードし、 C N Cユニットの制御を変更できるようにしたものである。

しかも、上記 R A Mは、上記複数の機械における加工条件、設定条件をパートプログラムの一部として任意に格納可能に構成してある。

このようにして、メイン C P Uユニットと C N Cュニットのシステムを立ち上げる。この C N Cュニットのシステム立上げ時に機械を制御するシステムプログラムが外部記憶装置から R AMを経由して C N Cュニットの C P Uにダウンロードされる。メイン C P Uユニットと C N Cュニットが立ち上がると、入力手段によって任意の C N Cュニットを選択する。特定の C N Cュニットが選択されると、メイン C P Uユニットのメイン C P Uが動作し、外部記憶装置から機械の加工を制御するパートプログラムがメイン C P Uュニットの R A Mに格納され o

C N Cユニットの C P Uが作動し、 C N Cユニットはバスラインを介して R A Mに格納されているパートプログラムを読み込み、システムプログラムにより機械を制御し、そしてパートプログラムによって機械によるヮ一クの加工をする。

また、入力手段から複数の C N Cュニットを同時に制御するシステムプログラムを入力した場合には、それぞれの C N Cュニッ卜によって複数の機械を同時に駆動制御する。

さらには、種類の異なる機械を制御するためにパートプログラムを時系列的に入力手段から入力した場合に、複数の C N Cュニッ卜が同時に動作し、異なった機械がそれぞれ同時に駆動する。

また、動作している機械の現在の加工条件、設定条件を次回に使用するため保存しょうとする場合には、 R A Mに格納することができる。

本発明に使用するソフトウエアは機械がワークを加工するときの加工データを備えるパートプログラムと、実行中のパ一トプログラムを解釈して機械の動作の制御を行うシステムプログラムとからなるものである。少なくともそれぞれ C N Cュニットに対応しているシステムプログラムは C N C装置全体の電源が投入されているときに、外部記録装置から R A Mを経由してそれぞれの C N Cユニットにダウンロードされる。この時、システムプログラム、それぞれの C N Cュニットに格納されている。パートプログラムが有する加工条件や設定条件等を変更することができる。したがって、例えば、システムプログラムまたはパ一トプログラムの誤動作に起因する機械の運転不能やある機械から他の機械へ同じワークの加工作業を移す場合、またある機械の加工作業を他の加工作業に変更する場合に、そのためのシステムプログラムを外部記憶装置から、対応する C N Cユニットにダゥン口一ドし、そのシステムプログラムによってパートプログラムを変更する。システムプログラムは対応する機械の動作を制御し、パートプログラムは対応する新たなワークの加工デ一夕に基づいて加工をすることができる。

このように、多数の機械が同時に一種類のワークを加ェすることができる。多数の機械が異なった種類のヮ一クを同時に加工することができる。多数の機械のうちの特定の機械だけを運転することもできる。

それぞれの C N Cュニットは最小限度の周辺装置を備えておればよく、外部記憶装置、入力装置、表示装置などは互いに共有することができるので、全体の C N C装置が簡略化されている。

メイン C F Uユニットに R A Mを持せたので、システムプログラムやパートプログラムの変更によるデータの流れは、 R A Mからバスを介してそれぞれの C N Cュニットに対する一方向となるので、変更が高速に実行することができる。

なお、今まで述べてきたワークを加工する機械は、ェ作機械、組立ラインに配されている機械、建設機械などを含む。

このように本発明の複数の機械を制御する C N C装置は多くのワークの加工仕様に対応できる汎用性に富んだものとなっている。

図面の簡単な説明第 1 図は本発明に係る複数の機械を制御する C N C装置の実施例を示す構成図、第 2図は操作盤の正面図、第 3図は R AMの内容を示す図、第 4 図はメイン C P Uの動作を示すフローチャート、第 5図は C N Cユニット用 C F Uの動作を示すフローチャート、第 6 図および第 7 図は、システムプログラムが C N Cュニットにダウン口ードされるときの動作を示すフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

第 1 図には、本発明に係る複数の機械を制御する C N C装置 l aが示されている。

図において、 1 は、メイン C P Uユニットで、 C N C ユニット 1 2 a -- 1 2 nにバスライン 1 1 を介して接続されている。

2 は、操作盤で、第 2図に示す如く C N C選択釦 2 1 a , 2 1 b -- 2 1 n、サイクルスタート釦 2 2が配置されている。

3 は、 C R Tで、 C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 nの状態、加工条件、設定条件、パートプログラム等を表示す

•3 o

4 は、キーボードで、マニュアル ' データ ' インプット（MD I ) 指令等を入力する。

5 は、ハードディスクで、システムプログラムやパートプログラム、加工条件等を格納する。

6 は、フロッピ一ディスクで、パートプログラムを格納する。 7 は、紙テープで、パートプログラムを示すパンチ穴が明けられている。

8 は、インターフェースで、上位装置（例えば、パーソナルコンピュータ、ホストコンピュータ等）との通信を行うもので、具体的には E I Aに定められた規格 R S — 2 3 2 Cのものである。

このノヽードディスク 5、フロッピーディスク 6、紙テ一プリ一ダ 7、インターフェース 8 に接続される上位装置によって、外部記憶装置を構成している。

また、操作盤 2 と、 C R T 3 と、キーボード 4 とによつて、 C N Cユニットとメイン C P Uユニットとの動作指令を入力する入力手段を構成している。

9 は、メイン C F Uで、操作盤 2、 C R T 3、キーボード 4、ハードディスク 5、フロッピーディスク 6、紙テープリーダ 7、イン夕一フェース 8 の入出力手段を制御する。

1 0 は、 R AMで、メイン C P U 9からの措令ゃデ一夕を記憶したり、バスライン 1 1 を介して接続される C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 ηの C N Cユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 nからの指合ゃデ一夕を記憶したりするものである。 R AM I 0 については後で詳しく説明する。

ノスライン 1 1 はマルチプロセッサ構成を許容でき、各 C N Cユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 nが同時にバスを使用できない。例えば、インテル社のマルチバス ( I E E E— 7 9 6 ) のもののようになつている。

メイン C P U 9 と R A M I 0 は、メイン C P Uュニット 1 に実装されている。

C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 ηは、 C N Cユニット用 C P U 1 3 a ···- 1 3 nを実装したもので、ノくスライン 1 1 によってメイン C P Uュニット 1 と密結合されている。 C N Cユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 nは、 C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 nを制御する。

1 4 a …- 1 4 η は、 C N Cユニット 1 2 a -… 1 2 nの指合に基づいて、それぞれに対応する工作機械 1 5 a -… 1 5 ηのモータを駆動するドライブユニットで、このェ作機械 1 5 a -- 1 5 nは、ワークを加工するものである。

前記 R AM I 0 の内部構成は、第 3 図に示す如く、 C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 ηのそれぞれに対応する - C N Cユニットエリア 3 0 a -- 3 0 n に分割されてレ、る。し力、も、 C N Cユニット 1 2 a -■·· 1 2 nの C N Cュニットエリア 3 0 a， 3 0 b --- 3 0 nの記憶エリアは、第 3 図に全ての参照符号を付してはいないが、参照符号を連続する符号に基づいて表わすと、それぞれ操作入力エリァ 3 1 a —- 3 I n、表示出力エリア 3 2 a -- 3 2 n、ノ、。 — トプログラム入出力エリア 3 3 a -- 3 3 n、加工条件エリア 3 4 a -- 3 4 η、設定条件エリア 3 5 a -- 3 5 n、 C N Cユニット 1 2 a --- 1 2 nのシステムプログラムをダウンロードするためのダウンロードエリア 3 6 a -- 3 6 nによって構成されている。操作入力エリア 3 1 a …- 3 1 n は、操作盤 2 から入力されるオペレータからの指令を格する記憶エリアである。この操作入力エリア 3 1 a -- 3 1 n は、 C N Cュニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n力、らもアクセスすること力できるようになっている。

表示出力エリア 3 2 a -- 3 2 η は、ハードディスク 5 、フロッピーディスク 6 、紙テープリーダ 7、インターフヱース 8 から入力されてくるパートプログラムを C R T 3 に表示するために格納する記憶エリアである。さらにまた、この表示出力エリア 3 2 a -3 2 n は、工作機械 1 5 a -- 1 5 nの作動状態、すなわち C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n のある時点の状態を C N Cュニット用

C P U 1 3 a -- 1 3 n によって格納する記憶エリアである

ノ、。— トプログラム入出力エリア 3 3 a ---- 3 3 n は、メイン C P U 9 の設定した C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n (例えば、 1 2 a ) の選定指令信号に基づいて C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n の C N Cュニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n (例えば、 1 3 a ) から発せられるパートプログラムサーチ指令を格納する記憶エリアである。また、このパートプログラム入出力エリア 3 3 a -- 3 3 n は、現在加工中の工作機械のパートプログラムを保存する場合に格納する記憶エリアでもある。

加工条件エリア 3 4 a -- 3 4 η は、現在加工中の工作機械の加工条件（例えば、送りテーブルの送り速度、放電加工機における放電加工電圧等）を次回の同一ワークの加工の際に使用するため保存する場合に、その加工条件データを格納する記憶ェリァである。

設定条件エリア 3 5 a …- 3 5 n は、現在加工中の工作機械の設定条件（例えば、ラベルスキップ等）を次回の同一ワークの加工の際に使用するため保存する場合に、その設定条件データを格納する記憶ェリァである。

ダウンロードエリア 3 6 a --- 3 6 n は、内部にシステムプログラムを持たない C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n (例えば、 1 2 a ) を立ち上げる際に、外部の記憶装置 (具体的には、ハードディスク 5 ) から読み込んだシステムプログラムを一時的に記憶する記憶ェリァである。

したがって、各 C N Cュニット 1 2 a …- 1 2 nの各記憶エリアは、操作入力エリア 3 1 a -… 3 1 n、表示出力エリア 3 2 a -- 3 2 n、ノ、。一トプログラム入力エリア 3 3 a -- 3 3 η、加工条件エリア 3 4 a -- 3 4 n、設定条件エリア 3 5 a …- 3 5 η . ダウンロードエリア 3 6 a -- 3 6 n の各エリアに分割されている。

システムプログラムがそれぞれの C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n にダウンロードされるときは、ダウンロードエリア 3 6 a -- 3 6 n に一時的に記憶され、そして

C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 n のそれぞれの C N Cュニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n に転送される。パートプログラムがそれぞれの C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n に転送されるときはパートプログラム入出力エリア 3 3 a -- 3 3 nに格納されシステムプログラムがダウンロードされた後にそれぞれの C N Cュニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 nに転送される。

次に本実施例の動作を第 4 図及び第 5 図のフ口一チヤ — トを用いて説明する。

まず、メイン C P Uユニット 1 と、このメイン C P U ユニット 1 にバランス 1 1 を介して接続される C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 nに電源を投入してシステムを立ち上げる。

このようにして第 4図に示されるフローチャートに沿つてメイン C P U 9の動作がスタートする。なお、第 4 図および第 5図はパートプログラムが有する加工データの変更を行うためのフローチャートである。まず、ステップ 1 0 0 において、オペレー夕が操作盤 2の C N C選択釦 2 1 a -- 2 I nを操作して、 C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 nの内のいずれかの制御を行うか否かを判定する。ステップ 1 0 0 においては、いずれかの C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 nが選択されるまで判定を繰り返す。オペレ一夕が操作盤 2の C N C選択釦 2 1 a…- 2 I n (例えば、 C N Cユニット 1 2 a ) を選択すると、いずれかの C N Cュニット 1 2 aを選択したことになり、ステップ 1 1 0 に移る。ステップ 1 1 0 において、メイン C P U 9 は、 C N Cュニット 1 2 a選択指令データを R AM I 0 の操作入力エリア 3 1 a に格納する。 C N Cュニット 1 2 a選択措令データを R AM I 0の操作入力エリア 3 1 a に格納すると、メイン C P U 9 はステップ 1 2 0 において、 C N Cユニット用 C P U 1 3 aから R AM I 0 のパ一トプログラム入出力エリア 3 3 a に、工作機械 1 5 aを駆動するパートプログラムサーチ指合が格納されたか否かを判定する。

一方、ステップ 1 1 0 において C N Cユニット 1 2 a の選択指令データが操作入力エリア 3 1 a に格納されると、操作入力エリア 3 1 a を所定時間毎に監視していた C N Cユニット 1 2 aの C N Cユニット用 C P U 1 3 a が第 5図に示すフローチャートに基づいてスタートする。すなわち、第 5図に示すようにステップ 2 0 0 において、 R AM I 0 の操作入力エリア 3 1 a に格納された C N C ュニット 1 2 a選択指令データを読み込み、自己の

C N Cュニット 1 2 aが選択されたと判定すると、ステップ 2 1 0 において、 C N Cユニット用 C P U 1 3 a力、ら R AM I 0 のパートプログラム入出力エリア 3 3 a に工作機械 1 5 aを駆動するパートプログラムサーチ指令を格納する。

このパートプログラムサーチ指令が格納されると、第 4 図に戻り、メイン C P U 9 は、ステップ 1 2 0 においてパ一トプログラムサーチ指令の存在を確認し、ステツプ 1 3 0 に移る。ステップ 1 3 0 においては、パートプログラムサーチ措令に基づいて、メイン C P U 9 は、外部記憶装置（ハードディスク 5、フロッピーディスク 6、紙テープリーダ 7、インタ一フェース 8 ) からパートプログラムを読み出し R A M I 0 のパートプログラム入出力エリア 3 3 a に格納する。このパートプログラム入出力エリア 3 3 aへの書き込みをした後、ステップ 1 4 0 において、表示出力エリア 3 2 a に格納されたパートプログラムの内容を C R T 3 に表示する。

次に、ステップ 1 5 0 において、操作盤 2 のサイクルスタート釦 2 2 が投入されたか否かを判定する。このサイクルス夕一ト釦 2 2 は、オペレータが投入する C N C ュニット 1 2 aへのパートプログラム読み込み開始スィツチである。このステップ 1 5 0 においてサイクルス夕ート釦 2 2 が投入されたと判定すると、ステップ 1 6 0 において、 R A M I 0 の操作入力エリア 3 1 a にサイクルス夕一ト指令を格納する。

メイン C P U 9 によってサイクルスタート指令が操作入力エリア 3 l a に格納されると、第 5 図に移り、

C N Cュニット用 C P U 1 3 a は、ステップ 2 2 0 において、サイクルスタート指令の格納の有無を判定する。このステップ 2 2 0 において R A M 1 0 のパートプログラム入出力エリア 3 3 a にパートプログラムが書き込まれたと判定すると、ステップ 2 3 0 において、パートプログラムを R A M I 0 の表示出力エリア 3 2 a に格納すその後、ステップ 2 4 0 において、サイクルス夕一ト釦 2 2 からサイクルスタート指令が入力されたか否かを判定する。このステップ 2 4 0 においてサイクルスター卜指令を確認すると、ステップ 2 5 0 において、サイクルスタート釦 2 2 力、ら入力されてレ、るサイクルスタート指令によって C N Cュニット用 C P U 1 3 a は、ノ、。— トプログラムを読み出す。そして、ステップ 2 6 0 において、パートプログラムにしたがってモー夕を駆動するドライブュニット 1 4 a を駆動し、工作機械 1 5 a を作動させてワークを加工する。

そして、ステップ 2 7 0 において、ワーク加工作業が終了したか否かを判定し、ワーク加工作業が終了したと判定すると、ステップ 2 8 0 において、ワーク加工作業終了指令を R A M I 0 の操作入力エリア 3 1 a に格納する。第 5 図に示されるフローチャートに沿った C N Cュニット用 C P U 1 3 a の動作を終了する。

ワーク加工作業終了指令の格納によって、第 4 図に戻り、メイン C P U 9 は、ステップ 1 7 0 においてワーク加工作業終了指令の存在を確認し、ステップ 1 8 0 において、 R A M I 0 の操作入力エリア 3 1 a に格納されている C N Cュニッ卜 1 2 a選択指令データをクリアして第 4 図に示されるフローチャートに沿ったメイン C P U 9 の動作を終了する。

本フローチャートでは、説明の便宜上 C N Cユニット 1 2 a の制御のフローチャートを示したが、メイン C P U 9 のソフトウエアはそれぞれの C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n に対応したマルチタスク構成を取り、

C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 nのうちのどれからでもスタートできるというようにっている。

また、 C R T 3 の表示も選択されている C N Cュニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n の状態を刻々表示できるように構成されている。

また、 C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 n に接続されるェ作機械 1 5 a -- 1 5 nが全て同一の機械、例えば穴明け機である場合、 C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 n の C N C ユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 ηを同時に選択することによって、 C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 n のそれぞれに対応する C N Cユニットエリア 3 0 a -- 3 0 n に対して全て同じ動作をさせることができる。

C N Cユニット 1 2 a -- 1 2 n に接続される工作機械 1 5 a -- 1 5 nが異なる機械、例えば型彫り放電加工機とワイヤカツト放電加工機であっても同様に行うことができる。その場合の読み出すパートプログラムは、各々の工作機械用でなければならない。

さらに、システムプログラムをダウンロードする場合は、電源投入時にダウンロードエリア 3 6 a -- 3 6 n を用いて行われる。この場合ダウンロードするシステムプ π グラムの選択はメイン C P U 9 または C N Cユニット 1 2 a --1 2 n のいずれかによつて行うことができる。システムプログラムの変更を第 6 図および第 7 図に示すフローチャートに基づいて説明する。第 6 図に示すフローチャートはメイン C P U 1 の動作を表わし、第 7 図に示すフローチャートは C N Cユニット用 C P U 1 3 a -… 1 3 n のうちのいずれかの動作を表わす。第 6 図および第 7 図に示す両方のフローチヤ一トは基本的に第 4 図と第 5 図に示すフローチヤ一トのように動作するものでめる。

ステップ 3 0 0 において、メイン C P Uユニット 1 が入力手段からシステムプログラムの変更要求が出されているか否かを判定する。変更要求が出されているとステップ 3 1 0 において、変更されたシステムプログラムの読込み要求をする。

ステップ 3 0 0 において、変更要求が出されると、

C N Cユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n のいずれかの第 7 図のフローチャートに示す動作が開始する。すなわち、ステップ 4 0 0 において、システムプログラムの読込み要求が出され、ステップ 4 1 0 において読込み要求がセットされる。第 6 図に戻り、ステップ 3 2 0 では、読込み要求がセッ卜されたか否か判定し、読込み要求がセットされたならば、ステップ 3 3 0 においてシステムプログラムが外部記憶装置から読み出される。ステップ 3 4 0 ではシステムプログラムが R A M 1 0 のダウン口一ドエリア 3 6 a…- 3 6 n のいずれかにダウン口一ドされる。そして、ステップ 3 5 0 では読込み終了のフラグをセットする。読込み終了のフラグがセットされると、第 7 図のステップ 4 2 0 では読込み終了フラグがオンか否か判定され、オンであるとステップ 4 3 0 において読込み要求がリセットされる。そして、第 6 図のステップ 3 6 0 では読込み要求がすでにリセットされているので、ステップ 3 7 0 では読込み終了フラグをリセットし、ステツプ 3 8 0 でシステムプログラムの読込みが終了したか否か判定され、終了ならば、システムプログラムの読込みとなる。

一方、第 7 図のステップ 4 4 0 では、 R A M I 0 のダゥンロードエリア 3 6 a -- 3 6 n にあるシステムプログラムを C N Cュニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n に読込む。ステップ 4 5 0 では C N Cユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 nへの読込みが終了したか否か判定される。読込みが終了したならば、 C N Cユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n に読み込んだシステムプログラムが実行され、既に C N Cユニット用 C P U 1 3 a -… 1 3 n にあるパートプログラムを変更、すなわち、加工条件や設定条件の加工データを変更する。そして工作機械 1 5 a …- 1 5 nが変更されたシステムプログラムに基づいて運転され、変更されたノ、'一トプログラムの加工デ一夕に基づいてワークの加工を行う。

なお、システムプログラムの機能は、パートプログラムの加工データ、すなわち、加工条件、設定条件を制御すること、工作機械 1 5 a -- 1 5 n の運転制御を行うこと、加工中の状態を表示することなどがある。パートプログラムはワークを加工するときの、例えば、 X， Y , および Z方向の移動データ、加熱や冷却を行うための温度データなどがある。なお、実施例には示されていないが、必要が有れば機械毎に操作盤等を設けることもでき、メイン C P U 9 によって制御せずに、 C N Cュニット 1 2 a -- 1 2 n に接続しても良い。

R A M I 0 に各 C N Cュニッ卜エリア 3 0 a --- 3 0 η の加工条件エリア 3 4 a ·-·· 3 4 η、設定条件エリア 3 5 a -- 3 5 n を置くことにより.、この加工条件エリア 3 4. a -- 3 4 η、設定条件エリア 3 5 a -… 3 5 nの内容をメイン C P U 9 によって別の C N Cュニットエリア 3 0 a …- 3 0 n の同エリアに移動したり、外部記憶装置に格納したり、また、既に格納してある加工条件エリア 3 4 a -… 3 4 n、設定条件エリア 3 5 a -- 3 5 n の内容を読み出して、任意の C N Cュニットエリア 3 0 a -- 3 0 n の上記エリアに設定することもできる。

なお、本実施例におけるバスライン 1 1 には、各

C N Cユニット用 C P U 1 3 a -- 1 3 n の内部のメモリ間で直接データの転送を行うようにしたインテル社のマルチバスを用いることもできる。

産業上の利用可能性

本発明は、機械部品や電気部品を加工するために工程に応じて配された多数の工作機械を運転するときに使用される。それぞれの工作機械の運転は任意に変更できるソフトウエアプログラムにより多数の工作機械で異なつた仕様の部品を加工するときに適しており、部品点数め多い自動車産業、重機械産業、電気機械産業等の生産性向上に役立つものである。

Claims

請求の範囲

1. R AMを内蔵したメイン C P Uュニットと、機械を駆動制御する複数の C N Cュニッ卜と、前記メイン C P Uユニットに接続され機械を制御するシステムプログラム、パートプログラム、および必要データを格納する外部記憶装置と、前記メイン C P Uュニットに接続され C N Cュニットの状態を表示する C R Tと、前記メイン C P Uュニッ卜に接続され C N Cュニッ卜とメイン C P Uユニットとの動作指令を入力する入力手段とを備え、前記メイン C P Uユニットと C N Cユニットとをバスラインにより共有結合し、前記 R AMを前記メイン C P Uュニッ卜と C N Cュニットとによって共有させてなる複数の機械を制御する C N C装置。

2. 上記 R AMは、 C N Cユニットに対応して分割すると共に各 C N Cュニッ卜に対応する記憶エリアを数のェリァに分割してなる請求項 1 に記載の複数の機械を制御する C N C装置。

3. 上記入力手段は、複数の C N Cュニットを同時に制御する指令信号を入力できるものでなる請求項 1 に記載の複数の機械を制御する C N C装置。

4. 上記入力手段は、種類の異なる機械を制御する複数の C N Cュニットを同時に制御する指令信号を時系列的に入力できるものでなる請求項 1 に記載の複数の機械を制御する C N C装置。

5. 上記 R AMには、 C N Cユニット用のシステムプログラムを上記外部記憶装置からダウンロードされ、上記システムプログラムに応じてワークを加工する加工データを有するパートプログラムを変更できるようにしてなる請求項 1 に記載の複数の機械を制御する C N C装 m. o

6. 上記 R AMは、上記複数の C N Cュニットに対応するそれぞれの機械のための加工データからなるパートプログラムを任意に格納してなる請求項 5 に記載の複数の機械を制御する C N C装置。

7. 上記システムプログラムは、上記外部記憶装置から上記 C N Cュニット用 C P Uにダウンロードされ、上記システムプログラムによって上記 C N Cュニット用 C P Uに格納されているパートプログラムの加工データを書き換えるものである請求項 5 に記載の複数の機械を制御する C N C装置。